2020/08/22(土) - 21:46
群馬サイクルスポーツセンターで開催されたJプロツアー第6戦の「群馬CSC交流戦8月大会 Day-1」は、レース中の天候悪化により一時中断され、天候回復の見込みがないため再スタートせずキャンセルとされた。女子のFクラスタは渡部春雅(駒沢大学高等学校)が残り3周を逃げ切って優勝した。
7月の開幕以降、1週間おきに開催されてきたJプロツアー。第6戦と第7戦は、昨年からスタートした「交流戦」。JプロツアーのレースにJエリートツアーのE1クラスタの選手が出場出来るレースだ。今回はJプロツアー16チームとJCF強化指定選抜チームに加え、50名以上のE1クラスタの選手がエントリー。大集団でのスタートとなった。
天候悪化の予報が出ていたため、スタート前にはレースの短縮や中断があることが伝えられた。それもあってか、リアルスタート直後からアタックと吸収が繰り返されてハイペースでレースは進行。数名の逃げ集団が形成されたり、集団が大きく割れる場面もあったが、後続集団との差が広がっていくような展開にならない。
膠着状態のレースが続く一方、スタート時に広がっていた青空は、7周目を迎える頃には雲で覆われ、8周目に入ると雷鳴がひびきはじめる。6kmサーキットのコース後半では本降りの雨となり、急速に天候が悪化した。このため8周目完了のコントロールラインでレースが止められた。
その後、雷雨が通過するのを待って再スタートが検討されたが、天候回復の見込みが立たないため、以降のレースはキャンセルとされた。8周目完了時に走っていた選手は完走扱いとされ、3周目終了時と6周目終了時に設定されていた中間スプリントポイントも有効とされた。
明日23日は、交流戦2日目の120kmのレースが予定されているが、スタート予定の午後は再び雷雨の天気予報が出ている。数少ないレースが出来る程度の天候になることを願いたい。
女子 渡部春雅が独走逃げ切りで優勝
午前中に行われた女子のレースは、夏の日差しの下通常通り行われた。
12周72kmのレースは、スタート直後から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)や、オープン参加の渡部春雅(駒沢大学高等学校)らがペースアップを図っていく。3周目終了時に設定された中間スプリントポイントを取りに行った渡部がそのまま独走。5周目に入るまでに吸収されるが、この動きで先頭集団は6名まで絞られる。
レース後半に入ると、リーダージャージを着る樫木祥子(株式会社オーエンス)が登り区間でアタックを繰り返す。しかし人数は絞られないままレースは終盤へ。残り3周、渡部がアタック。後続は追走の動きがまとまらないこともあり、一気に30秒以上まで差が開く。渡部はそのままフィニッシュまで独走で逃げ切って優勝。2回スプリントポイントも獲得して完勝して見せた。
リーダージャージは、4位に入った唐見に移ったが、樫木との差は僅か2ポイント。順位ひとつ違いで逆転できる差であり、明日のレースで再び入れ替わる可能性もありそうだ。
7月の開幕以降、1週間おきに開催されてきたJプロツアー。第6戦と第7戦は、昨年からスタートした「交流戦」。JプロツアーのレースにJエリートツアーのE1クラスタの選手が出場出来るレースだ。今回はJプロツアー16チームとJCF強化指定選抜チームに加え、50名以上のE1クラスタの選手がエントリー。大集団でのスタートとなった。
天候悪化の予報が出ていたため、スタート前にはレースの短縮や中断があることが伝えられた。それもあってか、リアルスタート直後からアタックと吸収が繰り返されてハイペースでレースは進行。数名の逃げ集団が形成されたり、集団が大きく割れる場面もあったが、後続集団との差が広がっていくような展開にならない。
膠着状態のレースが続く一方、スタート時に広がっていた青空は、7周目を迎える頃には雲で覆われ、8周目に入ると雷鳴がひびきはじめる。6kmサーキットのコース後半では本降りの雨となり、急速に天候が悪化した。このため8周目完了のコントロールラインでレースが止められた。
その後、雷雨が通過するのを待って再スタートが検討されたが、天候回復の見込みが立たないため、以降のレースはキャンセルとされた。8周目完了時に走っていた選手は完走扱いとされ、3周目終了時と6周目終了時に設定されていた中間スプリントポイントも有効とされた。
明日23日は、交流戦2日目の120kmのレースが予定されているが、スタート予定の午後は再び雷雨の天気予報が出ている。数少ないレースが出来る程度の天候になることを願いたい。
女子 渡部春雅が独走逃げ切りで優勝
午前中に行われた女子のレースは、夏の日差しの下通常通り行われた。
12周72kmのレースは、スタート直後から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)や、オープン参加の渡部春雅(駒沢大学高等学校)らがペースアップを図っていく。3周目終了時に設定された中間スプリントポイントを取りに行った渡部がそのまま独走。5周目に入るまでに吸収されるが、この動きで先頭集団は6名まで絞られる。
レース後半に入ると、リーダージャージを着る樫木祥子(株式会社オーエンス)が登り区間でアタックを繰り返す。しかし人数は絞られないままレースは終盤へ。残り3周、渡部がアタック。後続は追走の動きがまとまらないこともあり、一気に30秒以上まで差が開く。渡部はそのままフィニッシュまで独走で逃げ切って優勝。2回スプリントポイントも獲得して完勝して見せた。
リーダージャージは、4位に入った唐見に移ったが、樫木との差は僅か2ポイント。順位ひとつ違いで逆転できる差であり、明日のレースで再び入れ替わる可能性もありそうだ。
F(女子) 結果(72km)
1位 | 渡部春雅(駒沢大学高等学校) | 2時間8分4秒 |
2位 | 大堀博美(MOPS) | +20秒 |
3位 | 伊藤優以(Team ZERO UNO FRONTIER) | +32秒 |
E2・E3 結果(72km)
1位 | 高梨万里王(TEAM YOU CAN) | 1時間51分44秒 |
2位 | 村山浩司(作新学院大学) | +0秒 |
3位 | 古林一夢(Team Eurasia-iRC TIRE) | |
4位 | 沢野大地(作新学院大学) | +1秒 |
5位 | 竹内碧海(VC福岡(エリート) | |
6位 | 渡邉和貴(LINK VISION GIRASOLE CYCLING) |
text&photo:Satoru Kato
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