2022/04/01(金) - 17:35
国内レースの開幕戦と、富士クリテリウムチャンピオンシップに集った各チームのバイクを連載形式で紹介していく。第2弾はマトリックスパワータグとさいたまディレーブを筆頭にした4チームを紹介します。
小森亮平(マトリックスパワータグ)のタイム ALPE D'HUEZ 01 DISC
今年で17年目のシーズンを迎えるマトリックスパワータグは2019と2020、2021年とJプロツアーで個人とチームの両方で総合優勝し、シーズン3連覇を果たして連覇記録を更新中。さらに、Jプロツアーの開幕戦となる播磨中央公園ロードレースでは1位から3位まで表彰台を独占するなど、好調ぶりを発揮している。
使用するバイクは2021年から引き続き、タイムの軽量オールラウンドバイク"ALPE D'HUEZ 01"だ。コンポーネントはDI2変速/油圧ディスクブレーキのDURA-ACE R9170で揃えられているが、小森のバイクのみSTIレバーはGRXが搭載されていた。
さらにクランクはシマノではなく、ローターVEGASTクランクにINSPIDER DMパワーメーターを組み合わせたもの。ペダルはチームでスピードプレイで統一し、小森はZERO チタンシャフトを使用している。
ハンドルはFSAのK-FORCEのカーボンコンパクトハンドル、ステムはフレームと同じくタイムのMONOLINK ULTEAM STEM。サドルはセッレイタリアのSLR BOOST KIT CARBON PROTEAM SUPERFLOWだが、中央の穴部分にカーボン?シートが貼り付けられていた。ホイールはマヴィックのCOSMIC SLR45で、タイヤはパナレーサーだ。
藤田涼平(さいたまディレーブ)のビアンキ OLTRE XR3 DISC
埼玉県さいたま市を拠点とする地域密着型チーム「さいたまディレーブ」は2020年に発足され3年目を迎える。使用するバイクはチェレステカラーが鮮やかな老舗イタリアンブランドのビアンキで、ミドルグレードのオールラウンドモデルであるOLTRE XR3 DISCで統一されている。
コンポーネントの縛りはないものの、機材運用を踏まえてシマノ11速に統一されている。DI2と機械式のDURA-ACEやULTEGRAなどが混在しており、ギヤ比はフロントが53-39T、スプロケットはオールラウンドに使用できる11-30Tがチョイスされている模様。ハンドルやステムはワンバイエスで統一され、バーテープはグリップ力に優れる台湾メーカーのXTRM。
サドルはチェレステカラーのフィジーク ARIONE R3カーボンレールが装着され、バイクとカラーコーディネートされていた。また、リフレクターを加工して自作したというゼッケンプレートも。藤田は随所に軽量パーツを使用するなど、自転車のこだわりが強いようだ。
ホイールはオランダのホイールブランドであるスコープサイクリングのRシリーズ。ローハイトのR3とミドルハイトのR4、ディープリムのR5を選手たちがコースに合わせ選択するスタイルであるという。普段はIRC Formula PROのチューブレスタイヤだが、藤田はサイクルモードで正式発表される予定のASPITE PRO S-LIGHTを実践投入していた。
水野恭兵(アヴニールサイクリング山梨)のデローザ SK Pininfarina
山梨県山中湖村をホームタウンとする地域密着型チーム「アヴニールサイクリング山梨」。使用するバイクは老舗イタリアンバイクブランドであるデローザのエアロロードバイク"SK Pininfarina"である。
コンポーネントはカンパニョーロのハイエンドモデルである"SUPER RECORD"で統一されていた。ホイールはカンパニョーロ BORA WTO、タイヤは28Cのピレリ P ZERO ROADの組み合わせで使用し、水野曰く「巡航に入るとひたすら突き進んでくれる」と気に入っている様子。
こだわりのポイントはワイヤーの取り回し。「本来であればステムの上を通すのですが、空気抵抗になるからとNNLLレーシングサイクルの中野店長が加工してくれました」と話す。
パワーメーターはペダル型のファベロ ASSIOMAを装着。また、クランプ径35mmの新規格を採用したハンドルバー"M35 RHM DROPBAR"とステム"TRENTACINQUE STEM"が取り付けられ、赤と黒でトータルコーディネートされていた。フレームから細かいパーツまで、オールイタリアンな趣味性の強いバイクに仕上げられている。
横塚浩平(VC福岡)のスペシャライズド S-Works Tarmac SL7
チーム設立11年目を迎えるVC福岡は福岡県を拠点とする地域密着型チーム。メーカーからのバイク供給はない物の、使用機材はスペシャライズドのフラッグシップモデルであるS-Works Tarmac SL7で統一されている。横塚曰く「ペダルを踏み込むとすぐに加速してくれますし、フレームが軽いので、ストレスなく走れる」と気に入っている様子。
ホイールはスペシャライズドが手掛けるロヴァールのホイールRoval Rapide CLX、タイヤは
S-Works Turboの組み合わせ。サドルはS-WORKS ROMINが搭載されるなど、ほとんどのパーツがスペシャライズド製品で統一されている。
コンポーネントはシマノのDURA-ACEやULTEGRAなどをミックスして使用し、パワーメーターはFC-R9100-Pが搭載されていた。ハンドル周りは、ハンドル上部まではバーテープが巻かれ、下ハンドル部にはゴルフグリップを手掛けるIOMICグリップが使用されていた。
