2022/08/15(月) - 15:22
10月2日(日)に初開催を予定しているグランフォンドイベント「木曽おんたけグランフォンド」。長野県の木曽御岳山を望む絶景コースを舞台としたロングライドイベントのテストライドツアーの様子をレポートをお届けしよう。
今秋、初開催に向けて準備が進む「木曽おんたけグランフォンド」。長野県王滝村の日野百草本舗王滝店をスタートし、木曽福島の宿場町を抜け、地蔵峠、開田高原、九蔵峠を回り、岐阜県飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑で折り返し、再び日野百草本舗王滝支店に戻ってくるロングライドイベントだ。距離約100km、獲得標高2300mを越える比較的難易度が高いルート設定となっている。
このルートは、プロデューサーの鈴木雷太氏が東京五輪MTBの代表監督を務めた際に、事前合宿を行った場所だ。高所トレーニングの場として、夏場の暑い時期でも涼しく、さらに自動車の交通量や信号機も少ないこのルートは五輪選手の練習には最適であった。さらに御嶽山や乗鞍岳の眺望も素晴らしいことから、鈴木雷太氏が「木曽でグランフォンドイベントを開催したい!」という思いを強くした。
人気ロングライドイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド」のプロデューサーでもある鈴木雷太氏が太鼓判を押すルートだけに「木曽おんたけグランフォンド」も魅力に満ちたコースとなることは間違いなさそうだ。
今回のテストライドイベントに集まったのは、長野県在住の14名のサイクリストたち。獲得標高2,300m超えというハードなコースプロフィールから、参加者の走力にあわせロードバイク、E-ロードバイク、E-MTBでの走行となった。
参加者は日野百草本舗をスタートし、14kmほど進むと宿場町の木曽福島に。ここではルートを少し外れ江戸時代の風情を残す宿場町を走行。木曽の中山道の歴史を感じることができた。
木曽福島宿を過ぎ、次はきつい地蔵峠だ。中央アルプスも見え隠れする坂道をようやく抜けると、地蔵峠のお地蔵さんが目の前に。そそこから少し下ると御嶽山が見える展望スポットで参加者は各自スマホで記念撮影。
地蔵峠を下ると開田高原の開けた雰囲気とJapan Alps Cycling Roadで整備された自転車走行帯の矢羽根がある気持ちのよいルートに。開田高原の「彩菜館」に併設しているレストラン「あいばし亭」でお昼休憩をとり、店主自慢の手打ち蕎麦を堪能。
参加者は蕎麦をペロリと食べ、中にはミニいわな丼を追加する人も。彩菜館はスペースも広く、本番でもエイドステーションを予定しているとのこと。
昼休憩を終え、少し走ると九蔵峠で御嶽山が参加者を迎えてくれる。今回は頂上付近に少し雲がかかっていたが、それでもすそ野がどっしりとした堂々たる御嶽山を望むことができた。
その後、アップダウンを繰り返し、岐阜県日和田からは「飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑」を目指す。ここからは約10kmの登りだ。
飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑の前では、九蔵峠から見た御嶽山とは別角度の御嶽山を望むことができた。そして同時に乗鞍ヒルクライムで有名な乗鞍岳も見え、まさにグランフォンドイベントならではの絶景を堪能することができる。
今回は昼を過ぎていて御嶽山も乗鞍岳も雲がかかっていたが、雲がなければ息をのむ絶景だろう。飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑からは折り返して同じ道を下る。白樺の林が高原の気持ちよさを伝えてくれる。
長野県道20号線を三岳王滝方面に下り、途中「ホテル木曽温泉黄金の湯」にて休憩。ここはグランピング設備などが整い、なんと流行りのテントサウナまで完備している。木曽おんたけグランフォンドの前泊・後泊はここでという参加者も多いだろう。
休憩後は、アップダウンを繰り返し日野百草本舗王滝店にフィニッシュ。御嶽山を望む走りごたえのあるルートで参加者も大満足のようだった。「木曽おんたけグランフォンド」は2022年10月2日の開催で、標高の高いところは寒さもあるとは思うが、御嶽山の絶景を堪能できる素晴らしい大会になるだろう。
実際のイベントに関しては、アルプスあづみのセンチュリーライドを運営するスタッフが行うため、ノウハウもあり安心だろう。現在は、木曽町商工会、木曽おんたけ観光局などと協力をしながらイベント開催に向け準備を進めている。参加募集は8月16日(火)~9月20日(火)まで。申込みはmoshicomより。オフィシャルページもオープンしているので、チェックしてみては。
