2009/03/25(水) - 10:49
2009年3月24日、ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン（UCI2.1）の第2ステージ・個人タイムトライアルが行なわれ、リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ）とアルベルト・コンタドール（スペイン）のアスタナ勢がワンツー勝利を飾った。ライプハイマーは同時に総合トップに立っている。
トップタイムを叩き出したリーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ） photo:Cor Vosカスティーリャ・イ・レオンは2日目にして早くも総合争いが活発化。第2ステージ個人タイムトライアルは、パレンシアをスタートする28.2kmで行なわれた。標高差は150mで、前半追い風、後半向かい風だ。
50.8km/hの平均スピードで28.2kmを駆け抜け、33分17秒のトップタイムを叩き出したのは総合90位につけていたライプハイマー。チーム公式サイトの中でライプハイマーは「タフなレースだった。風が強くて休む暇がなかった。ずっとパワー全力だった。でもコースは直線基調で僕向きだったから、いつものように好タイムを残すことができた」と語っている。
ステージ2位に入ったアルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ） photo:Cor Vosライプハイマーはツアー・オブ・カリフォルニア第6ステージに続く個人TT勝利。カリフォルニアでは落車で仙骨を骨折しており、「レース終了後、トレーニングに復帰するまで10日間かかった。骨折の影響で1ヶ月間トレーニングが軽めだったから、逆に今はフレッシュな状態。とにかくこの勝利には満足している。この勝利は有意義だ。」とコメントしている。
ディフェンディングチャンピオンのアルベルト・コンタドール（スペイン）は「終盤は向かい風がキツくて苦しかった」と語りながらも、チームメイトから16秒遅れで2位。アスタナがワンツー勝利を飾った。
ステージ5位に入ったデニス・メンショフ（ロシア、ラボバンク） photo:Cor Vos大会2連覇に向けて着実に駒を進めたコンタドールだが、「リーヴァイの勝利と、1年間取り組んでいたTTの進歩に喜びを感じている。総合争いではライバルの攻撃が予想されるけど、リーヴァイを軸に優勝を狙っていく」と、チームメイトの勝利に身を捧げる考えだ。
総合リーダーに立ったライプハイマーは「今日は僕が最速だったが、総合優勝を狙うことは並大抵のことじゃない。もちろん優勝は狙うけど、ライバルたちが積極的に攻撃を仕掛けるだろうから、タフなレースが予想される」と、決してリーダージャージキープを楽観視せずに明日からの山岳ステージに挑む。
山岳賞のホセアントニオ・ロペス（スペイン、アンダルシア）、総合1位リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）、総合2位アルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ） photo:Cor Vos前日に落車リタイアしたアームストロング（アメリカ）に関してライプハイマーは「素晴らしい時間をともにしていただけに、彼のリタイアは非常に残念だ。モチヴェーションの高い彼が進歩していく姿を見るのが楽しみだった。彼の姿勢がチーム全体の士気を高めていたんだ。今日の勝利が彼に届いて、カムバックのモチヴェーションを上げてくれれば」とコメントしている。
ライプハイマーから22秒遅れの3位に入ったのはデーヴィット・ザブリスキー（アメリカ、ガーミン）。ザブリスキーは総合3位に浮上しており、この日10位に入ったクリスティアン・ヴァンデヴェルデ（アメリカ）とともに更なる総合ジャンプアップを目指す。
デニス・メンショフ（ロシア、ラボバンク）がステージ5位の好タイムをマークした一方で、アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケースデパーニュ）とカルロス・サストレ（スペイン、サーヴェロ）はそれぞれ出遅れる結果に。新城幸也（Bboxブイグテレコム）はトップから3分17秒遅れ、133名中65位のタイムでゴールした。
ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオンは翌日から山岳2連戦が始まる。第3ステージは2級山岳サン・イシドロスキー場にゴール。頂上ゴールで総合成績は再び変動するだろう。
選手コメントはチーム公式サイトより。
ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン2009第2ステージ結果
1位 リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）33'17"
