2019/08/09(金) - 18:27
総合エースにリッチー・ポートを据えツールに挑んだトレック・セガフレードのバイクにフォーカス。特別ペイントで彩られたMadone、Emondaや、タイムトライアルバイクのSpeed Conceptを紹介しよう。
総合成績とステージ優勝どちらも狙える布陣でツール・ド・フランスに臨んだトレック・セガフレード。エースのリッチー・ポート(オーストラリア)が総合トップ10まであと一歩及ばずという成績だったが、第6ステージではジュリオ・チッコーネ(イタリア)がマイヨジョーヌを獲得。ジロ・デ・イタリアに続き秀でた登坂能力を世界中にアピールした。
トレック・セガフレードは昨シーズンのツールからディスクブレーキロード(TTを除く)を使用しており、今シーズンは完全にディスクブレーキ搭載車に切り替えた。軽量モデルのEmondaとエアロロードのMadoneを乗り分け、タイムトライアルではリムブレーキ仕様のSpeed Conceptを継続使用中だ。今大会ではシーズン当初より使用しているシンプルなチームカラーのバイクだけではなく、芸術性の高いラップ塗装を施したMolten Marbleという特別な塗装を施したバイクを走らせ、注目を集めた。
トレック・セガフレードは今シーズンからコンポにスラムのRED eTap AXSを使用。リッチー・ポートのバイクには特徴的なシルバーのチェーンリングではなく、マット塗装が施されたラインアップ外の供給用大型チェーンリングがアセンブルされていた。また、ファビオ・フェリーネはMadoneのフロントシングル仕様を導入。ラインアップには無い52T仕様のチェーンリングとK-Edgeチェーンキャッチャーを装備し、第1ステージに臨んだ。
一方で、タイムトライアルバイクはリムブレーキ仕様のため、ディスクブレーキしか用意されていないRED eTap AXSではなく、11速の旧型RED eTapをそのまま使用。いずれのバイクにもクオークのパワーメーターが搭載されている。サイクルコンピューターはサポートを受けるガーミンだ。
ハンドルとステムからホイール、ボトルケージまでボントレガーのXXXシリーズで統一。Madoneにはケーブルをフル内装でき、かつ調整可能な専用ハンドルバー/ステムが用意されているが、ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー)はハンドルとステムが別体のモデルをMadoneに搭載する。また、ステムクランプ付近にRED eTap AXSのサテライトスイッチBLIPSが接着されている。
ロード用ホイールはAEOLUS XXX4と6を主に使い分けるが、ボントレガーにTTホイールが用意されていないため、チームはサポート外のブランド製品を使用。前輪にはPRO 3Spokeホイール、後輪はジップのSUPER-9とライトウェイトのAUTOBAHNを選択している。
タイヤはヴィットリアのCorsaだが、現在販売されている新モデルのグラフェン2.0のロゴがあしらわれていない物を使用。また、タイムトライアルバイクにAEOLUS XXX6ホイールを装着する選手の中には、ボントレガーのR3やヴィットリア Corsa Speedを使用する選手もいるようだ。
photo:Makoto.AYANO
text:Gakuto Fujiwara
総合成績とステージ優勝どちらも狙える布陣でツール・ド・フランスに臨んだトレック・セガフレード。エースのリッチー・ポート(オーストラリア)が総合トップ10まであと一歩及ばずという成績だったが、第6ステージではジュリオ・チッコーネ(イタリア)がマイヨジョーヌを獲得。ジロ・デ・イタリアに続き秀でた登坂能力を世界中にアピールした。
トレック・セガフレードは昨シーズンのツールからディスクブレーキロード(TTを除く)を使用しており、今シーズンは完全にディスクブレーキ搭載車に切り替えた。軽量モデルのEmondaとエアロロードのMadoneを乗り分け、タイムトライアルではリムブレーキ仕様のSpeed Conceptを継続使用中だ。今大会ではシーズン当初より使用しているシンプルなチームカラーのバイクだけではなく、芸術性の高いラップ塗装を施したMolten Marbleという特別な塗装を施したバイクを走らせ、注目を集めた。
トレック・セガフレードは今シーズンからコンポにスラムのRED eTap AXSを使用。リッチー・ポートのバイクには特徴的なシルバーのチェーンリングではなく、マット塗装が施されたラインアップ外の供給用大型チェーンリングがアセンブルされていた。また、ファビオ・フェリーネはMadoneのフロントシングル仕様を導入。ラインアップには無い52T仕様のチェーンリングとK-Edgeチェーンキャッチャーを装備し、第1ステージに臨んだ。
一方で、タイムトライアルバイクはリムブレーキ仕様のため、ディスクブレーキしか用意されていないRED eTap AXSではなく、11速の旧型RED eTapをそのまま使用。いずれのバイクにもクオークのパワーメーターが搭載されている。サイクルコンピューターはサポートを受けるガーミンだ。
ハンドルとステムからホイール、ボトルケージまでボントレガーのXXXシリーズで統一。Madoneにはケーブルをフル内装でき、かつ調整可能な専用ハンドルバー/ステムが用意されているが、ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー)はハンドルとステムが別体のモデルをMadoneに搭載する。また、ステムクランプ付近にRED eTap AXSのサテライトスイッチBLIPSが接着されている。
ロード用ホイールはAEOLUS XXX4と6を主に使い分けるが、ボントレガーにTTホイールが用意されていないため、チームはサポート外のブランド製品を使用。前輪にはPRO 3Spokeホイール、後輪はジップのSUPER-9とライトウェイトのAUTOBAHNを選択している。
タイヤはヴィットリアのCorsaだが、現在販売されている新モデルのグラフェン2.0のロゴがあしらわれていない物を使用。また、タイムトライアルバイクにAEOLUS XXX6ホイールを装着する選手の中には、ボントレガーのR3やヴィットリア Corsa Speedを使用する選手もいるようだ。
photo:Makoto.AYANO
text:Gakuto Fujiwara
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