梶鉄輝(JPF)が連戦出場したX2Oトロフェー最終戦男子エリートレース。テクニカルコースを攻略したマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が優勝し、スタートで出遅れながらもトーン・アールツ(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ)がシリーズを制覇した。
落車が頻発したキャンバーを駆け抜けるマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) photo:CorVos
梶鉄輝(JPF)も連戦出場した男子エリートレースでは、シリーズランキングで首位につけるトーン・アールツ(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ)がペダルキャッチをミスし転倒・最後尾転落するという波乱の幕開けに。さらに女子レースでブラントを転倒させたキャンバー区間では3番手のダーン・ソエテ(ベルギー、CXチームデスシャフト・グループヘンス・マースコンテナーズ)が落車したため、4番手以降が軒並み遅れるという混沌とした状況となった。
この混乱を尻目にローレンス・スウェーク(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が飛ばし、チームメイトのマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー)がただ一人追いつき合流。アールツやラース・ファンデルハール(オランダ)などバロワーズ・トレック・ライオンズ勢がテクニカルコースに沈む中、パウェルスサウゼン・ビンゴールの2人がレースを支配した。
2位争いをリードしたイェンス・アダムス(ベルギー、ホルベークホーフ) photo:CorVos
スタートで出遅れ、その後もミスが続いたトーン・アールツ(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ) photo:CorVos
やがて、上りのウォッシュボード区間を唯一乗車でこなしたファントーレンハウトが独走態勢を築き上げる。「ローレンス(スウェーク)は絶好調ではなく自分が単独先頭になった。フィニッシュまで距離があったけれど、ハイペースを維持できた」と言うファントーレンハウトの背後では、イゼルビットやスウェークの2番手グループにイェンス・アダムス(ベルギー、ホルベークホーフ)が合流し、熾烈な2位争いを繰り広げた。
ブリュッセル自由大学のテクニカルコースを攻略したファントーレンハウトは、単独となってから誰にもリードを脅かされることなくフィニッシュラインへ。12月19日のUCIワールドカップ第11戦に続く今季3勝目を掴み取った。
テクニカルコースを攻略したマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) photo:CorVos
X2Oバドカマートロフェー2021-2022第8戦男子エリート表彰台 photo:CorVos
「全力で3周か4周を踏み抜いた。これで3勝したので良いCXシーズンだったと言える。何も特別なジャージを勝ち取ることはできなかったけれど、これはほとんど全員の選手に言えること」とファントーレンハウトは話している。
ミスが続いたアールツは2分7秒遅れの9位に終わったものの、既に十分なリードを積み重ねていたシリーズランキングでは2位イゼルビットに5分40秒差をつけて総合優勝を確定。「ワールドカップと共にシリーズランキング総合優勝は開幕前に考えていた大切な目標の一つ。今日は大失敗だったけれど、優勝できて良かった」と胸をなでおろしている。
また、梶鉄輝(JPF)は36位。次の週末にもベルギーのセントニクラスとオーストマレで開催されるレースを転戦する予定だ。

梶鉄輝(JPF)も連戦出場した男子エリートレースでは、シリーズランキングで首位につけるトーン・アールツ(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ)がペダルキャッチをミスし転倒・最後尾転落するという波乱の幕開けに。さらに女子レースでブラントを転倒させたキャンバー区間では3番手のダーン・ソエテ(ベルギー、CXチームデスシャフト・グループヘンス・マースコンテナーズ)が落車したため、4番手以降が軒並み遅れるという混沌とした状況となった。
この混乱を尻目にローレンス・スウェーク(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が飛ばし、チームメイトのマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー)がただ一人追いつき合流。アールツやラース・ファンデルハール(オランダ)などバロワーズ・トレック・ライオンズ勢がテクニカルコースに沈む中、パウェルスサウゼン・ビンゴールの2人がレースを支配した。


やがて、上りのウォッシュボード区間を唯一乗車でこなしたファントーレンハウトが独走態勢を築き上げる。「ローレンス(スウェーク)は絶好調ではなく自分が単独先頭になった。フィニッシュまで距離があったけれど、ハイペースを維持できた」と言うファントーレンハウトの背後では、イゼルビットやスウェークの2番手グループにイェンス・アダムス(ベルギー、ホルベークホーフ)が合流し、熾烈な2位争いを繰り広げた。
ブリュッセル自由大学のテクニカルコースを攻略したファントーレンハウトは、単独となってから誰にもリードを脅かされることなくフィニッシュラインへ。12月19日のUCIワールドカップ第11戦に続く今季3勝目を掴み取った。


「全力で3周か4周を踏み抜いた。これで3勝したので良いCXシーズンだったと言える。何も特別なジャージを勝ち取ることはできなかったけれど、これはほとんど全員の選手に言えること」とファントーレンハウトは話している。
ミスが続いたアールツは2分7秒遅れの9位に終わったものの、既に十分なリードを積み重ねていたシリーズランキングでは2位イゼルビットに5分40秒差をつけて総合優勝を確定。「ワールドカップと共にシリーズランキング総合優勝は開幕前に考えていた大切な目標の一つ。今日は大失敗だったけれど、優勝できて良かった」と胸をなでおろしている。
また、梶鉄輝(JPF)は36位。次の週末にもベルギーのセントニクラスとオーストマレで開催されるレースを転戦する予定だ。
X2Oバドカマートロフェー2021-2022第8戦男子エリート結果
1位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | 59:34 |
2位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +0:24 |
3位 | イェンス・アダムス(ベルギー、ホルベークホーフ) | +0:36 |
4位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +0:51 |
5位 | ローレンス・スウェーク(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +1:16 |
6位 | ティモン・リュエッグ(スイス、クロスチームレジェンドル) | +1:28 |
7位 | タイス・アールツ(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +1:51 |
8位 | ケヴィン・クーン(スイス、トルマンス・サーカスCXチーム) | +2:00 |
9位 | トーン・アールツ(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +2:07 |
10位 | ヴィンセント・バエスタンス(ベルギー、CXチームデスシャフト・グループヘンス・マースコンテナーズ) | +2:29 |
36位 | 梶鉄輝(JPF) |
text:So Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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