2019/11/24(日) - 16:58
野辺山、滝沢牧場に詰め掛けた全国のシクロクロッサーを迎えたのは、誰もが待ち望んでいた(?)重馬場の泥コンディション。カウベル鳴り響く高原で開催されたRaphaスーパークロス野辺山、その一般カテゴリーの模様をダイジェストでレポートします。
名物「泥」が帰ってきた、10年目のRaphaスーパークロス野辺山。路面コンディションこそ悪かったものの、暖冬の影響で11月末の野辺山としては暖かさ。日中は薄着でもOKな、快適な天候の中各カテゴリーで熱き戦いが繰り広げられた。
キッズレースを終え、朝一番のカテゴリーであるC4では、最後尾スタートから全員抜きを披露したアンダー15の澤井千洋(teamGRM)が最終周回に先頭グループを捉え、27秒差をつけて圧勝。続くCL2でも中学生の中島瞳(TRIGON with KURE/BOUNE)が、2位以下に2分以上をつける圧倒的な走りで優勝を飾った。CL3では松崎光優(Touch me シクロクロスチーム)が1位に輝いている。
スタート直後の1コーナーで落車と大混乱が発生したC3で勝利したのは、「舗装路でリードを稼いで、泥区間を抜けたら後ろが離れたので行くしかないと思った」と振り返る永野昇海(イナーメ信濃山形)。宇賀隆貴(SHIDO-WORKS)を19秒、長島慧明(FM730CX)を39秒引き離しての独走勝利だった。なお泥レースを楽しんだ小林海(Giotti Victoria Palomar)は25位でフィニッシュしている。
マスターズ1への昇格を賭けたCM2クラスでは、「この野辺山で勝つべく幕張と茨城で表彰台に乗って、狙い通り最前列からスタートしました」と言うSSKこと佐々木秋久(CycleClub.jp)が、混戦状態の先頭グループから抜け出して宣言通りの優勝。1分差でスタートしたCM3では一枝淳二(makio’sbike)が勝利を掴んだ。
有力選手の流入によって今まで以上に激戦区と化しているのがCM1クラスだ。1周目から⽯川正道(Champion System Japan Test Team)が独走態勢を築き、池本真也(和光機器-BIORACER)や瀬戸幸正(ベーグルワン)が追走する展開で序盤戦を終える。
「なるべくスピードを落とさないように心がけました。スタート前にサドルを1mm下げたんですが、それで泥区間を調子よく走れたんです」と振り返る石川の走りは最後まで崩れず、「憧れの存在」池本を28秒引き離したまま勝利。1mmの差が生み出した勝利だったと言う。
非UCI最上位カテゴリーのC2クラスでは植田春樹(ZELKOVA CX)がホールショットを取るも、代わって水谷拓也(BUCYO COFFEE/CLT Cycling Team)や重田恵杜(TeamCUORE)、藤海斗(蕎麦宗・プロトン伊豆レーシング)、岡田紀彦(アルゼンチンペソしかないよ)がトップグループを形成。ここから重田と元C1の水谷が抜け出した。
勝負は一騎打ちのゴールスプリントに持ち込まれ、「相手の方がとにかく泥区間で上手かったので、勝つにはスプリントしかないと思った」と振り返る重田が先着して勝利。「去年膝の怪我でカテ2に落ちてしまったのですが、返り咲きしたからには頑張ります」と言う水谷と共にC1への昇格切符を掴んでいる。
名物「泥」が帰ってきた、10年目のRaphaスーパークロス野辺山。路面コンディションこそ悪かったものの、暖冬の影響で11月末の野辺山としては暖かさ。日中は薄着でもOKな、快適な天候の中各カテゴリーで熱き戦いが繰り広げられた。
キッズレースを終え、朝一番のカテゴリーであるC4では、最後尾スタートから全員抜きを披露したアンダー15の澤井千洋(teamGRM)が最終周回に先頭グループを捉え、27秒差をつけて圧勝。続くCL2でも中学生の中島瞳(TRIGON with KURE/BOUNE)が、2位以下に2分以上をつける圧倒的な走りで優勝を飾った。CL3では松崎光優(Touch me シクロクロスチーム)が1位に輝いている。
