2020/10/10(土) - 09:28
「チームの存在が自信を与えてくれる。少し向かい風が吹いていたので、決して簡単なスプリントではなかった」と語るのは、スプリントでハットトリックを達成したアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)。横風が吹き、落車が多発し、超高速な展開に持ち込まれたジロ・デ・イタリア第7ステージ終了後の選手たちのコメントを紹介します。
ステージ優勝 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
最後は筋力の勝負だった。リードアウト要員のラモン・シンケルダムがメカトラで脱落してしまったため、マイルズ・スコットソンが彼の代役を務め、イグナタス・コノヴァロヴァスが予定よりも長く前を引いてくれた。そして最後はジャコポ・グアルニエーリにリードアウトされて、UAEチームエミレーツの選手(モラノ)の動きに反応した。少し向かい風が吹いていたので、決して簡単なスプリントではなかった。
トップスプリンターが勢揃いする正真正銘の集団スプリントだったけど、チームのおかげで自分の勝負に持ち込むことができたよ。チームメイトたちの走りがこの勝利につながっている。そして彼らの存在が自信を与えてくれるんだ。
ステージ3勝目をアピールするアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ) photo:LaPresse
ステージ2位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
とても速くて、落車が多発するナーバスなステージだった。今日もチームメイトたちは素晴らしい働きぶりで、彼らのおかげでスプリントに向けて良い位置をキープ。混沌としたスプリントの末に勝利まであと一歩のところまで行ったけど、今日は自分の日じゃなかった。
ステージ3位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)
スタート後すぐに4人の逃げが決まったものの、決して平穏なステージにはならないと思った。案の定、スタートから10kmも走らないうちに横風のペースアップが始まったけど、チームとしてウィルコ(ケルデルマン)を守る走りができた。最後はまだ脚に力が残っていたのでスプリントに挑むことに。残り1kmで後ろに追いやられてしまったので、そこから力を使ってポジションを上げないといけなかったけど、フィニッシュまでしっかり踏み切って3位。1日を振り返ると、大成功の日だったと思う。
ステージ4位 ベン・スウィフト(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
とてもストレスフルで、風が吹く危険なステージになることはスタート前からわかっていた。最初の集団分裂で出遅れてしまったものの、危機的状況に陥ることなく集団に復帰。フィニッシュまでいかに力を温存して走れるかどうか、そんなレースだった。
テイオ(ゲイガンハート)を安全に走らせることが最優先だったので、集団スプリントに挑む予定ではなかった。でも集団前方のポジションを守るために走っているうちに、スプリントのチャンスが巡ってきたので挑戦することに。最初からスプリント狙いであればもっと脚を貯めて上位を狙えたかもしれないけど、あくまでもテイオのサポートを優先。突然現れたチャンスだった。
スプリントが始まった時、目の前のガビリアがすぐに踏みやめてしまったので中切れ状態になり、かなり後ろから踏み直して追い上げる形のスプリントになった。平坦ステージのスプリントで4位に入ったことは自信につながるし、この先のもう少しハードなステージが楽しみになってきた。
マリアローザ ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
常にハイスピードな展開だったけど、最後までチームメイトに守られて安全に走り切ることができた。イーリョ・ケイセをはじめ、風のレースを知り尽くしている強力な選手がチームには揃っている。風から身を守るための完璧な働きぶりだった。このマリアローザが自分を強くしている気がする。
危なげなくマリアローザを守ったホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:LaPresse
ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)
とてもナーバスで、平均スピードも速い高速レースだった。スタート直後のペースアップは想定外だったけど、チームとして隊列を組んで集団前方をキープ。そこから横風が吹き始めたので、チームメイトたちに「行け!行け!行け!」とポジションを上げるように指示を出したおかげで、先頭集団に残ることができた。横風が吹いて落車が多発するステージで最も重要なのはトラブルに巻き込まれないこと。最後まで安全に走ることができたし、チームとして上手く切り抜けることができたと思う。ここまでのレースに満足している。
ヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)
