2010/05/08(土) - 17:09
MTBジャパンシリーズJ1箱館山XCO第2戦エリート男子で優勝した武井亨介(チーム・フォルツァ!)によるレポート。
今、31歳。やっとMTB選手としてスタートラインに立てた。優勝は、あくまで他の選手との相対的な結果でしかない。笑うのは、全日本選手権で優勝したら。
八幡浜の敗戦は、しっかりと生かし、改善することが出来た。確実に進歩している。だから、もっともっと、進みたい。
厳しい練習を、コーチ、スタッフ、お客さんと共に、日々日々積み重ね、最強の山本幸平選手に挑戦します。
1周目。
なぜかスタートは3列目。ポイントランキングでは3位のはずだが...。
スタートは普通に切った。前に選手が若干多い。最初の登りで、カズ(山本和弘)ケン(小野寺健)が前に出るので、それにあわせて登り始める。乳酸が身体に回る感じがする。が、アップが十分だったので問題はない。
細かい コーナー などは、身体が反応するまで、最新の注意をしながら。ペースは普通。きついが、問題は無い。挑戦者の気持ちを強く意識して走る。
2周目。
カズとケンがペースメイクするが、遅く感じる。今日は勝てると確信。
ラインも彼らのラインをトレースして、スピードアップ。やはり、試走でタイムトライアルを行ったのが良かった。目と身体の反応がイメージどおりにいく。
3周目。
スタート付近で軽くペースアップ。付いてくるのは カズとセイヤ(平野星矢)だけ。ケンがドロップした。
で、スタート後の平坦を強めに踏むと、後ろの息遣いがきつい。ラインを外す音も聞こえ出す。次の登りで、併走して様子を笑顔で伺い、話しかけるが、返事が無い。とてもきつそう。
シングルの下りを終え、オフィシャルフィードゾーン(補給エリア)後の緩やかな登りで、29インチバイクの特性を生かし、スピードを乗せたまま、強めに踏むと、あっさり発射した。
そのまま心拍175前後を維持して登ると、大きく差が開く。後は自分のペースに戻し、巡航状態へ。下りもイケてきた。
4周目。
タイミングが早いか、30秒ほどのギャップ。気にせず、自分のペースで行くが...。
下りで 木の根 に煮引っ掛かり、転ぶ。そして、もう一度、木に突っ込み転ぶ。20秒ほどのロスかな?
「もう一度集中」と自分に言い聞かす。で、コーチ登場。手本のように走れといわれ、肩の力がまた抜けた。タイムギャップが1分を超えたので、リスクを回避。
5・6周目。
自分のペースで走る。グリップを力まず握り、いろいろな意識を集中させ走る。
7周目。
心拍の維持が出来ている。負荷も問題ないが、右足、太もも、前部に少し攣りが出てくる。強く踏みすぎると、攣りそうだ。ごまかし気味。身体はきつくない。ここだけが、いやな感じ。
最終周回。
リスク回避を最大にして、走る。心拍と出力の維持も意識下でコントロールできているので、余力を感じる。コントロールできている。
特に、下りは細心の注意を払う。機材をもっといたわらねば。身体的に少しきついが、身体の重さは感じず。あとは、「ありがとう」を伝えながら走る。
ゴール。
感迫るものは、全日本選手権までお預け。
2010年7月19日 月曜日、海の日。ぜひ、全日本選手権・富士見パノラマへ来てください。私の本気を観てください。応援して下さい。そして、ゴールで一緒に笑いましょう。
使用機材の後押しは素晴らしかった。バイクはスペシャライズドSWスタンプジャンパーHT29に乗った。このバイクはすごい。とにかく進む。そして、軽い。他社の29インチにあるハンドリングのだるさはまったく無く、キビキビ走る。やはり、サイズが適正だからかな。
コンポーネントはスラムXX 2×10s。クランクは39・26T、スプロケットは11-36T。アウターギアに入れっぱなしで走れるので減速感がおきにくい。
そしてスペシャライズドSW MTBシューズ。いわずと知れた、最強のMTBシューズ。ロードと同じく、超軽量。そして、最高のフィット感。
ヘルメットのOGKレジモスは、唯一のサポート品。魂をいただいて、頭をしっかり守れます。安心して攻められる。とても大切だ。
レースへの取り組み、練習の内容などはブログを見てください。
photo:Akihiro.NAKAO
text:武井亨介(チーム・フォルツァ!)