スタート直後の1コーナーで落車と大混乱が発生したC3で勝利したのは、「舗装路でリードを稼いで、泥区間を抜けたら後ろが離れたので行くしかないと思った」と振り返る永野昇海(イナーメ信濃山形)。宇賀隆貴(SHIDO-WORKS)を19秒、長島慧明(FM730CX)を39秒引き離しての独走勝利だった。なお泥レースを楽しんだ小林海(Giotti Victoria Palomar)は25位でフィニッシュしている。
マスターズ1への昇格を賭けたCM2クラスでは、「この野辺山で勝つべく幕張と茨城で表彰台に乗って、狙い通り最前列からスタートしました」と言うSSKこと佐々木秋久(CycleClub.jp)が、混戦状態の先頭グループから抜け出して宣言通りの優勝。1分差でスタートしたCM3では一枝淳二(makio’sbike)が勝利を掴んだ。
有力選手の流入によって今まで以上に激戦区と化しているのがCM1クラスだ。1周目から⽯川正道(Champion System Japan Test Team)が独走態勢を築き、池本真也(和光機器-BIORACER)や瀬戸幸正(ベーグルワン)が追走する展開で序盤戦を終える。
「なるべくスピードを落とさないように心がけました。スタート前にサドルを1mm下げたんですが、それで泥区間を調子よく走れたんです」と振り返る石川の走りは最後まで崩れず、「憧れの存在」池本を28秒引き離したまま勝利。1mmの差が生み出した勝利だったと言う。
非UCI最上位カテゴリーのC2クラスでは植田春樹(ZELKOVA CX)がホールショットを取るも、代わって水谷拓也(BUCYO COFFEE/CLT Cycling Team)や重田恵杜(TeamCUORE)、藤海斗(蕎麦宗・プロトン伊豆レーシング)、岡田紀彦(アルゼンチンペソしかないよ)がトップグループを形成。ここから重田と元C1の水谷が抜け出した。
勝負は一騎打ちのゴールスプリントに持ち込まれ、「相手の方がとにかく泥区間で上手かったので、勝つにはスプリントしかないと思った」と振り返る重田が先着して勝利。「去年膝の怪我でカテ2に落ちてしまったのですが、返り咲きしたからには頑張ります」と言う水谷と共にC1への昇格切符を掴んでいる。
C2結果
1位 | 重田恵杜(TeamCUORE) | 42’45” |
2位 | 水谷拓也(BUCYO COFFEE/CLT Cycling Team) | +02” |
3位 | 藤海斗(蕎麦宗・プロトン伊豆レーシング) | +18” |
C3結果
1位 | 永野昇海(イナーメ信濃山形) | 29’15” |
2位 | 宇賀隆貴(SHIDO-WORKS) | +19” |
3位 | 長島慧明(FM730CX) | +39” |
C4結果
1位 | 澤井千洋(teamGRM) | 31’59” |
2位 | 川崎佳典(スワコレーシング) | +27” |
3位 | 藤澤 浩昭(ROND CX TEAM) | +32” |
CL2結果
1位 | 中島瞳(TRIGON with KURE/BOUNCE) | 21’16” |
2位 | 伊藤圭菜子(SHIDO-WORKS) | +2’07” |
3位 | 山崎裕子(AVA) | +2’19” |
CL3結果
1位 | 松崎光優(Touch me シクロクロスチーム) | 25’38” |
2位 | 小林由佳(バルバクラブエチゼン) | +17” |
3位 | 河村ゆき子(A-Pad CX GIRLS TEAM) | +35” |
CM1結果
1位 | ⽯川正道(Champion System Japan Test Team) | 40’43” |
2位 | 池本真也(和光機器-BIORACER) | +28” |
3位 | 瀬戸幸正(ベーグルワン) | +50” |
CM2結果
1位 | 佐々木 秋久(CycleClub.jp) | 30’12” |
2位 | 上原正憲(Squadra di LAVORANTE) | +22” |
3位 | 内野真治(B.B.Q ) | +39” |
CM3結果
1位 | 一枝淳二(makio’sbike) | 30’29” |
2位 | マイケル・ライス | +59” |
3位 | 金子直樹(legarsi igname) | +1’03” |
text:So.Isobe
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