2021/04/20(火) - 16:40
UCI(国際自転車競技連合)がヴィーニザブに対して30日間のレース出場停止処分を課したことを発表。12ヶ月以内にドーピング違反が疑われる分析結果が2例出たことに対する規則であり、チームがジロ・デ・イタリアの参加辞退を表明したためアンドローニジョカトリ・シデルメクが繰り上げ参加することとなった。
ヴィーニザブは昨年10月に開催されたジロ・デ・イタリアでのドーピング検査でマッテオ・スプレアフィコ(イタリア)のエノボサルム(オスタリン)使用違反が疑われる分析報告(AAF)を受けていたが、今年3月30日にはマッテオ・デボニス(イタリア)が競技外ドーピング検査で尿サンプル、血液サンプル共にEPO(エリスロポエチン)の使用違反が疑われる分析所見を受けていた。
これによってUCI懲戒委員会はアンチドーピング規則の第11.3条に則り、ヴィーニザブに対して30日間のレース出場停止処分を課すことを発表した。この規則第11.3条は同一チームから12ヶ月のうちに有害分析所見を2例受け取った場合にレース活動を15日から45日間制限するもの。2人の結果管理プロセスは未だ進行中であるため、UCIはこれ以上のコメントを出さないとしている。
ヴィーニザブはデボニスの報告を受けて既に活動を停止しており、レース出場停止期間は4月7日から5月6日の30日間に。チームは5月8日に開幕するジロ・デ・イタリアのワイルドカードを得ていたが辞退し、今年出場を逃していたアンドローニジョカトリ・シデルメクが繰り上げ参加することとなった。
ヴィーニザブは公式声明の中で「UCIは我々にジロ出場のチャンスを与えてくれたが、チームとメインスポンサーの判断でコルサローザ(ジロの別称)への不参加を決めたことを強調したい。勇気ある決断であり、将来同様のケースが起きた場合の慣例となること、そして若い選手たちにとっての教訓となることを願いたい」とコメントしている。レース活動は5月12日に開幕するツール・ド・ハンガリーになる予定だ。
text:So Isobe
ヴィーニザブは昨年10月に開催されたジロ・デ・イタリアでのドーピング検査でマッテオ・スプレアフィコ(イタリア)のエノボサルム(オスタリン)使用違反が疑われる分析報告(AAF)を受けていたが、今年3月30日にはマッテオ・デボニス(イタリア)が競技外ドーピング検査で尿サンプル、血液サンプル共にEPO(エリスロポエチン)の使用違反が疑われる分析所見を受けていた。
これによってUCI懲戒委員会はアンチドーピング規則の第11.3条に則り、ヴィーニザブに対して30日間のレース出場停止処分を課すことを発表した。この規則第11.3条は同一チームから12ヶ月のうちに有害分析所見を2例受け取った場合にレース活動を15日から45日間制限するもの。2人の結果管理プロセスは未だ進行中であるため、UCIはこれ以上のコメントを出さないとしている。
ヴィーニザブはデボニスの報告を受けて既に活動を停止しており、レース出場停止期間は4月7日から5月6日の30日間に。チームは5月8日に開幕するジロ・デ・イタリアのワイルドカードを得ていたが辞退し、今年出場を逃していたアンドローニジョカトリ・シデルメクが繰り上げ参加することとなった。
ヴィーニザブは公式声明の中で「UCIは我々にジロ出場のチャンスを与えてくれたが、チームとメインスポンサーの判断でコルサローザ(ジロの別称)への不参加を決めたことを強調したい。勇気ある決断であり、将来同様のケースが起きた場合の慣例となること、そして若い選手たちにとっての教訓となることを願いたい」とコメントしている。レース活動は5月12日に開幕するツール・ド・ハンガリーになる予定だ。
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