来たるレースシーズン再開に向け、コロンビア国内で調整を続けていたトップ選手たちがスペインに渡った。特別許可を受けたエガン・ベルナル(チームイネオス)やリゴベルト・ウラン(EFプロサイクリング)、ナイロ・キンタナ(アルケア・サムシック)らが各チームに合流する。



スペイン行きの特別便に乗り込んだキンタナ、ウラン、ホッジらスペイン行きの特別便に乗り込んだキンタナ、ウラン、ホッジら アビアンカ航空Twitterより
コロンビアの首都ボゴタを飛び立ち、スペインのマドリード国際空港に降り立ったのはエガン・ベルナルやセバスティアン・エナオ(チームイネオス)、リゴベルト・ウラン、ダニエル・マルティネス、セルジオ・イギータ(EFプロサイクリング)、ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ)、アルバロホセ・ホッジ(ドゥクーニンク・クイックステップ)、フェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ)、エステバン・チャベス(ミッチェルトン・スコット)、ナイロ・キンタナ(アルケア・サムシック)など、トップレーサーを多数含むコロンビア選手たち。

新型コロナウイルスの感染拡大によって未だコロンビアとヨーロッパ諸国は自由な行き来ができないが、プロ選手たちは政府の特別許可を得て、チャーター便でスペインに渡ることに成功。このフライトにはサッカーやバスケットボール、テニス、柔道など各選手、そしてコロンビアの柔道ナショナルコーチを務める早川憲幸氏ら総勢100名以上が乗り合わせたという。

コロンビアのイバン・ドゥケ大統領は自身のTwitterで「我々コロンビアのアスリートがヨーロッパに向けて出発し、国際大会で国を代表する選手たちの熱意を見ることができるようになった。このチャンピオンたちの活躍が我々にインスピレーションを与え、共に成功することを示してくれるだろう」と期待を寄せている。

選手たちは厳重な感染対策を行い、マクスやフェイスシールド着用の上で10時間のフライトをこなした。スペインに降り立った選手たちは各チームや自治体、国の観戦予防ガイドラインに則り所属チームに合流することとなる。

text:So.Isobe

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