ジャパンカップクリテリウムに先立ち、今年新たに設定された女子のクリテリウム「ウィメンズ・クリテリウム」が行われた。高校生によるホープフルクリテリウムの模様と合わせてレポートする。


ウィメンズクリテリウム スタートウィメンズクリテリウム スタート photo:Satoru Kato
宇都宮の中心街で行われるジャパンカップクリテリウムは今年10回目の開催。それを記念し、初の試みとして女子のクリテリウム「ウィメンズ・クリテリウム」が開催された。出場したのは、宇都宮市を拠点とする女子チーム Live GARDEN BICI STELLE、オープンレース女子を制したハイアンビション・ウィメン、JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)のJフェミニンツアーを走る唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)や、ガールズケイリンの選手ら18名。

元パルコ前を走り抜けていくウイメンズクリテリウムのスタート 元パルコ前を走り抜けていくウイメンズクリテリウムのスタート photo:Makoto.AYANOポイント賞を狙って飛び出した伊藤杏奈(ライブガーデン・ビチステンレ)ポイント賞を狙って飛び出した伊藤杏奈(ライブガーデン・ビチステンレ) photo:Makoto.AYANO

唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)を先頭に最終周回へ唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)を先頭に最終周回へ photo:Satoru Kato引退レースの伊藤杏菜( Live GARDEN BICI STELLE)集団内でスプリントに備える引退レースの伊藤杏菜( Live GARDEN BICI STELLE)集団内でスプリントに備える photo:Satoru Kato

ロングスプリントでウィメンズクリテに勝利したレイチェル・ニーラン(ハイアンビション2020)ロングスプリントでウィメンズクリテに勝利したレイチェル・ニーラン(ハイアンビション2020) photo:Makoto.AYANO
3周6.75kmのレースは、人数を揃えるハイアンビション・ウィメンと Live GARDEN BICI STELLEが中心となって進行していく。1周目完了時のポイント賞を、引退レースとなる伊藤杏菜( Live GARDEN BICI STELLE)が獲得。2周回完了時のポイント賞は唐見が獲得して最終周回へ。ハイアンビション・ウィメンが集団先頭でペースアップしていき、吉川美穂( Live GARDEN BICI STELLE)や植竹海貴(Y's Road)が集団前方に位置取る。最後の折り返しをクリアしてフィニッシュまでの直線に入る、とレイチェル・ニーラン(ハイアンビション・ウィメン)が早駆け。1人抜け出すように先行するとそのまま先頭でフィニッシュし、初代ウィメンズ・クリテリウム女王となった。

ウィメンズクリテリウムの表彰式+ポイント賞獲得の2人ウィメンズクリテリウムの表彰式+ポイント賞獲得の2人 photo:Makoto.AYANO
ウィメンズ・クリテリウム 結果(6.75km)
1位 レイチェル・ニーラン(ハイアンビション・ウィメン) 9分56秒
2位 吉川美穂( Live GARDEN BICI STELLE) +2秒
3位 ラウラ・ロザーノ・ラミレス(ハイアンビション・ウィメン)


ホープフルクリテリウムは竹村虎太郎が優勝

宇都宮の中心部を駆け抜けるホープフルクリテリウムの選手たち宇都宮の中心部を駆け抜けるホープフルクリテリウムの選手たち photo:Makoto.AYANO
学法石川高校の2人を先頭に行く集団学法石川高校の2人を先頭に行く集団 photo:Satoru Kato沿道に集まった多くの観客の前を高校生の集団が疾走する沿道に集まった多くの観客の前を高校生の集団が疾走する photo:Satoru Kato

高校生による「ホープフルクリテリウム」には、インターハイなどで活躍した36名が出走。3周6.75kmのレースは、スタート直後からアタックが繰り返されるも、集団が大きく崩れることなく周回が進んでいく。最終周回に入ると、地元の作新学院高校や真岡工業高校、学法石川高校などが集団前方に上がり、最後の勝負へ。僅差のスプリントを竹村虎太郎(福井県立科学技術高校)が制して優勝した。

福井県立科学技術高校の竹村虎太郎が優勝福井県立科学技術高校の竹村虎太郎が優勝 photo:Satoru Kato
ホープフルクリテリウム 結果(6.75km)
1位 竹村虎太郎(福井県立科学技術高校) 9分0秒
2位 武チュール(南光学園東北高校) +0秒
3位 田崎隼翔(作新学院高校)
text:Satoru Kato
photo:Makoto AYANO, Satoru Kato
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