text&photo:木曽おんたけグランフォンド
今秋、初開催に向けて準備が進む「木曽おんたけグランフォンド」。長野県王滝村の日野百草本舗王滝店をスタートし、木曽福島の宿場町を抜け、地蔵峠、開田高原、九蔵峠を回り、岐阜県飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑で折り返し、再び日野百草本舗王滝支店に戻ってくるロングライドイベントだ。距離約100km、獲得標高2300mを越える比較的難易度が高いルート設定となっている。
このルートは、プロデューサーの鈴木雷太氏が東京五輪MTBの代表監督を務めた際に、事前合宿を行った場所だ。高所トレーニングの場として、夏場の暑い時期でも涼しく、さらに自動車の交通量や信号機も少ないこのルートは五輪選手の練習には最適であった。さらに御嶽山や乗鞍岳の眺望も素晴らしいことから、鈴木雷太氏が「木曽でグランフォンドイベントを開催したい!」という思いを強くした。
人気ロングライドイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド」のプロデューサーでもある鈴木雷太氏が太鼓判を押すルートだけに「木曽おんたけグランフォンド」も魅力に満ちたコースとなることは間違いなさそうだ。
今回のテストライドイベントに集まったのは、長野県在住の14名のサイクリストたち。獲得標高2,300m超えというハードなコースプロフィールから、参加者の走力にあわせロードバイク、E-ロードバイク、E-MTBでの走行となった。
参加者は日野百草本舗をスタートし、14kmほど進むと宿場町の木曽福島に。ここではルートを少し外れ江戸時代の風情を残す宿場町を走行。木曽の中山道の歴史を感じることができた。
木曽福島宿を過ぎ、次はきつい地蔵峠だ。中央アルプスも見え隠れする坂道をようやく抜けると、地蔵峠のお地蔵さんが目の前に。そそこから少し下ると御嶽山が見える展望スポットで参加者は各自スマホで記念撮影。
地蔵峠を下ると開田高原の開けた雰囲気とJapan Alps Cycling Roadで整備された自転車走行帯の矢羽根がある気持ちのよいルートに。開田高原の「彩菜館」に併設しているレストラン「あいばし亭」でお昼休憩をとり、店主自慢の手打ち蕎麦を堪能。
参加者は蕎麦をペロリと食べ、中にはミニいわな丼を追加する人も。彩菜館はスペースも広く、本番でもエイドステーションを予定しているとのこと。
昼休憩を終え、少し走ると九蔵峠で御嶽山が参加者を迎えてくれる。今回は頂上付近に少し雲がかかっていたが、それでもすそ野がどっしりとした堂々たる御嶽山を望むことができた。
その後、アップダウンを繰り返し、岐阜県日和田からは「飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑」を目指す。ここからは約10kmの登りだ。
飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑の前では、九蔵峠から見た御嶽山とは別角度の御嶽山を望むことができた。そして同時に乗鞍ヒルクライムで有名な乗鞍岳も見え、まさにグランフォンドイベントならではの絶景を堪能することができる。
今回は昼を過ぎていて御嶽山も乗鞍岳も雲がかかっていたが、雲がなければ息をのむ絶景だろう。飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑からは折り返して同じ道を下る。白樺の林が高原の気持ちよさを伝えてくれる。
長野県道20号線を三岳王滝方面に下り、途中「ホテル木曽温泉黄金の湯」にて休憩。ここはグランピング設備などが整い、なんと流行りのテントサウナまで完備している。木曽おんたけグランフォンドの前泊・後泊はここでという参加者も多いだろう。
休憩後は、アップダウンを繰り返し日野百草本舗王滝店にフィニッシュ。御嶽山を望む走りごたえのあるルートで参加者も大満足のようだった。「木曽おんたけグランフォンド」は2022年10月2日の開催で、標高の高いところは寒さもあるとは思うが、御嶽山の絶景を堪能できる素晴らしい大会になるだろう。
実際のイベントに関しては、アルプスあづみのセンチュリーライドを運営するスタッフが行うため、ノウハウもあり安心だろう。現在は、木曽町商工会、木曽おんたけ観光局などと協力をしながらイベント開催に向け準備を進めている。参加募集は8月16日(火)~9月20日(火)まで。申込みはmoshicomより。オフィシャルページもオープンしているので、チェックしてみては。
text&photo:木曽おんたけグランフォンド
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