2020/10/12(月) - 10:02
ポルトガル人選手がステージ優勝し、ポルトガル人選手がマリアローザを守ったジロ・デ・イタリア第9ステージ。「兄弟のような存在のアルメイダとともに特別賞ジャージを着るなんてファンタスティック」と語るルーベン・ゲレイロ(EFプロサイクリング)らのコメントを紹介します。
ステージ1位 ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EFプロサイクリング)
これまで2位ばっかりだったので、ようやく満足のいく結果を掴むことができた。プロのロードレースで勝つのは本当に難しく、ジロでステージ優勝を飾ることの意味はとても大きい。今日のようなハードな1日の最後に、プロ4年目にして初のワールドツアーレース勝利を飾ることができた。
序盤からハードな展開で、とにかく逃げに乗ることができてよかった。平坦区間ではカストロビエホが逃げグループの中で最強だったよ。だから自分向きの急勾配区間が登場する残り1kmに向けて力をセーブしたんだ。
ホアン・アルメイダは兄弟のような存在で、ともにアクセス・メルクスのチームで育った。ともにこのジロで成功して、特別賞ジャージを着るなんてファンタスティックだ。
マリアアッズーラを獲得したルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EFプロサイクリング) photo:LaPresse
ステージ2位 ジョナタン・カストロビエホ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)
スーパーハードな1日の最後に勝利を逃してしまった。ずっと気温が低くて雨が降り続いていたので、調子が最高とは言えない状況で、最後は限界を迎えてしまった。1級山岳の麓からペースを上げて勝負したけどゲレイロをふるい落とせず。スプリント勝負になると彼のほうが強いことはわかっていた。
残り500mで追い風が吹くことを期待していたのに、実際は向かい風で、そこでゲレイロを振り切る作戦は失敗に終わった。負けたけど、勝負に絡むことができて満足している気持ちもある。
逃げグループの中からアタックするジョナタン・カストロビエホ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) photo:LaPresse
ステージ3位 ミッケル・ビョーグ(デンマーク、UAEチームエミレーツ)
今日の自分のパフォーマンスを誇りに思う。まずは自分が逃げに乗って、終盤にかけてブランドン(マクナルティ)が後方から追いついてくるのがチームの作戦だった。でも、逃げグループとのタイム差を詰めて先頭に合流したところで、メイン集団とのタイム差が大きく開いていた(6分差)ので、ステージ優勝を狙って良いという監督からの許可を得た。全力を出して、自分の成績を狙うことができる貴重なチャンスを最大限に生かすことができてスーパーハッピーだ。
ステージ5位 ラリー・ワーバス(アメリカ、アージェードゥーゼール)
冷たい雨が降り続き、たっぷりとした登りをこなすエクストリームな1日だった。逃げグループ形成までに長い時間が掛かったけど、今日は逃げ切り勝利のチャンスがあると確信しいていた。もちろん結果には失望しているけど、これ以上の走りはできなかった。7回目のグランツールでステージトップ5フィニッシュは今回が初めて。明日の休息日を楽しみたい。
ステージ8位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、サンウェブ)
長くてハードで、しかも終盤にかけて気温が下がる厳しいレースだった。今日も脚の調子はとても良くて、しかも2つ目の山岳を終えた時点でメンバー8名全員が残るサンウェブの存在が自信をくれた。総合タイムを稼ぐために、フィニッシュまで400mを残して全開でアタック。そんな短い距離で大きなタイムを奪うことはできないので、最初からマリアローザは頭になかった。
とにかく調子は良くて、明後日以降も毎日作戦を立てて走りたい。今日はジェイ(ヒンドレー)も素晴らしい走りだったので、自分たちに自信を持って休息日を迎えることができる。
メイン集団から抜け出してフィニッシュするウィルコ・ケルデルマン(オランダ、サンウェブ)とヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ) photo:CorVos
ステージ9位 ヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)
序盤の高速な展開が落ち着いてからは比較的イージーなテンポに。ドゥクーニンク・クイックステップが状況をコントロールして、トレック・セガフレードが時々プレッシャーをかけるシーンもあったけど、1日中ずっとアスタナチームに守られながら走ることができた。最後の登りでもファビオ(フェリーネ)がずっと付き添ってくれたんだ。
今日は身体を冷やさないことが何よりも大切だった。残り3kmを切ってからアタックがかかると予想したけど、向かい風が強くて誰も動けず。だから残り数百メートルという距離からのアタックになった。全開でアタックして、ライバルたちからリードを奪うことに成功したので満足している。登りでライバルたちを引き離したという良いイメージを持って休息日を迎えることができる。明後日からは晴れることを願っている。
ステージ12位 パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
とてもハードで、局所的にとても寒かった。総合ライバルたちからタイムを失うことなく、安全に走り着ることがチームの目標だった。ラファウ(マイカ)と並んで良いポジションでフィニッシュ。今日の結果に満足していいと思う。
ステージ16位 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)
もう少しレースが動くと思っていただけに、変わった印象のステージだった。登りの距離もたっぷりあるハードなステージだったけど最後は登りスプリント勝負に。加速力のあるライバルたちに少しだけタイムを奪われてしまった。
