2019/05/18(土) - 13:20
5月19日から、日本最大のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催される。各ステージの見どころと、出場チーム・選手をプレビュー。
UCI2.1のステージレースとして開催される「ツアー・オブ・ジャパン」。国内開催のステージレースでは最上位の「1クラス」のステージレースであると同時に、大阪から東京まで8日間8ステージを走る国内最大規模のレースだ。開催地と日程は以下の通り。
UCI2.1のステージレースとして開催される「ツアー・オブ・ジャパン」。国内開催のステージレースでは最上位の「1クラス」のステージレースであると同時に、大阪から東京まで8日間8ステージを走る国内最大規模のレースだ。開催地と日程は以下の通り。
ツアー・オブ・ジャパン2019 開催日程
開催日 | ステージ | 距離 |
---|---|---|
5月19日(日) | 第1ステージ:堺(大仙公園周回コース・個人タイムトライアル) | 2.6km |
5月20日(月) | 第2ステージ:京都(普賢寺ふれあいの駅ーけいはんなプラザ周回コース | 105km |
5月21日(火) | 第3ステージ:いなべ(阿下喜駅前→いなべ市梅林公園周回コース) | 127km |
5月22日(水) | 第4ステージ:美濃(旧今井家住宅前→美濃和紙の里会館前周回コース) | 139.4km |
5月23日(木) | 第5ステージ:南信州(飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動公園前) | 123.6km |
5月24日(金) | 第6ステージ:富士山(須走商店街→富士スピードウェイ周回コース→ふじあざみライン) | 36km |
5月25日(土) | 第7ステージ:伊豆(日本サイクルスポーツセンター周回コース) | 122km |
5月26日(日) | 第8ステージ:東京(大井埠頭周回コース) | 112km |
第1ステージは個人タイムトライアル。ユネスコの世界遺産登録を目指す「百舌鳥・古市古墳群」の百舌鳥エリアのど真ん中に設定された1周2.6kmのコースを使用して、最初のリーダージャージ着用者を決める。スタートは13時35分だが、午前中には同じコースを使用して「堺国際クリテリウム」が行われる。レース距離は10周27km。併催でJBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)主催の「JBCF堺クリテリウム」も開催される。
第2ステージは京都。普賢寺ふれあいの駅をパレードスタートして、1周16.8kmのけいはんなプラザ周辺の周回コースを6周する。ハードなコースではあるものの、これまではスプリント勝負や残り数kmでの飛び出しなど、最終盤にレースが決まる展開が多い。昨年は雨澤毅明がステージ優勝したが、今年は?
第3ステージは三重県のいなべ市。阿下喜駅前をパレードスタートし、いなべ市梅林公園をフィニッシュとする14.8kmの周回コースを8周。「いなベルグ」と名付けられた激坂を含むハードなコースで、最初のリーダージャージの入れ替わりが起きるか。今年は雨の予報となっていることも気になる。
第4ステージは岐阜県の美濃市。「うだつの上がる町並み」旧今井家住宅前からパレードスタートし、長良川沿いを走る1周21.3kmを6周する。周回コース途中に1ヶ所だけ山岳賞ポイントに指定される登りがあるものの、集団でのスプリントフィニッシュになることが定番のステージ。ラスト1kmからフィニッシュまで一直線のストレートで繰り広げられるスプリントは見ものだ。
第5ステージは長野県飯田市を舞台とする南信州。JR飯田駅前をパレードスタートし、1周12.2kmのコースを10周。獲得標高差2580mは、ツアー・オブ・ジャパンで2番目の数字。最後の1.6kmの平坦区間が逃げ切りを難しくしており、ハードなコースの割には集団フィニッシュとなることも多い。総合上位を狙う選手は確実に先頭集団に残っておきたいステージだ。
伊豆ステージは従来通りのコース 東京ステージはコースと会場に変更あり
第6ステージは、ツアー・オブ・ジャパンのクイーンステージとなる富士山。今年は麓の須走商店街をパレードスタートし、全日本選手権の会場にもなる富士スピードウェイ西ゲート前でリアルスタート。外周道路を2周したのち、ふじあざみラインの頂上にフィニッシュする36kmだ。実質的な勝負はふじあざみラインに入ってからの約12kmになると思われ、ここで優勝した者が個人総合優勝に大きく近づく。
第7ステージは伊豆。日本サイクルスポーツセンターに設定される12.2kmの周回コースを10周するレースだ。昨年は修善寺駅からのパレードがあったが、今年はパレードなし。東京オリンピックに向けて改修工事が行われるため、当初は短い周回を使用することも検討されたが、例年通りのコースを使用する。獲得標高は3750mと、富士山の標高よりも高くまで登る計算。もちろんツアー・オブ・ジャパン最大の獲得標高だ。個人総合優勝争い最後のステージとなるが、ここを終えて誰がリーダージャージを着るのか?
