2020/10/05(月) - 12:45
ジロ・デ・イタリア第2ステージを制したディエゴ・ウリッシ(UAEチームエミレーツ)は「チームの戦略が見事にはまってペテル(サガン)をスプリントで下すことができた」とコメント。4級山岳アグリジェントを終えた選手たちの声を紹介します。
ステージ1位 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
今日はステージ優勝を飾ることができるという自信を持ってスタートした。スプリンターも勝利を狙っていたので、ハードな展開に持ち込むようにチームにお願いしたんだ。平坦区間ではビョルグ、ガビリア、リケーゼが働いてくれて、最後はコンティがペースアップ。ヴァレリオ(コンティ)のパーフェクトな走りがこの勝利の礎になった。
残り1kmで飛び出した時、仮に後方から誰かが追いついてきても、力を残せている自分が勝てると思っていた。その戦略が見事にはまってペテル(サガン)をスプリントで下すことができた。誰もがフレッシュで、誰もが勝ちたいと願っている大会2日目に勝った意味は大きい。ステージ通算7勝目はとても嬉しく思うし、チームとして素晴らしい形でコルサローザ(ジロ)の開幕を迎えることができたよ。
ステージ通算7勝目をマークしたディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) photo:LaPresse
ステージ2位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
最後の登りはとてもハードだった。全長3.7kmで、麓から頂上まで全開走行。もう少し良い走りができると思っていた。ウリッシとホノレに追いついた時、タイミングを待つのではなく瞬時にスプリントするべきだったのかもしれない。でも追走に大きな力を使っていたので限界だった。スプリントが始まってから全開で踏んだものの、ディエゴ(ウリッシ)に4〜5車身を付けられた。
このステージ2位には満足しているし、マリアアッズーラ(山岳賞ジャージ)を着るのは変な気分。マリアチクラミーノ(ポイント賞)のポイントも獲得できたけど、明日はハードな山岳ステージ。焦らず毎日走っていくしかない。
マリアアッズーラはペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)の手に photo:LaPresse
3位 ミケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ)
ステージ3位は予想外の結果。確かに調子は良かったけど、こうして良い結果を出さない限り、本当に調子が良いのかどうかはわからない。自信をもって最後の登りに挑んだことが結果に現れた。でも、同時に、スプリントを開始するのが早すぎたことを後悔している。ライバルたちをリードアウトする形になってしまった。いずれにしても序盤のステージで結果を残せたことは自信に繋がるよ。
4位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)
ニコ(デンツ)が長時間メイン集団を牽引して逃げを捕まえて、他のチームメイトたちにリードアウトされて集団前方で残り4kmからの登りに挑んだ。登りではサム(オーメン)がサポートしてくれた。(残り1.5km地点で)先頭でアタックが始まってから超ハイペースになったけど、その時点では集団が先行者を捉えることができると思っていた。でも結局捉えることができず、集団先頭でフィニッシュしてステージ4位。残念だけど、まだまだ結果を出せるステージが多く残されている。
マリアローザ フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)
最後の登りはキツかったけど、そこまで勾配はなかった。高速で進むメイン集団内でなんとか登りをこなして、マリアローザを守ることができた。マリアローザが与えてくれた力おかげで集団内フィニッシュできたのだと思う。もっとこのジャージを着用していたいけど、明日からはチームのために走りたい。
明日のエトナ山頂フィニッシュはとても厳しく、前半の総合争いの鍵になるステージ。G(トーマス)をサポートするために出場したこのジロで、しっかりと彼を支えたい。
マリアローザを守ったフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:LaPresse
111位 新城幸也(日本、バーレーン・マクラーレン)
今日のチームは2人のチームリーダーがタイムを失わないことと、エンリコ・バッタリーン(イタリア)のステージ優勝という2つの作戦で、自分の仕事は総合上位を狙うエースのパオロ・ビルバオ(スペイン)のサポート。ビルバオを連れて残り6kmで先頭まであがって、登り口を良い位置で入れる事を確認して今日のお役目は終わった。良いチームワークで1日を過ごす事が出来た。ビルバオはステージ9位!今後のステージにも期待が出来る。
明日は長い長い登りが待っているので、逃げが決まり、リーダージャージが動くかもしれない。観るには面白いステージが3番目に来るって、やはりルート変更でこれまでにないコース設定になってる。
第2ステージの朝を迎えた新城幸也(バーレーン・マクラーレン) photo:CorVos
DNF アレクサンドル・ウラソフ(カザフスタン、アスタナ)
この残念で悲しい気持ちを言葉で表せない。初出場のジロでヤコブ(フルサン)をサポートするという名誉な役割を担う予定だったのに、今こうしてジロを去ることになった。昨晩から胃腸の調子に苦しめられて、今朝になっても改善しなかった。そしてついには走り続けることができなくなった。ヤコブとチームメイトたちには申し訳なく思う。強くなって戻ってきたい。
