2019/02/02(土) - 14:12
ジロのヘルメットラインアップに新登場したミドルグレード「SYNTAX MIPS AF」をテスト。1万円台の価格ながらMIPSを搭載し安全性を強化。帽体もアジアンフィットとすることで、日本人によりマッチするロードヘルメットに仕上がる。
ジロ SYNTAX MIPS AF photo:Yuto.Murata
今季は新たにグルパマFDJとディメンションデータのヘルメットサプライヤーとなったアメリカンブランド、ジロ。インナーシェルが2層構造になった全く新しいMIPS SPHERICALテクノロジーを搭載したフラッグシップ「AETHER MIPS」とともに、2019年モデルの新作として登場したのが今回紹介する「SYNTAX MIPS AF」である。
今まで国内展開されていたジロヘルメットは欧米タイプの帽体であったが、今作は多くの日本人にマッチするアジアンフィットとした点が大きな特徴。横幅はもちろん、前後幅と深さも細かく見直した専用設計が施されている。従来はMとLサイズしか選択肢がないモデルもあったが、アジアンフィットとしたことでS、M、Lの3サイズに細かく分かれ、よりフィットするサイズを選びやすくなった。
フロントビュー 横への張り出しが少ないコンパクトなシェル形状に仕上がる
サイドビュー テールに向かって丸みを帯びたデザインを採用
バックビュー 前面と異なるカラーで塗り分けている
またライダーの安全性を最重要視するジロらしく、1万円台のミドルグレードモデルながらMIPSも搭載している。MIPSとは頭部と接するシート状の構造体がスライドすることで外部からの衝撃をいなすテクノロジーであり、安全性をさらに高めてくれるというもの。ヘルメット内側の形状に合わせ、かつフィッティングシステムとも統合されたインテグレートデザインのMIPSが搭載されており、フィット感や通気性を損なうこともない。
シェルの形状は同社を代表するオールラウンドモデル「SYNTHE」を思わせる、やや丸みを帯びたコンパクトなデザインを採用。ベンチレーションホールは計25箇所設けられ、シーンを選ばず使っていける高い通気性を持つ。フィッティングシステムは小気味よいダイヤル音とともに細かな締め付けが可能なRoc Loc 5で、上下3段階に高さも調整可能だ。
インテグレートMIPSを搭載し安全性を高めている
効率的に汗を吸収するクールフィットパッドが快適性に寄与
フィッティングシステムは締め付け具合の細かな調整が可能なダイヤルタイプのRoc Loc 5
頭の形や好みのフィット感に合わせて上下3段階にも調整可能だ
帽体はポリカーボネート製のアウターシェルと、EPSフォームのインナーシェルを熱圧着させるインモールド製法によって一体成型され、高い強度とプロテクション性能に配慮された作りに。内側には汗を効率的に吸収してくれ、かつ抗菌仕様となったクールフィットパッドを配し快適な被り心地に寄与している。
カラーは全5色展開で、価格は14,600円(税抜)。取り扱いはダイアテック。
Mサイズ実測重量304g
Sサイズ実測重量279g
― 編集部インプレッション
やはりブランドが打ち出している通り、アジアンフィットとなった被り心地の良さが印象的。筆者は従来のジロヘルメットも問題なく被れていたが、今回横幅が広がっており、より頭の全周に渡ってフィットする形状に変わったと感じた。欧米タイプの形状でマッチしていた人だと側面に若干スペースが余るかもしれないが、それでも大多数の日本人が被りやすくなったことは間違いない。
多くの日本人にマッチするアジアンフィットの被りやすさが印象的。MIPSも付いて精神的な安心感も高い
ヘルメットの性能で言えば、ミドルグレード帯の製品あって特別に軽い速いなどは感じないが、ベンチレーションホールの多さから通気性の良さは十分に感じる。エアロヘルメットのように空気が一方向に抜けていくと言うよりは、前から横から全体に風を感じる印象で熱がこもるようなこともなかった。
300g近い重量のためヘルメットを被っているなという感覚は強いが、高いフィット感と重心バランスの良さからストレスは一切なく、シェルの厚みも相まって頭部が守られている安心感は非常に高い。インテグレートMIPSも被り心地を損なうことなく好印象だ。50km/h以上スピードが出る下りでは風切り音が大きくなるため、空力性能に関しては価格相応と言ったところだろう。
アイウェアもきちんと保持できるベンチレーションホールの配置だ
頭部全周に渡って均等に締め付けられるフィット感で被り心地は良い
ミドルグレードのヘルメットと言うと帽体が大きくキノコ型になりやすいものもある中で、このSYNTAXは横への張り出しも少なくスタイリッシュなルックスを保ってくれた。MIPS付きでリーズナブル、かつオールラウンドに使えるヘルメットをお探しの人はぜひチェックしてみて欲しい。(CW編集部:村田悠人)
ジロ SYNTAX MIPS AF
サイズ:Sサイズ(51-55cm)、Mサイズ(55-59cm)、Lサイズ(59-63cm)
実測重量:279g(S)、304g(M)
カラー:BLACK / BRIGHT RED、MATTE WHITE/SILVER、MATTE MDNT BLUE、MATTE BLACK、MATTE CITRON/WHITE
価 格:14,600円(税抜)
※JCF公認ヘルメット