最終ステージは東京。今年は要人来日のため日比谷シティ前からのパレードは無く、大井埠頭の周回コースのみで行われる。スタート・フィニッシュ地点と表彰式会場が昨年までの「みなとが丘ふ頭公園」ではなく、600mほど奥に移動しているので、観戦の際はご注意を。
レースは1周7kmを16周。生き残ったスプリンター達の最後の舞台となる。ポイント賞争いが拮抗していれば、中間スプリント争いも白熱するだろう。フィニッシュ地点が移動したことが、スプリント勝負にも影響しそうだ。
出場チーム・選手
今年は国内外16チームが出場する。チームは以下の通り。
ツアー・オブ・ジャパン2019 出場チーム
海外チーム | 国内チーム |
---|---|
NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ(イタリア) | キナンサイクリングチーム |
トレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム(マレーシア) | チーム右京 |
チーム・ブリッジレーン(オーストラリア) | インタープロ・サイクリング・アカデミー |
HKSIプロ・サイクリング・チーム(香港) | マトリックスパワータグ |
リュブリャナ・グスト・サンティック(スロベニア) | チームブリヂストンサイクリング |
ジョッティ・ヴィクトリア・パロマー(ルーマニア) | 宇都宮ブリッツェン |
チーム・ザワーランド・NRW・P/B・SKS・ジャーマニー | シマノレーシングチーム |
愛三工業レーシングチーム | |
日本ナショナルチーム |
唯一のプロコンチネンタルチームとなるNIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネからは、中根英登、伊藤雅和、吉田隼人ら3人の日本人選手が出場。ジロ・デ・イタリア出場中の初山翔に負けない活躍を期待したいところ。
昨年京都ステージで優勝した雨澤毅明は、今年から所属するリュブリャナ・グスト・サンティックのメンバーとして日本初レースを走る。同じく、今年からジョッティ・ヴィクトリア・パロマーに所属する小林海も出場する。
海外7チームの中で注目はチーム・ブリッジレーンだろう。昨年大会の新人賞を獲得し、伊豆ステージ2位、個人総合4位のクリス・ハーパーが出場予定。今年初めのオーストラリア選手権のロードレースで2位、ヘラルド・サンツアーでは個人総合4位の結果を残している。また、3月のツール・ド・台湾第3ステージで優勝したニコラス・ホワイトの名前も挙げられている。
国内チームは、昨年マルコス・ガルシアが個人総合優勝したキナンサイクリングチーム、3月のツール・ド・とちぎで個人総合優勝したレイモンド・クレダー擁するチーム右京、現在アジアツアーランキング3位のインタープロ・サイクリング・アカデミー、愛三工業レーシングチームなど海外レースを主戦場とするチームと、直前までスペイン遠征をこなしてきたマトリックスパワータグ、国内を主戦場とするチームブリヂストンサイクリング、宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングがどのように戦うか。特にガルシアの2連覇と、マトリックスパワータグが再び暴れるのかは要注目ポイントだろう。
また、東京オリンピックのロードレース日本代表選考の上で重要なレースでもある。特に国内レースの中では最も重視されるレースであるため、来年に向けた選手の戦いにも注目だ。
全ステージをスポーツブルがライブ配信
ツアー・オブ・ジャパン全ステージの模様は「スポーツブル」が生中継。パソコンやスマートフォンで無料視聴できる。ツアー・オブ・ジャパン特設サイトが開設されており、事前告知番組がすでにアップされている。レース後はアーカイブでの配信も予定されている。詳しくは下記リンクから。
text:Satoru Kato
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