第4ステージの個人タイムトライアルはベルギーチャンピオンジャージに身を包んだマキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)がベストタイムをマークして総合でもトップに立ち、リーダージャージを獲得した。

最速タイムはマキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)最速タイムはマキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア) (c)CorVos

12秒遅れの2位、アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ)12秒遅れの2位、アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ) (c)CorVosバイエルン州ベルヒングで行なわれたバイエルン・ルントファート第4ステージは27.8kmの個人タイムトライアルで争われた。
距離は短めだが、コースは起伏に富んだもので、標高差150mの丘を2つ越える難しいコース。

最速タイムはマキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)の36分04秒。12秒遅れの2位はアドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ)、47秒遅れの3位はチームメイトのヘイデン・ロールストン(ニュージーランド、チームHTCコロンビア)だった。

個人タイムトライアルでベルギーチャンピオンのタイトルを持つ27歳のモンフォールにとって、この勝利が今季初優勝だ。

47秒遅れの3位、ヘイデン・ロールストン(ニュージーランド、チームHTCコロンビア)47秒遅れの3位、ヘイデン・ロールストン(ニュージーランド、チームHTCコロンビア) (c)CorVosモンフォールは言う「このレースの序盤戦を走って調子が上がっていた。このTTは距離が僕にぴったりで、上りが2つあった。なんと言ったらいいのだろう、たた単にパーフェクトだったし、モチベーション十分にこのステージに臨んだ。

5週間レースに出ていなかったから、このレースで体調がそれほどいい状態になっているとは期待していなかった。このレースを毎ステージ走るごとに調子が上がっていった。そして今日ベストだと感じていた。このコースはとてもアップダウンが多く、坂が2つあった。それは5~10%の一定の勾配で、僕にはぴったりだった」。

「明日のステージはまったく平坦だから集団スプリントの争いになることを期待している。僕の持っているタイム差はマローリに対して12秒と決して大きくはない。2004年以来ステージレースでは勝っていないから、明日はチームも僕も100%で臨むつもりだ」。


総合リーダーにもなったマキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)総合リーダーにもなったマキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア) (c)CorVosバイエルン・ルントファート2010第4ステージ 結果
1位 マキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)    36'04"
2位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ) +12"
3位 ヘイデン・ロールストン(ニュージーランド、チームHTCコロンビア) +48"
4位 トラヴィス・メイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ) +49"
5位 サイモン・スピラック(スロベニア、ランプレ)
6位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、チームHTCコロンビア)      +59"
7位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)     +1'01"
8位 サイモン・ゲシュケ(ドイツ、スキル・シマノ)         +1'02"
9位 ネルソン・オリヴェイラ(ポーランド、シャコベオ・ガリシア)    +1'04"
10位 シュテファン・デニフル(オーストリア、サーヴェロ・テストチーム) +1'06"

個人総合成績
1位 マキシム・モンフォール(ベルギー、チームHTCコロンビア)  14h55'19"
2位 アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ) +12"
3位 サイモン・スピラック(スロベニア、ランプレ) +49"
4位 サイモン・ゲシュケ(ドイツ、スキル・シマノ)           +1'00"
5位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)
6位 ネルソン・オリヴェイラ(ポーランド、シャコベオ・ガリシア)   +1'04"
7位 シュテファン・デニフル(オーストリア、サーヴェロ・テストチーム) +1'06"
8位 クリストフ・ヴァンデワール(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
9位 イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)  +1'10"
10位 ロメン・シカール(フランス、エウスカルテル)

新人賞
アドリアーノ・マローリ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィニ)

チーム総合
ランプレ


text:MakotoAYANO
photo:CorVos
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