2位 アルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ）+16"
3位 デーヴィット・ザブリスキー（アメリカ、ガーミン）+22"
4位 スタフ・クレメント（オランダ、ラボバンク）+49"
5位 デニス・メンショフ（ロシア、ラボバンク）+55"
6位 マルケル・イリサール（スペイン、エウスカルテル）+1'16"
7位 ホセイバン・グティエレス（スペイン、ケースデパーニュ）+1'17"
8位 オスカル・セビリャ（スペイン、ロックレーシング）+1'33"
9位 トム・ダニエルソン（アメリカ、ガーミン）+1'36"
10位 クリスティアン・ヴァンデヴェルデ（アメリカ、ガーミン）+1'39"
22位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケースデパーニュ）+2'07"
36位 カルロス・サストレ（スペイン、サーヴェロ）+2'32"
65位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+3'17"
個人総合成績
1位 リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）5h05'10"
2位 アルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ）+16"
3位 デーヴィット・ザブリスキー（アメリカ、ガーミン）+22"
4位 スタフ・クレメント（オランダ、ラボバンク）+49"
5位 デニス・メンショフ（ロシア、ラボバンク）+55"
6位 マルケル・イリサール（スペイン、エウスカルテル）+1'16"
7位 ホセイバン・グティエレス（スペイン、ケースデパーニュ）+1'17"
8位 オスカル・セビリャ（スペイン、ロックレーシング）+1'33"
9位 トム・ダニエルソン（アメリカ、ガーミン）+1'36"
10位 クリスティアン・ヴァンデヴェルデ（アメリカ、ガーミン）+1'39"
20位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケースデパーニュ）+2'07"
33位 カルロス・サストレ（スペイン、サーヴェロ）+2'32"
57位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+3'17"
ポイント賞
リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）
山岳賞
ホセアントニオ・ロペス（スペイン、アンダルシア・カハスール）
コンビネーション賞
リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）
チーム総合成績
アスタナ
トップタイムを叩き出したリーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ） photo:Cor Vosカスティーリャ・イ・レオンは2日目にして早くも総合争いが活発化。第2ステージ個人タイムトライアルは、パレンシアをスタートする28.2kmで行なわれた。標高差は150mで、前半追い風、後半向かい風だ。50.8km/hの平均スピードで28.2kmを駆け抜け、33分17秒のトップタイムを叩き出したのは総合90位につけていたライプハイマー。チーム公式サイトの中でライプハイマーは「タフなレースだった。風が強くて休む暇がなかった。ずっとパワー全力だった。でもコースは直線基調で僕向きだったから、いつものように好タイムを残すことができた」と語っている。
ステージ2位に入ったアルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ） photo:Cor Vosライプハイマーはツアー・オブ・カリフォルニア第6ステージに続く個人TT勝利。カリフォルニアでは落車で仙骨を骨折しており、「レース終了後、トレーニングに復帰するまで10日間かかった。骨折の影響で1ヶ月間トレーニングが軽めだったから、逆に今はフレッシュな状態。とにかくこの勝利には満足している。この勝利は有意義だ。」とコメントしている。ディフェンディングチャンピオンのアルベルト・コンタドール（スペイン）は「終盤は向かい風がキツくて苦しかった」と語りながらも、チームメイトから16秒遅れで2位。アスタナがワンツー勝利を飾った。
ステージ5位に入ったデニス・メンショフ（ロシア、ラボバンク） photo:Cor Vos大会2連覇に向けて着実に駒を進めたコンタドールだが、「リーヴァイの勝利と、1年間取り組んでいたTTの進歩に喜びを感じている。総合争いではライバルの攻撃が予想されるけど、リーヴァイを軸に優勝を狙っていく」と、チームメイトの勝利に身を捧げる考えだ。総合リーダーに立ったライプハイマーは「今日は僕が最速だったが、総合優勝を狙うことは並大抵のことじゃない。もちろん優勝は狙うけど、ライバルたちが積極的に攻撃を仕掛けるだろうから、タフなレースが予想される」と、決してリーダージャージキープを楽観視せずに明日からの山岳ステージに挑む。