text:Kei Tsuji
ステージ1位 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
今日はステージ優勝を飾ることができるという自信を持ってスタートした。スプリンターも勝利を狙っていたので、ハードな展開に持ち込むようにチームにお願いしたんだ。平坦区間ではビョルグ、ガビリア、リケーゼが働いてくれて、最後はコンティがペースアップ。ヴァレリオ(コンティ)のパーフェクトな走りがこの勝利の礎になった。
残り1kmで飛び出した時、仮に後方から誰かが追いついてきても、力を残せている自分が勝てると思っていた。その戦略が見事にはまってペテル(サガン)をスプリントで下すことができた。誰もがフレッシュで、誰もが勝ちたいと願っている大会2日目に勝った意味は大きい。ステージ通算7勝目はとても嬉しく思うし、チームとして素晴らしい形でコルサローザ(ジロ)の開幕を迎えることができたよ。
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ステージ2位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
最後の登りはとてもハードだった。全長3.7kmで、麓から頂上まで全開走行。もう少し良い走りができると思っていた。ウリッシとホノレに追いついた時、タイミングを待つのではなく瞬時にスプリントするべきだったのかもしれない。でも追走に大きな力を使っていたので限界だった。スプリントが始まってから全開で踏んだものの、ディエゴ(ウリッシ)に4〜5車身を付けられた。
このステージ2位には満足しているし、マリアアッズーラ(山岳賞ジャージ)を着るのは変な気分。マリアチクラミーノ(ポイント賞)のポイントも獲得できたけど、明日はハードな山岳ステージ。焦らず毎日走っていくしかない。
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3位 ミケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ)
ステージ3位は予想外の結果。確かに調子は良かったけど、こうして良い結果を出さない限り、本当に調子が良いのかどうかはわからない。自信をもって最後の登りに挑んだことが結果に現れた。でも、同時に、スプリントを開始するのが早すぎたことを後悔している。ライバルたちをリードアウトする形になってしまった。いずれにしても序盤のステージで結果を残せたことは自信に繋がるよ。
4位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)
ニコ(デンツ)が長時間メイン集団を牽引して逃げを捕まえて、他のチームメイトたちにリードアウトされて集団前方で残り4kmからの登りに挑んだ。登りではサム(オーメン)がサポートしてくれた。(残り1.5km地点で)先頭でアタックが始まってから超ハイペースになったけど、その時点では集団が先行者を捉えることができると思っていた。でも結局捉えることができず、集団先頭でフィニッシュしてステージ4位。残念だけど、まだまだ結果を出せるステージが多く残されている。
マリアローザ フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)
最後の登りはキツかったけど、そこまで勾配はなかった。高速で進むメイン集団内でなんとか登りをこなして、マリアローザを守ることができた。マリアローザが与えてくれた力おかげで集団内フィニッシュできたのだと思う。もっとこのジャージを着用していたいけど、明日からはチームのために走りたい。
明日のエトナ山頂フィニッシュはとても厳しく、前半の総合争いの鍵になるステージ。G(トーマス)をサポートするために出場したこのジロで、しっかりと彼を支えたい。
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111位 新城幸也(日本、バーレーン・マクラーレン)
今日のチームは2人のチームリーダーがタイムを失わないことと、エンリコ・バッタリーン(イタリア)のステージ優勝という2つの作戦で、自分の仕事は総合上位を狙うエースのパオロ・ビルバオ(スペイン)のサポート。ビルバオを連れて残り6kmで先頭まであがって、登り口を良い位置で入れる事を確認して今日のお役目は終わった。良いチームワークで1日を過ごす事が出来た。ビルバオはステージ9位!今後のステージにも期待が出来る。
明日は長い長い登りが待っているので、逃げが決まり、リーダージャージが動くかもしれない。観るには面白いステージが3番目に来るって、やはりルート変更でこれまでにないコース設定になってる。
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DNF アレクサンドル・ウラソフ(カザフスタン、アスタナ)
この残念で悲しい気持ちを言葉で表せない。初出場のジロでヤコブ(フルサン)をサポートするという名誉な役割を担う予定だったのに、今こうしてジロを去ることになった。昨晩から胃腸の調子に苦しめられて、今朝になっても改善しなかった。そしてついには走り続けることができなくなった。ヤコブとチームメイトたちには申し訳なく思う。強くなって戻ってきたい。
text:Kei Tsuji
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