2022/04/27(水) - 09:36
グランツールシーズンの訪れを告げるツール・ド・ロマンディが開幕。初日の5kmプロローグでイーサン・ヘイターが優勝、昨年覇者ゲラント・トーマスが区間4位とイネオス・グレナディアーズ勢が好発進している。
春のクラシックシーズンに別れを告げ、グランツールシーズンがこのツール・ド・ロマンディをもっていよいよスタートする。第二次世界大戦後すぐの1947年に初開催され、2005年からUCIプロツアー(現UCIワールドツアー)カレンダーに組み込まれている大会は、2020年を除いて毎年欠かさず開催されている。
大会期間は6日間で、アルデンヌクラシックを走り終えたばかりの選手や、グランツールに向けて調整を続ける選手たちがこぞって出場。スイスアルプスを舞台に個人タイムトライアルx2、丘陵ステージ、そして山岳ステージが詰め込まれており、今後のグランツールを見据えるクライマー/オールラウンダー勢にとっては絶好の脚試しの機会となる。
本格的な総合争いの場となるのは、実に5つもの1級山岳が組み込まれた第4ステージ。獲得標高は4,059mに達し、特に登りが連続する87km区間の獲得標高は2,699m。最終日は距離15.7kmで獲得標高878mを登る本格的な登り個人タイムトライアルで決着する。
昨年個人総合優勝を挙げたゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)はゼッケン1をひっさげ、イーサン・ヘイター(イギリス)やマグナス・シェフィールド(アメリカ)を伴って連覇を狙う。昨年ジロ総合2位のダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)やヨン・イサギレ(スペイン、コフィディス)、アルプスで復活勝利を挙げたティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)、ベン・オコーナー(オーストラリア、AG2Rシトロエン)、アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ)といった総合勢が、プロローグの地ローザンヌに集った。
6日間の戦いの幕開けとなるのは、5.1kmのプロローグ。緩やかなアップダウンを含む6分前後の短時間タイムトライアルでトップタイムを叩き出したのは、イギリスTT王者のヘイターだった。
3月末のコッピバルタリから、およそ1ヶ月の休息を挟み挑んだヘイターのタイムは、ただ一人平均スピードを52km/h台に乗せる5分52秒。「レースから離れている間に頑張ってトレーニングに励んでいたんだ。コースは僕の脚に合っていたので何か結果を出せると思っていたけれど、うまくいった」と言うヘイターには、元世界王者ローハン・デニス(オーストラリア、ユンボ・ヴィスマ)も4秒届かなかった。
「実際に自分の走りにはびっくりしたよ。登り区間では常時600ワットを出していたし、コーナリングもかなり速かった。最後は70km/hに達していた」と総合首位発進を叶えたヘイターは加えている。
この日、ヘイターとデニスに次ぐ区間3位に入ったのはフェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)で、トーマスが4番手とイネオスがロマンディ初日に好発進。マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が5位に入った一方、ウラソフは19秒遅れ、オコーナーは20秒遅れ、イサギレは25秒遅れから山岳ステージでの挽回を狙うこととなった。
また、ヘイターは「G(トーマス)もすごく良い走りをみせたし、この先のステージに対していい予兆だ。総合成績だけでなく、できるだけ多くのステージで勝ちたいと思っている」と、ステージレースでのイネオス復権を目指す言葉を残している。
春のクラシックシーズンに別れを告げ、グランツールシーズンがこのツール・ド・ロマンディをもっていよいよスタートする。第二次世界大戦後すぐの1947年に初開催され、2005年からUCIプロツアー(現UCIワールドツアー)カレンダーに組み込まれている大会は、2020年を除いて毎年欠かさず開催されている。
大会期間は6日間で、アルデンヌクラシックを走り終えたばかりの選手や、グランツールに向けて調整を続ける選手たちがこぞって出場。スイスアルプスを舞台に個人タイムトライアルx2、丘陵ステージ、そして山岳ステージが詰め込まれており、今後のグランツールを見据えるクライマー/オールラウンダー勢にとっては絶好の脚試しの機会となる。
本格的な総合争いの場となるのは、実に5つもの1級山岳が組み込まれた第4ステージ。獲得標高は4,059mに達し、特に登りが連続する87km区間の獲得標高は2,699m。最終日は距離15.7kmで獲得標高878mを登る本格的な登り個人タイムトライアルで決着する。
昨年個人総合優勝を挙げたゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)はゼッケン1をひっさげ、イーサン・ヘイター(イギリス)やマグナス・シェフィールド(アメリカ)を伴って連覇を狙う。昨年ジロ総合2位のダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)やヨン・イサギレ(スペイン、コフィディス)、アルプスで復活勝利を挙げたティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)、ベン・オコーナー(オーストラリア、AG2Rシトロエン)、アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、ボーラ・ハンスグローエ)といった総合勢が、プロローグの地ローザンヌに集った。
6日間の戦いの幕開けとなるのは、5.1kmのプロローグ。緩やかなアップダウンを含む6分前後の短時間タイムトライアルでトップタイムを叩き出したのは、イギリスTT王者のヘイターだった。
3月末のコッピバルタリから、およそ1ヶ月の休息を挟み挑んだヘイターのタイムは、ただ一人平均スピードを52km/h台に乗せる5分52秒。「レースから離れている間に頑張ってトレーニングに励んでいたんだ。コースは僕の脚に合っていたので何か結果を出せると思っていたけれど、うまくいった」と言うヘイターには、元世界王者ローハン・デニス(オーストラリア、ユンボ・ヴィスマ)も4秒届かなかった。
「実際に自分の走りにはびっくりしたよ。登り区間では常時600ワットを出していたし、コーナリングもかなり速かった。最後は70km/hに達していた」と総合首位発進を叶えたヘイターは加えている。
この日、ヘイターとデニスに次ぐ区間3位に入ったのはフェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)で、トーマスが4番手とイネオスがロマンディ初日に好発進。マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が5位に入った一方、ウラソフは19秒遅れ、オコーナーは20秒遅れ、イサギレは25秒遅れから山岳ステージでの挽回を狙うこととなった。
また、ヘイターは「G(トーマス)もすごく良い走りをみせたし、この先のステージに対していい予兆だ。総合成績だけでなく、できるだけ多くのステージで勝ちたいと思っている」と、ステージレースでのイネオス復権を目指す言葉を残している。
ツール・ド・ロマンディ2022プロローグ結果
1位 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 5:52 |
2位 | ローハン・デニス(オーストラリア、ユンボ・ヴィスマ) | +0:04 |
3位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:10 |
4位 | ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | |
5位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:13 |
6位 | マッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
7位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル) | +0:14 |
8位 | ゲオルグ・シュタインハウザー(ドイツ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
9位 | マウロ・シュミット(スイス、クイックステップ・アルファヴィニル) | |
10位 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) |
個人総合成績
1位 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 5:52 |
2位 | ローハン・デニス(オーストラリア、ユンボ・ヴィスマ) | +0:04 |
3位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:10 |
4位 | ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | |
5位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:13 |
6位 | マッテオ・ソブレロ(イタリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | |
7位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル) | +0:14 |
8位 | ゲオルグ・シュタインハウザー(ドイツ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
9位 | マウロ・シュミット(スイス、クイックステップ・アルファヴィニル) | |
10位 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) |
その他の特別賞
ポイント賞 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) |
ヤングライダー賞 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) |
チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:So Isobe
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