2020/08/09(日) - 00:49
Jプロツアー第4戦「宇都宮クリテリウム」が、栃木県宇都宮市の清原工業団地内コースで行われ、小野寺玲が優勝して大会3連覇を達成。宇都宮ブリッツェンは東日本ロードクラシックDay-2から3連勝とした。
群馬サイクルスポーツセンターでの開幕3連戦から2週間、Jプロツアーは第4戦を迎えた。今年7回目の開催となる「宇都宮クリテリウム」は、宇都宮市中心街の東に位置する清原工業団地の公道コースが舞台。今年はコースが変更され、長方形ベースのコースレイアウトからアルファベットの「T」字形となった。3つのヘアピンコーナーと2つの直角コーナー、約1kmのロングストレートで構成され、ストップ&ゴーのインターバルが1周あたり3回繰り返されるパワーを要求されるコースとなった。
宇都宮クリテリウム と言えば、地元のB級グルメなどの屋台が出店し、多くの観客が来ることでも知られる。しかし今回も無観客開催。屋台の出店もなく、コース沿いにいるのはチーム関係者や報道、大会役員のみだ。
この日の天気は朝から雲り。宇都宮市の最高気温は30℃前後だったが、湿度が高く不快な汗が噴き出してくるような暑さの中でのレースとなった。
Jプロツアーのレースは1周2.2kmを23周する50.6km。スタート直後からアタックが繰り返される中、地元チームの宇都宮ブリッツェンが主導権を握るべく集団前方に集まってくる。
レース中盤に差し掛かると5名の逃げ集団が形成される。メンバーは、中村龍吉(群馬グリフィンレーシングチーム)、門田祐輔(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)、山本大喜(キナンサイクリングチーム)、小森亮平(マトリックスパワータグ )、小石祐馬(チーム右京)。
メイン集団は宇都宮ブリッツェンがコントロール。プロリーダージャージを着る増田成幸自ら集団を牽引し、逃げる5名との差を20秒から30秒に維持してレースを進めていく。
レース終盤、スプリント勝負に持ち込みたい愛三工業レーシングチームやチームブリヂストンサイクリングが集団前方に上がりはじめ、追走のペースが上がり始める。逃げる5名は最終周回まで粘ったものの、残り1kmを前に吸収される。
そして残り350mの最終コーナーを抜けると、山本大喜、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)、孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング)、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)らによる個人戦のスプリント勝負へ。小野寺のスプリントが伸び、即興で繰り出したというウィニングポーズで宇都宮クリテリウム3連覇を決めた。宇都宮ブリッツェンも第2戦から3連勝。レース空白期間明けの中にあって頭ひとつ以上抜け出た印象だ。
優勝した小野寺は「今日は(大久保)陣さんで勝つ予定だったので、自分が勝つつもりはなかった」と言う。「チームとしても陣さんを勝たせるために動いていたけれど、残り2周で陣さんがキツくなっていて、最終周に離れてしまっていたので自分で勝負すると切り替えた。最後は孫崎(大樹)選手ともがき合いになって、横目で見える位置だったが、僕の方が伸びた。枚数不足で危ないかとも思ったけれど、地元で3連覇出来て本当に良かった」と、コメントした。
群馬サイクルスポーツセンターでの開幕3連戦から2週間、Jプロツアーは第4戦を迎えた。今年7回目の開催となる「宇都宮クリテリウム」は、宇都宮市中心街の東に位置する清原工業団地の公道コースが舞台。今年はコースが変更され、長方形ベースのコースレイアウトからアルファベットの「T」字形となった。3つのヘアピンコーナーと2つの直角コーナー、約1kmのロングストレートで構成され、ストップ&ゴーのインターバルが1周あたり3回繰り返されるパワーを要求されるコースとなった。
宇都宮クリテリウム と言えば、地元のB級グルメなどの屋台が出店し、多くの観客が来ることでも知られる。しかし今回も無観客開催。屋台の出店もなく、コース沿いにいるのはチーム関係者や報道、大会役員のみだ。
この日の天気は朝から雲り。宇都宮市の最高気温は30℃前後だったが、湿度が高く不快な汗が噴き出してくるような暑さの中でのレースとなった。
Jプロツアーのレースは1周2.2kmを23周する50.6km。スタート直後からアタックが繰り返される中、地元チームの宇都宮ブリッツェンが主導権を握るべく集団前方に集まってくる。
レース中盤に差し掛かると5名の逃げ集団が形成される。メンバーは、中村龍吉(群馬グリフィンレーシングチーム)、門田祐輔(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)、山本大喜(キナンサイクリングチーム)、小森亮平(マトリックスパワータグ )、小石祐馬(チーム右京)。
メイン集団は宇都宮ブリッツェンがコントロール。プロリーダージャージを着る増田成幸自ら集団を牽引し、逃げる5名との差を20秒から30秒に維持してレースを進めていく。