今、31歳。やっとMTB選手としてスタートラインに立てた。優勝は、あくまで他の選手との相対的な結果でしかない。笑うのは、全日本選手権で優勝したら。
八幡浜の敗戦は、しっかりと生かし、改善することが出来た。確実に進歩している。だから、もっともっと、進みたい。
厳しい練習を、コーチ、スタッフ、お客さんと共に、日々日々積み重ね、最強の山本幸平選手に挑戦します。
1周目。
なぜかスタートは3列目。ポイントランキングでは3位のはずだが...。
スタートは普通に切った。前に選手が若干多い。最初の登りで、カズ(山本和弘)ケン(小野寺健)が前に出るので、それにあわせて登り始める。乳酸が身体に回る感じがする。が、アップが十分だったので問題はない。
細かい コーナー などは、身体が反応するまで、最新の注意をしながら。ペースは普通。きついが、問題は無い。挑戦者の気持ちを強く意識して走る。
2周目。
カズとケンがペースメイクするが、遅く感じる。今日は勝てると確信。
ラインも彼らのラインをトレースして、スピードアップ。やはり、試走でタイムトライアルを行ったのが良かった。目と身体の反応がイメージどおりにいく。
3周目。
スタート付近で軽くペースアップ。付いてくるのは カズとセイヤ(平野星矢)だけ。ケンがドロップした。
で、スタート後の平坦を強めに踏むと、後ろの息遣いがきつい。ラインを外す音も聞こえ出す。次の登りで、併走して様子を笑顔で伺い、話しかけるが、返事が無い。とてもきつそう。
シングルの下りを終え、オフィシャルフィードゾーン(補給エリア)後の緩やかな登りで、29インチバイクの特性を生かし、スピードを乗せたまま、強めに踏むと、あっさり発射した。
そのまま心拍175前後を維持して登ると、大きく差が開く。後は自分のペースに戻し、巡航状態へ。下りもイケてきた。
4周目。
タイミングが早いか、30秒ほどのギャップ。気にせず、自分のペースで行くが...。
下りで 木の根 に煮引っ掛かり、転ぶ。そして、もう一度、木に突っ込み転ぶ。20秒ほどのロスかな?
「もう一度集中」と自分に言い聞かす。で、コーチ登場。手本のように走れといわれ、肩の力がまた抜けた。タイムギャップが1分を超えたので、リスクを回避。
5・6周目。
自分のペースで走る。グリップを力まず握り、いろいろな意識を集中させ走る。
7周目。
心拍の維持が出来ている。負荷も問題ないが、右足、太もも、前部に少し攣りが出てくる。強く踏みすぎると、攣りそうだ。ごまかし気味。身体はきつくない。ここだけが、いやな感じ。
最終周回。
リスク回避を最大にして、走る。心拍と出力の維持も意識下でコントロールできているので、余力を感じる。コントロールできている。
特に、下りは細心の注意を払う。機材をもっといたわらねば。身体的に少しきついが、身体の重さは感じず。あとは、「ありがとう」を伝えながら走る。
ゴール。
感迫るものは、全日本選手権までお預け。
2010年7月19日 月曜日、海の日。ぜひ、全日本選手権・富士見パノラマへ来てください。私の本気を観てください。応援して下さい。そして、ゴールで一緒に笑いましょう。
使用機材の後押しは素晴らしかった。バイクはスペシャライズドSWスタンプジャンパーHT29に乗った。このバイクはすごい。とにかく進む。そして、軽い。他社の29インチにあるハンドリングのだるさはまったく無く、キビキビ走る。やはり、サイズが適正だからかな。
コンポーネントはスラムXX 2×10s。クランクは39・26T、スプロケットは11-36T。アウターギアに入れっぱなしで走れるので減速感がおきにくい。
そしてスペシャライズドSW MTBシューズ。いわずと知れた、最強のMTBシューズ。ロードと同じく、超軽量。そして、最高のフィット感。
ヘルメットのOGKレジモスは、唯一のサポート品。魂をいただいて、頭をしっかり守れます。安心して攻められる。とても大切だ。
レースへの取り組み、練習の内容などはブログを見てください。
photo:Akihiro.NAKAO
text:武井亨介(チーム・フォルツァ!)
フォトギャラリー