2009/03/26(木) - 06:57
2009年3月25日、セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ(UCI2.1)第2ステージが行なわれ、終盤の山岳で形成された9名の先頭グループから、ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)がアタック。最後はクネゴがスプリントでホセ・セルパ(コロンビア、ディキジョヴァンニ)を下し、ステージ優勝を飾った。
前半はほぼフラットだが、ファエンツァのゴールの26km手前に標高429mのモンテ・トレッビオが設定された第2ステージ。レースは35km地点からアレッシオ・シニェゴ(アドリアモビル)とルーカ・フィオレッティ(チェントリ・デッラ・カルツァトゥーラ)のイタリア人2名が逃げを試み、最大5分38秒のリードを得た。
メイン集団はリーダージャージ(ガット)擁するISDがコントロールし、折り返しを過ぎるとタイム差は縮小。ゴールまで57kmを残して先頭2名は吸収され、この日最大の勝負どころモンテ・トレッビオに突入した。
すでに60名ほどに縮小していたメイン集団は、上りのペースアップにより9名に。この中には昨年の総合優勝者カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)やジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)、クネゴらが入り、9名のまま頂上を通過した。
ラスト20km、下り区間でこの9名の先頭グループから飛び出したのは、昨年のジャパンカップ覇者のクネゴと、ツール・ド・ランカウイで最難関ゲンティンを制し、総合優勝に輝いたセルパ。この日本人にとってお馴染みの2人は、後続を引き離してゴールに向かい、最後はクネゴがスプリントで悠々とステージ優勝を掴み取った。
エヴァンスを含む後続グループは20秒遅れでゴールし、総合リーダージャージは15分近く遅れたオスカル・ガット(イタリア、ISD)からステージ3位のヴィスコンティの手に。ISDは辛うじてリーダージャージを守った。ガゼッタ紙の中でヴィスコンティは「クネゴらがアタックしたときはもう脚が残っていなかった。ステージ優勝を狙っていただけに、リーダージャージの獲得が唯一の救いだ」と語る。
この勝利はクネゴにとって今シーズン初勝利。つまりジャパンカップ以来の勝利だ。ガゼッタ紙の中でクネゴは「チームメイトが上りで完全にレースをコントロールしてくれたから、ステージ優勝を狙って走った。バッランの病気やサンレモ前夜のロレンツェットの体調不良など、悪いニュースが続いていたチームにとって、この勝利はとても有益だと思う。ライバルたちを打ち負かしたことは、これまでのトレーニングが正しかったということ」と語っている。クネゴは総合成績でトップと9秒差の2位につけている。アルデンヌのクラシック、そしてジロ・デ・イタリアに向けて好調さを見せつけた。
選手コメントはガゼッタ紙より。
セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ2009第2ステージ結果
1位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)4h00'01"
2位 ホセ・セルパ(コロンビア、ディキジョヴァンニ)+02"
3位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)+20"
4位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)
5位 ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、アミーカチップス)
6位 シルヴェスタ・シュミット(ポーランド、リクイガス)
7位 マッシモ・ジュンティ(イタリア、ミケ)
8位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ)
9位 マウリシオ・ソレール(コロンビア、バルロワールド)
10位 カルロ・スコニャミッリオ(イタリア、バルロワールド)+32"
個人総合成績
1位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)6h15'34"
2位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)+09"
3位 ホセ・セルパ(コロンビア、ディキジョヴァンニ)+14"
4位 マッシモ・ジュンティ(イタリア、ミケ)+21"
5位 ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、アミーカチップス)+23"
6位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)+33"
7位 パスクアーレ・ムート(イタリア、ミケ)
8位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)+35"
9位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ)+37"
10位 カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、チームコロンビア)+38"
前半はほぼフラットだが、ファエンツァのゴールの26km手前に標高429mのモンテ・トレッビオが設定された第2ステージ。レースは35km地点からアレッシオ・シニェゴ(アドリアモビル)とルーカ・フィオレッティ(チェントリ・デッラ・カルツァトゥーラ)のイタリア人2名が逃げを試み、最大5分38秒のリードを得た。
メイン集団はリーダージャージ(ガット)擁するISDがコントロールし、折り返しを過ぎるとタイム差は縮小。ゴールまで57kmを残して先頭2名は吸収され、この日最大の勝負どころモンテ・トレッビオに突入した。
すでに60名ほどに縮小していたメイン集団は、上りのペースアップにより9名に。この中には昨年の総合優勝者カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)やジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)、クネゴらが入り、9名のまま頂上を通過した。
ラスト20km、下り区間でこの9名の先頭グループから飛び出したのは、昨年のジャパンカップ覇者のクネゴと、ツール・ド・ランカウイで最難関ゲンティンを制し、総合優勝に輝いたセルパ。この日本人にとってお馴染みの2人は、後続を引き離してゴールに向かい、最後はクネゴがスプリントで悠々とステージ優勝を掴み取った。
エヴァンスを含む後続グループは20秒遅れでゴールし、総合リーダージャージは15分近く遅れたオスカル・ガット(イタリア、ISD)からステージ3位のヴィスコンティの手に。ISDは辛うじてリーダージャージを守った。ガゼッタ紙の中でヴィスコンティは「クネゴらがアタックしたときはもう脚が残っていなかった。ステージ優勝を狙っていただけに、リーダージャージの獲得が唯一の救いだ」と語る。
この勝利はクネゴにとって今シーズン初勝利。つまりジャパンカップ以来の勝利だ。ガゼッタ紙の中でクネゴは「チームメイトが上りで完全にレースをコントロールしてくれたから、ステージ優勝を狙って走った。バッランの病気やサンレモ前夜のロレンツェットの体調不良など、悪いニュースが続いていたチームにとって、この勝利はとても有益だと思う。ライバルたちを打ち負かしたことは、これまでのトレーニングが正しかったということ」と語っている。クネゴは総合成績でトップと9秒差の2位につけている。アルデンヌのクラシック、そしてジロ・デ・イタリアに向けて好調さを見せつけた。
選手コメントはガゼッタ紙より。
セッティマーナ・コッピ・エ・バルタリ2009第2ステージ結果
1位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)4h00'01"
2位 ホセ・セルパ(コロンビア、ディキジョヴァンニ)+02"
3位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)+20"
4位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)
5位 ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、アミーカチップス)
6位 シルヴェスタ・シュミット(ポーランド、リクイガス)
7位 マッシモ・ジュンティ(イタリア、ミケ)
8位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ)
9位 マウリシオ・ソレール(コロンビア、バルロワールド)
10位 カルロ・スコニャミッリオ(イタリア、バルロワールド)+32"
個人総合成績
1位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ISD)6h15'34"
2位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ)+09"
3位 ホセ・セルパ(コロンビア、ディキジョヴァンニ)+14"
4位 マッシモ・ジュンティ(イタリア、ミケ)+21"
5位 ロベルト・キセロフスキー(クロアチア、アミーカチップス)+23"
6位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、サイレンス・ロット)+33"
7位 パスクアーレ・ムート(イタリア、ミケ)
8位 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)+35"
9位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ)+37"
10位 カンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ、チームコロンビア)+38"
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