忙しい1日だった。序盤の集団分裂で遅れたものの、追走して追いついてからはもう遅れることはなかった。タイムを失うことなくフィニッシュにたどり着けたことを嬉しく思う。ステージ中盤の落車に巻き込まれたものの怪我は無し。タイムを奪うのは難しいけど、タイムを大きく失う可能性がある今日のようなステージを無事に終えることができてよかった。
ステージ中盤、タラント市内で発生した集団落車 photo:CorVos
ステージ優勝 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
最後は筋力の勝負だった。リードアウト要員のラモン・シンケルダムがメカトラで脱落してしまったため、マイルズ・スコットソンが彼の代役を務め、イグナタス・コノヴァロヴァスが予定よりも長く前を引いてくれた。そして最後はジャコポ・グアルニエーリにリードアウトされて、UAEチームエミレーツの選手(モラノ)の動きに反応した。少し向かい風が吹いていたので、決して簡単なスプリントではなかった。
トップスプリンターが勢揃いする正真正銘の集団スプリントだったけど、チームのおかげで自分の勝負に持ち込むことができたよ。チームメイトたちの走りがこの勝利につながっている。そして彼らの存在が自信を与えてくれるんだ。
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ステージ2位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
とても速くて、落車が多発するナーバスなステージだった。今日もチームメイトたちは素晴らしい働きぶりで、彼らのおかげでスプリントに向けて良い位置をキープ。混沌としたスプリントの末に勝利まであと一歩のところまで行ったけど、今日は自分の日じゃなかった。
ステージ3位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)
スタート後すぐに4人の逃げが決まったものの、決して平穏なステージにはならないと思った。案の定、スタートから10kmも走らないうちに横風のペースアップが始まったけど、チームとしてウィルコ(ケルデルマン)を守る走りができた。最後はまだ脚に力が残っていたのでスプリントに挑むことに。残り1kmで後ろに追いやられてしまったので、そこから力を使ってポジションを上げないといけなかったけど、フィニッシュまでしっかり踏み切って3位。1日を振り返ると、大成功の日だったと思う。
ステージ4位 ベン・スウィフト(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
とてもストレスフルで、風が吹く危険なステージになることはスタート前からわかっていた。最初の集団分裂で出遅れてしまったものの、危機的状況に陥ることなく集団に復帰。フィニッシュまでいかに力を温存して走れるかどうか、そんなレースだった。
テイオ(ゲイガンハート)を安全に走らせることが最優先だったので、集団スプリントに挑む予定ではなかった。でも集団前方のポジションを守るために走っているうちに、スプリントのチャンスが巡ってきたので挑戦することに。最初からスプリント狙いであればもっと脚を貯めて上位を狙えたかもしれないけど、あくまでもテイオのサポートを優先。突然現れたチャンスだった。
スプリントが始まった時、目の前のガビリアがすぐに踏みやめてしまったので中切れ状態になり、かなり後ろから踏み直して追い上げる形のスプリントになった。平坦ステージのスプリントで4位に入ったことは自信につながるし、この先のもう少しハードなステージが楽しみになってきた。
マリアローザ ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
常にハイスピードな展開だったけど、最後までチームメイトに守られて安全に走り切ることができた。イーリョ・ケイセをはじめ、風のレースを知り尽くしている強力な選手がチームには揃っている。風から身を守るための完璧な働きぶりだった。このマリアローザが自分を強くしている気がする。
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ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)
とてもナーバスで、平均スピードも速い高速レースだった。スタート直後のペースアップは想定外だったけど、チームとして隊列を組んで集団前方をキープ。そこから横風が吹き始めたので、チームメイトたちに「行け!行け!行け!」とポジションを上げるように指示を出したおかげで、先頭集団に残ることができた。横風が吹いて落車が多発するステージで最も重要なのはトラブルに巻き込まれないこと。最後まで安全に走ることができたし、チームとして上手く切り抜けることができたと思う。ここまでのレースに満足している。
ヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)
忙しい1日だった。序盤の集団分裂で遅れたものの、追走して追いついてからはもう遅れることはなかった。タイムを失うことなくフィニッシュにたどり着けたことを嬉しく思う。ステージ中盤の落車に巻き込まれたものの怪我は無し。タイムを奪うのは難しいけど、タイムを大きく失う可能性がある今日のようなステージを無事に終えることができてよかった。
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