今季は新たにグルパマFDJとディメンションデータのヘルメットサプライヤーとなったアメリカンブランド、ジロ。インナーシェルが2層構造になった全く新しいMIPS SPHERICALテクノロジーを搭載したフラッグシップ「AETHER MIPS」とともに、2019年モデルの新作として登場したのが今回紹介する「SYNTAX MIPS AF」である。
今まで国内展開されていたジロヘルメットは欧米タイプの帽体であったが、今作は多くの日本人にマッチするアジアンフィットとした点が大きな特徴。横幅はもちろん、前後幅と深さも細かく見直した専用設計が施されている。従来はMとLサイズしか選択肢がないモデルもあったが、アジアンフィットとしたことでS、M、Lの3サイズに細かく分かれ、よりフィットするサイズを選びやすくなった。



またライダーの安全性を最重要視するジロらしく、1万円台のミドルグレードモデルながらMIPSも搭載している。MIPSとは頭部と接するシート状の構造体がスライドすることで外部からの衝撃をいなすテクノロジーであり、安全性をさらに高めてくれるというもの。ヘルメット内側の形状に合わせ、かつフィッティングシステムとも統合されたインテグレートデザインのMIPSが搭載されており、フィット感や通気性を損なうこともない。
シェルの形状は同社を代表するオールラウンドモデル「SYNTHE」を思わせる、やや丸みを帯びたコンパクトなデザインを採用。ベンチレーションホールは計25箇所設けられ、シーンを選ばず使っていける高い通気性を持つ。フィッティングシステムは小気味よいダイヤル音とともに細かな締め付けが可能なRoc Loc 5で、上下3段階に高さも調整可能だ。




帽体はポリカーボネート製のアウターシェルと、EPSフォームのインナーシェルを熱圧着させるインモールド製法によって一体成型され、高い強度とプロテクション性能に配慮された作りに。内側には汗を効率的に吸収してくれ、かつ抗菌仕様となったクールフィットパッドを配し快適な被り心地に寄与している。
カラーは全5色展開で、価格は14,600円(税抜)。取り扱いはダイアテック。


― 編集部インプレッション
やはりブランドが打ち出している通り、アジアンフィットとなった被り心地の良さが印象的。筆者は従来のジロヘルメットも問題なく被れていたが、今回横幅が広がっており、より頭の全周に渡ってフィットする形状に変わったと感じた。欧米タイプの形状でマッチしていた人だと側面に若干スペースが余るかもしれないが、それでも大多数の日本人が被りやすくなったことは間違いない。

ヘルメットの性能で言えば、ミドルグレード帯の製品あって特別に軽い速いなどは感じないが、ベンチレーションホールの多さから通気性の良さは十分に感じる。エアロヘルメットのように空気が一方向に抜けていくと言うよりは、前から横から全体に風を感じる印象で熱がこもるようなこともなかった。
300g近い重量のためヘルメットを被っているなという感覚は強いが、高いフィット感と重心バランスの良さからストレスは一切なく、シェルの厚みも相まって頭部が守られている安心感は非常に高い。インテグレートMIPSも被り心地を損なうことなく好印象だ。50km/h以上スピードが出る下りでは風切り音が大きくなるため、空力性能に関しては価格相応と言ったところだろう。


ミドルグレードのヘルメットと言うと帽体が大きくキノコ型になりやすいものもある中で、このSYNTAXは横への張り出しも少なくスタイリッシュなルックスを保ってくれた。MIPS付きでリーズナブル、かつオールラウンドに使えるヘルメットをお探しの人はぜひチェックしてみて欲しい。(CW編集部:村田悠人)
ジロ SYNTAX MIPS AF
サイズ:Sサイズ(51-55cm)、Mサイズ(55-59cm)、Lサイズ(59-63cm)
実測重量:279g(S)、304g(M)
カラー:BLACK / BRIGHT RED、MATTE WHITE/SILVER、MATTE MDNT BLUE、MATTE BLACK、MATTE CITRON/WHITE
価 格:14,600円(税抜)
※JCF公認ヘルメット
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