マリアローザ ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マリアローザを失うという最悪の結果も想定していた。深く苦しんだけど、今日もずっと働き続けてくれたチームメイトたちのために戦い続けたんだ。チームのため、そしてポルトガルのために。ルーベン・ゲレイロと一緒に祝福したいけど、今は集中力を切らすわけにはいかないので、パーティーはジロ閉幕後にとっておくよ。
ステージ1位 ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EFプロサイクリング)
これまで2位ばっかりだったので、ようやく満足のいく結果を掴むことができた。プロのロードレースで勝つのは本当に難しく、ジロでステージ優勝を飾ることの意味はとても大きい。今日のようなハードな1日の最後に、プロ4年目にして初のワールドツアーレース勝利を飾ることができた。
序盤からハードな展開で、とにかく逃げに乗ることができてよかった。平坦区間ではカストロビエホが逃げグループの中で最強だったよ。だから自分向きの急勾配区間が登場する残り1kmに向けて力をセーブしたんだ。
ホアン・アルメイダは兄弟のような存在で、ともにアクセス・メルクスのチームで育った。ともにこのジロで成功して、特別賞ジャージを着るなんてファンタスティックだ。
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ステージ2位 ジョナタン・カストロビエホ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)
スーパーハードな1日の最後に勝利を逃してしまった。ずっと気温が低くて雨が降り続いていたので、調子が最高とは言えない状況で、最後は限界を迎えてしまった。1級山岳の麓からペースを上げて勝負したけどゲレイロをふるい落とせず。スプリント勝負になると彼のほうが強いことはわかっていた。
残り500mで追い風が吹くことを期待していたのに、実際は向かい風で、そこでゲレイロを振り切る作戦は失敗に終わった。負けたけど、勝負に絡むことができて満足している気持ちもある。
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ステージ3位 ミッケル・ビョーグ(デンマーク、UAEチームエミレーツ)
今日の自分のパフォーマンスを誇りに思う。まずは自分が逃げに乗って、終盤にかけてブランドン(マクナルティ)が後方から追いついてくるのがチームの作戦だった。でも、逃げグループとのタイム差を詰めて先頭に合流したところで、メイン集団とのタイム差が大きく開いていた(6分差)ので、ステージ優勝を狙って良いという監督からの許可を得た。全力を出して、自分の成績を狙うことができる貴重なチャンスを最大限に生かすことができてスーパーハッピーだ。
ステージ5位 ラリー・ワーバス(アメリカ、アージェードゥーゼール)
冷たい雨が降り続き、たっぷりとした登りをこなすエクストリームな1日だった。逃げグループ形成までに長い時間が掛かったけど、今日は逃げ切り勝利のチャンスがあると確信しいていた。もちろん結果には失望しているけど、これ以上の走りはできなかった。7回目のグランツールでステージトップ5フィニッシュは今回が初めて。明日の休息日を楽しみたい。
ステージ8位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、サンウェブ)
長くてハードで、しかも終盤にかけて気温が下がる厳しいレースだった。今日も脚の調子はとても良くて、しかも2つ目の山岳を終えた時点でメンバー8名全員が残るサンウェブの存在が自信をくれた。総合タイムを稼ぐために、フィニッシュまで400mを残して全開でアタック。そんな短い距離で大きなタイムを奪うことはできないので、最初からマリアローザは頭になかった。
とにかく調子は良くて、明後日以降も毎日作戦を立てて走りたい。今日はジェイ(ヒンドレー)も素晴らしい走りだったので、自分たちに自信を持って休息日を迎えることができる。
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ステージ9位 ヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)
序盤の高速な展開が落ち着いてからは比較的イージーなテンポに。ドゥクーニンク・クイックステップが状況をコントロールして、トレック・セガフレードが時々プレッシャーをかけるシーンもあったけど、1日中ずっとアスタナチームに守られながら走ることができた。最後の登りでもファビオ(フェリーネ)がずっと付き添ってくれたんだ。
今日は身体を冷やさないことが何よりも大切だった。残り3kmを切ってからアタックがかかると予想したけど、向かい風が強くて誰も動けず。だから残り数百メートルという距離からのアタックになった。全開でアタックして、ライバルたちからリードを奪うことに成功したので満足している。登りでライバルたちを引き離したという良いイメージを持って休息日を迎えることができる。明後日からは晴れることを願っている。
ステージ12位 パトリック・コンラッド(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
とてもハードで、局所的にとても寒かった。総合ライバルたちからタイムを失うことなく、安全に走り着ることがチームの目標だった。ラファウ(マイカ)と並んで良いポジションでフィニッシュ。今日の結果に満足していいと思う。
ステージ16位 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)
もう少しレースが動くと思っていただけに、変わった印象のステージだった。登りの距離もたっぷりあるハードなステージだったけど最後は登りスプリント勝負に。加速力のあるライバルたちに少しだけタイムを奪われてしまった。
マリアローザ ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
マリアローザを失うという最悪の結果も想定していた。深く苦しんだけど、今日もずっと働き続けてくれたチームメイトたちのために戦い続けたんだ。チームのため、そしてポルトガルのために。ルーベン・ゲレイロと一緒に祝福したいけど、今は集中力を切らすわけにはいかないので、パーティーはジロ閉幕後にとっておくよ。
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