2月10日、第7回ツール・ド・ラ・プロヴァンスが開幕。初日の7.1kmプロローグ(個人TT)でフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)が優勝し、2位にイーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が入りワンツーを独占した。
トップタイムをマークしたアルカンシエルを着るフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
第7回目を迎えるツール・ド・ラ・プロヴァンスは、その名の通り南仏プロヴァンス地方を巡る4日間のステージレース。2016年に第1回大会が行われた歴史に新しいレースながらも、Proカテゴリー(上から2つ目)と毎年ハイレベルな戦いが繰り広げられる。
2022年大会にはモビスターに移籍した前回王者イバン・ソーサ(コロンビア)や今シーズンの開幕レースとなるジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップ・アルファヴィニル)など有力選手たちを含む11つのワールドチームが集結。コロナ感染から快気したナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック)も弟ダイエルとともに開幕レースとして出場した。
初日は顔見世の要素が強い7.1kmの平坦コースを走るプロローグ(8km以下の個人タイムトライアル)。ベール湖に面するベール・レタンの街を105名の選手たちが1分間隔で駆け出した。
イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)は12秒差の2位に photo:CorVos
13秒遅れのステージ3位だったトビアス・ルドヴィグソン(スウェーデン、グルパマ・エフデジ) photo:CorVos
2月の南仏らしい晴天の中、平均時速52.810kmでトップタイムをマームしたのはフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)。「プロヴァンスで再び勝利できて本当に嬉しいよ。前回の区間優勝がワールドチームに所属後初めての勝利だった。シーズンの良いスタートになった。」と、イネオス加入1年目の2019年に挙げた勝利を引き合いに出して喜んだ。
エトワール・ド・ベセージュ第5ステージ個人TT(2月6日)に続くシーズン2勝目を飾ったガンナは、「明日は風の強い難しいステージになるだろう。横風による集団の分裂もあるかもしれない。しっかりと準備をして臨みたい」と明日以降のチームへの献身を語っている。
ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップ・アルファヴィニル)は17秒遅れの6位でフィニッシュ photo:CorVos
31秒遅れと健闘したナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック)
12秒差で2位に入ったのはガンナのチームメイトであるイーサン・ヘイター(イギリス)。「2位という結果にかなり驚いた」と語るイギリスナショナル個人TT王者は、38秒遅れ(53位)と出遅れたリチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)の代わりに総合エースを任されるか。
直前に風邪を引き、調整不足で臨んだアラフィリップはステージ6位(+17秒)でフィニッシュ。あくまでも狙いはステージ優勝と語るものの、総合上位のまま山頂フィニッシュの待つ最終第3ステージにたどり着けば、アラフィリップにも勝機はある。また総合勢の中でも31秒遅れと健闘したキンタナに対し、ディフェンディングチャンピオンのソーサは1分4秒遅れと大幅にタイムを失っている。
ラインレースの開幕を迎える翌第2ステージは、イストルからサント・マリー・ド・ラ・メールの151.8km。序盤の3級山岳を除くといわゆる”パンケーキ”みたいな平坦がフィニッシュまで続いていく。
黒色のリーダージャージを獲得したフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos

第7回目を迎えるツール・ド・ラ・プロヴァンスは、その名の通り南仏プロヴァンス地方を巡る4日間のステージレース。2016年に第1回大会が行われた歴史に新しいレースながらも、Proカテゴリー(上から2つ目)と毎年ハイレベルな戦いが繰り広げられる。
2022年大会にはモビスターに移籍した前回王者イバン・ソーサ(コロンビア)や今シーズンの開幕レースとなるジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップ・アルファヴィニル)など有力選手たちを含む11つのワールドチームが集結。コロナ感染から快気したナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック)も弟ダイエルとともに開幕レースとして出場した。
初日は顔見世の要素が強い7.1kmの平坦コースを走るプロローグ(8km以下の個人タイムトライアル)。ベール湖に面するベール・レタンの街を105名の選手たちが1分間隔で駆け出した。


2月の南仏らしい晴天の中、平均時速52.810kmでトップタイムをマームしたのはフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)。「プロヴァンスで再び勝利できて本当に嬉しいよ。前回の区間優勝がワールドチームに所属後初めての勝利だった。シーズンの良いスタートになった。」と、イネオス加入1年目の2019年に挙げた勝利を引き合いに出して喜んだ。
エトワール・ド・ベセージュ第5ステージ個人TT(2月6日)に続くシーズン2勝目を飾ったガンナは、「明日は風の強い難しいステージになるだろう。横風による集団の分裂もあるかもしれない。しっかりと準備をして臨みたい」と明日以降のチームへの献身を語っている。


12秒差で2位に入ったのはガンナのチームメイトであるイーサン・ヘイター(イギリス)。「2位という結果にかなり驚いた」と語るイギリスナショナル個人TT王者は、38秒遅れ(53位)と出遅れたリチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)の代わりに総合エースを任されるか。
直前に風邪を引き、調整不足で臨んだアラフィリップはステージ6位(+17秒)でフィニッシュ。あくまでも狙いはステージ優勝と語るものの、総合上位のまま山頂フィニッシュの待つ最終第3ステージにたどり着けば、アラフィリップにも勝機はある。また総合勢の中でも31秒遅れと健闘したキンタナに対し、ディフェンディングチャンピオンのソーサは1分4秒遅れと大幅にタイムを失っている。
ラインレースの開幕を迎える翌第2ステージは、イストルからサント・マリー・ド・ラ・メールの151.8km。序盤の3級山岳を除くといわゆる”パンケーキ”みたいな平坦がフィニッシュまで続いていく。

ツール・ド・ラ・プロヴァンス2022プロローグ結果
1位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) | 0:08:04 |
2位 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 0:12 |
3位 | トビアス・ルドヴィグソン(スウェーデン、グルパマ・エフデジ) | 0:13 |
4位 | サムエーレ・バティステッラ(イタリア、アスタナカザクスタン) | 0:15 |
5位 | ピエール・ラトゥール(フランス、トタルエネルジー) | |
6位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:17 |
7位 | マチェイ・ボドナル(ポーランド、トタルエネルジー) | |
8位 | マティアス・ノルスゴー(デンマーク、モビスター) | 0:19 |
9位 | ドリス・デヴェナインス(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | |
10位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:20 |
37位 | ナイロ・キンタナ(コロンビア、アルケア・サムシック) | 0:31 |
94位 | イバン・ソーサ(コロンビア、モビスター) | 1:04 |
個人総合成績
1位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) | 0:08:04 |
2位 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 0:12 |
3位 | トビアス・ルドヴィグソン(スウェーデン、グルパマ・エフデジ) | 0:13 |
4位 | サムエーレ・バティステッラ(イタリア、アスタナカザクスタン) | 0:15 |
5位 | ピエール・ラトゥール(フランス、トタルエネルジー) | |
6位 | ジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:17 |
7位 | マチェイ・ボドナル(ポーランド、トタルエネルジー) | |
8位 | マティアス・ノルスゴー(デンマーク、モビスター) | 0:19 |
9位 | ドリス・デヴェナインス(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | |
10位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル) | 0:20 |
その他の特別賞
ヤングライダー賞 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) |
チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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