山岳賞のホセアントニオ・ロペス（スペイン、アンダルシア）、総合1位リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）、総合2位アルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ） photo:Cor Vos前日に落車リタイアしたアームストロング（アメリカ）に関してライプハイマーは「素晴らしい時間をともにしていただけに、彼のリタイアは非常に残念だ。モチヴェーションの高い彼が進歩していく姿を見るのが楽しみだった。彼の姿勢がチーム全体の士気を高めていたんだ。今日の勝利が彼に届いて、カムバックのモチヴェーションを上げてくれれば」とコメントしている。ライプハイマーから22秒遅れの3位に入ったのはデーヴィット・ザブリスキー（アメリカ、ガーミン）。ザブリスキーは総合3位に浮上しており、この日10位に入ったクリスティアン・ヴァンデヴェルデ（アメリカ）とともに更なる総合ジャンプアップを目指す。
デニス・メンショフ（ロシア、ラボバンク）がステージ5位の好タイムをマークした一方で、アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケースデパーニュ）とカルロス・サストレ（スペイン、サーヴェロ）はそれぞれ出遅れる結果に。新城幸也（Bboxブイグテレコム）はトップから3分17秒遅れ、133名中65位のタイムでゴールした。
ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオンは翌日から山岳2連戦が始まる。第3ステージは2級山岳サン・イシドロスキー場にゴール。頂上ゴールで総合成績は再び変動するだろう。
選手コメントはチーム公式サイトより。
ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオン2009第2ステージ結果
1位 リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）33'17"
2位 アルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ）+16"
3位 デーヴィット・ザブリスキー（アメリカ、ガーミン）+22"
4位 スタフ・クレメント（オランダ、ラボバンク）+49"
5位 デニス・メンショフ（ロシア、ラボバンク）+55"
6位 マルケル・イリサール（スペイン、エウスカルテル）+1'16"
7位 ホセイバン・グティエレス（スペイン、ケースデパーニュ）+1'17"
8位 オスカル・セビリャ（スペイン、ロックレーシング）+1'33"
9位 トム・ダニエルソン（アメリカ、ガーミン）+1'36"
10位 クリスティアン・ヴァンデヴェルデ（アメリカ、ガーミン）+1'39"
22位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケースデパーニュ）+2'07"
36位 カルロス・サストレ（スペイン、サーヴェロ）+2'32"
65位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+3'17"
個人総合成績
1位 リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）5h05'10"
2位 アルベルト・コンタドール（スペイン、アスタナ）+16"
3位 デーヴィット・ザブリスキー（アメリカ、ガーミン）+22"
4位 スタフ・クレメント（オランダ、ラボバンク）+49"
5位 デニス・メンショフ（ロシア、ラボバンク）+55"
6位 マルケル・イリサール（スペイン、エウスカルテル）+1'16"
7位 ホセイバン・グティエレス（スペイン、ケースデパーニュ）+1'17"
8位 オスカル・セビリャ（スペイン、ロックレーシング）+1'33"
9位 トム・ダニエルソン（アメリカ、ガーミン）+1'36"
10位 クリスティアン・ヴァンデヴェルデ（アメリカ、ガーミン）+1'39"
20位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、ケースデパーニュ）+2'07"
33位 カルロス・サストレ（スペイン、サーヴェロ）+2'32"
57位 新城幸也（日本、Bboxブイグテレコム）+3'17"
ポイント賞
リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）
山岳賞
ホセアントニオ・ロペス（スペイン、アンダルシア・カハスール）
コンビネーション賞
リーヴァイ・ライプハイマー（アメリカ、アスタナ）
チーム総合成績
アスタナ
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