text:Michinari Takagi
小森亮平(マトリックスパワータグ)のタイム ALPE D'HUEZ 01 DISC
今年で17年目のシーズンを迎えるマトリックスパワータグは2019と2020、2021年とJプロツアーで個人とチームの両方で総合優勝し、シーズン3連覇を果たして連覇記録を更新中。さらに、Jプロツアーの開幕戦となる播磨中央公園ロードレースでは1位から3位まで表彰台を独占するなど、好調ぶりを発揮している。
使用するバイクは2021年から引き続き、タイムの軽量オールラウンドバイク"ALPE D'HUEZ 01"だ。コンポーネントはDI2変速/油圧ディスクブレーキのDURA-ACE R9170で揃えられているが、小森のバイクのみSTIレバーはGRXが搭載されていた。
さらにクランクはシマノではなく、ローターVEGASTクランクにINSPIDER DMパワーメーターを組み合わせたもの。ペダルはチームでスピードプレイで統一し、小森はZERO チタンシャフトを使用している。
ハンドルはFSAのK-FORCEのカーボンコンパクトハンドル、ステムはフレームと同じくタイムのMONOLINK ULTEAM STEM。サドルはセッレイタリアのSLR BOOST KIT CARBON PROTEAM SUPERFLOWだが、中央の穴部分にカーボン?シートが貼り付けられていた。ホイールはマヴィックのCOSMIC SLR45で、タイヤはパナレーサーだ。
藤田涼平(さいたまディレーブ)のビアンキ OLTRE XR3 DISC
埼玉県さいたま市を拠点とする地域密着型チーム「さいたまディレーブ」は2020年に発足され3年目を迎える。使用するバイクはチェレステカラーが鮮やかな老舗イタリアンブランドのビアンキで、ミドルグレードのオールラウンドモデルであるOLTRE XR3 DISCで統一されている。
コンポーネントの縛りはないものの、機材運用を踏まえてシマノ11速に統一されている。DI2と機械式のDURA-ACEやULTEGRAなどが混在しており、ギヤ比はフロントが53-39T、スプロケットはオールラウンドに使用できる11-30Tがチョイスされている模様。ハンドルやステムはワンバイエスで統一され、バーテープはグリップ力に優れる台湾メーカーのXTRM。
サドルはチェレステカラーのフィジーク ARIONE R3カーボンレールが装着され、バイクとカラーコーディネートされていた。また、リフレクターを加工して自作したというゼッケンプレートも。藤田は随所に軽量パーツを使用するなど、自転車のこだわりが強いようだ。
ホイールはオランダのホイールブランドであるスコープサイクリングのRシリーズ。ローハイトのR3とミドルハイトのR4、ディープリムのR5を選手たちがコースに合わせ選択するスタイルであるという。普段はIRC Formula PROのチューブレスタイヤだが、藤田はサイクルモードで正式発表される予定のASPITE PRO S-LIGHTを実践投入していた。
水野恭兵(アヴニールサイクリング山梨)のデローザ SK Pininfarina
山梨県山中湖村をホームタウンとする地域密着型チーム「アヴニールサイクリング山梨」。使用するバイクは老舗イタリアンバイクブランドであるデローザのエアロロードバイク"SK Pininfarina"である。
コンポーネントはカンパニョーロのハイエンドモデルである"SUPER RECORD"で統一されていた。ホイールはカンパニョーロ BORA WTO、タイヤは28Cのピレリ P ZERO ROADの組み合わせで使用し、水野曰く「巡航に入るとひたすら突き進んでくれる」と気に入っている様子。
こだわりのポイントはワイヤーの取り回し。「本来であればステムの上を通すのですが、空気抵抗になるからとNNLLレーシングサイクルの中野店長が加工してくれました」と話す。
パワーメーターはペダル型のファベロ ASSIOMAを装着。また、クランプ径35mmの新規格を採用したハンドルバー"M35 RHM DROPBAR"とステム"TRENTACINQUE STEM"が取り付けられ、赤と黒でトータルコーディネートされていた。フレームから細かいパーツまで、オールイタリアンな趣味性の強いバイクに仕上げられている。
横塚浩平(VC福岡)のスペシャライズド S-Works Tarmac SL7
チーム設立11年目を迎えるVC福岡は福岡県を拠点とする地域密着型チーム。メーカーからのバイク供給はない物の、使用機材はスペシャライズドのフラッグシップモデルであるS-Works Tarmac SL7で統一されている。横塚曰く「ペダルを踏み込むとすぐに加速してくれますし、フレームが軽いので、ストレスなく走れる」と気に入っている様子。
ホイールはスペシャライズドが手掛けるロヴァールのホイールRoval Rapide CLX、タイヤは
S-Works Turboの組み合わせ。サドルはS-WORKS ROMINが搭載されるなど、ほとんどのパーツがスペシャライズド製品で統一されている。
コンポーネントはシマノのDURA-ACEやULTEGRAなどをミックスして使用し、パワーメーターはFC-R9100-Pが搭載されていた。ハンドル周りは、ハンドル上部まではバーテープが巻かれ、下ハンドル部にはゴルフグリップを手掛けるIOMICグリップが使用されていた。
text:Michinari Takagi
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