レース終盤、スプリント勝負に持ち込みたい愛三工業レーシングチームやチームブリヂストンサイクリングが集団前方に上がりはじめ、追走のペースが上がり始める。逃げる5名は最終周回まで粘ったものの、残り1kmを前に吸収される。
そして残り350mの最終コーナーを抜けると、山本大喜、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)、孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング)、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)らによる個人戦のスプリント勝負へ。小野寺のスプリントが伸び、即興で繰り出したというウィニングポーズで宇都宮クリテリウム3連覇を決めた。宇都宮ブリッツェンも第2戦から3連勝。レース空白期間明けの中にあって頭ひとつ以上抜け出た印象だ。
優勝した小野寺は「今日は(大久保)陣さんで勝つ予定だったので、自分が勝つつもりはなかった」と言う。「チームとしても陣さんを勝たせるために動いていたけれど、残り2周で陣さんがキツくなっていて、最終周に離れてしまっていたので自分で勝負すると切り替えた。最後は孫崎(大樹)選手ともがき合いになって、横目で見える位置だったが、僕の方が伸びた。枚数不足で危ないかとも思ったけれど、地元で3連覇出来て本当に良かった」と、コメントした。
Jプロツアー第4戦 宇都宮クリテリウム 結果(50.6km)
1位 | 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) | 1時間9分37秒 |
2位 | 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) | +0秒 |
3位 | 孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング) | |
4位 | 門田祐輔(ヒンカピー・リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム) | |
5位 | 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +1秒 |
6位 | 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) |
F(女子) 結果(30.8km)
1位 | 中原恭恵(AVENTURA VICTORIA RACING) | 48分24秒 |
2位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +2秒 |
3位 | 樫木祥子(株式会社オーエンス) |
E1・E2 結果
E1 結果(37.4km) | E2 結果(30.8km) | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 留目夕陽(東京都内八王子桑志高等学校自転車競技部) | 52分4秒 | 山之内壮真(Yamanakako Cycling Club) | 43分53秒 |
2位 | 鳥倉必勝(SBC Vertex Racing Team) | +2秒 | 五十嵐洸太(Yamanakako Cycling Club) | +0秒 |
3位 | 福田圭晃(Yamanakako Cyclisme Formation) | 菊川実紀(Roppongi Express) | ||
4位 | 東 優仁(VC福岡(エリート) | 村山浩司(作新学院大学) | +1秒 | |
5位 | 松木健治(VC VELOCE) | 遠藤裕太(郡山サイクルフレンズ) | ||
6位 | 西本健三郎(東京都立八王子桑志高等学校自転車競技部) | 長島慧明(ブラウ・ブリッツェン) |
E3 結果
E3-1組目 結果(26.4km) | E3-2組目 結果(26.4km) | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 渡邊和貴(LINKVISION GIRASOLE CYCLING) | 38分25秒 | 伊藤大地(群馬グリフィンエリート) | 38分29秒 |
2位 | 林 伶音(横浜高校自転車競技部) | +1秒 | 清涼琢己(AutoBahnGotemba) | +0秒 |
3位 | 清水大地(栃木県立真岡工業高等学校) | 高梨万里王(TEAM YOU CAN) | ||
4位 | 佐伯祐輔(SBC Vertex Racing Team) | +2秒 | 仲平楓太(サイタマサイクルプロジェクト) | |
5位 | 重田倫一郎(作新学院大学) | 堀江郁人(MiNERVA-asahi) | +1秒 | |
6位 | 辻野竜輝(AutoBahnGotemba) | 詫間 啓耀 (ホダカファクトリーレーシング) |
text&photo:Satoru Kato
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