2018/10/08(月) - 13:17
Jプロツアー最終戦となる「南魚沼ロードレース」が、経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップとして開催され、マトリックスパワータグから出場のフランシスコ・マンセボが優勝。ホセ・ビセンテが2位となってワン・ツーフィニッシュを達成し、昨年に続き経済産業大臣旗を獲得した。
2018年のJプロツアー全22戦の最後を締めくくるのは、2年ぶりの開催となる南魚沼ロードレース。Jプロツアーの中でも最もステータスの高い「経済産業大臣旗ロードレース」としての開催だ。
今年は第21戦までのチームランキング上位15チームに出場権が与えられ、16位以下のチームは前日に行われたプレーオフに出場している。Jプロツアーのレースで唯一団体成績も争うレースで、各チーム上位3人のポイントの合計により順位を決める。優勝チームには真紅の経済産業大臣旗、通称「輪翔旗」が与えられるほか、優勝者には「ヴィオラジャージ」が与えられ、Jプロツアーのレースで1年間着用することが許される。
また、このレースは、昨年急逝したフォトジャーナリストの故・高木秀彰氏のメモリアルレースとしても開催された。高木氏はJBCFのオフィシャル・フォトグラファーとしてレースに帯同し、当シクロワイアードでもレース記事を執筆し、選手の活躍を伝えてきた。今回の優勝者には高木秀彰賞として賞金が贈られ、積極的なレースをした選手に敢闘賞が贈られる。なお、敢闘賞は来年以降の全レースで設定される。
台風は夜のうちに通過していったものの、真夏日を記録した前日とうって変わって朝から断続的に雨が降り続く1日。雨は時々強く降り、肌寒さを感じる気温とハードなコースと相まって過酷なレースとなった。
自らレースの流れを作ったマンセボが優勝 山本元喜が敢闘賞
レースは新潟県南魚沼市の三国川ダムの周囲を回る1周12kmのコースを10周する122km。スタート直後からの登りで山本元喜(キナンサイクリングチーム)がペースアップしていく。山頂が近づくとマンセボが飛び出し、これに増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が追従する。さらに後方から追走集団が合流し、7人の先頭集団が形成されるが、メイン集団との差は広がらずに1周目終了間際に吸収される。
2周目、7人の逃げ集団が再構成され、集団との差を広げる。メンバーは、マンセボ、山本、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、湊諒(シマノレーシング)、米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing Team)、雨澤毅明、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)。
5周目、逃げ集団から米谷が遅れて6人となるものの、シマノレーシングがコントロールするメイン集団との差は2分まで開く。8周目に入ると宇都宮ブリッツェンが集団コントロールを開始し、逃げ集団との差を1分まで縮める。この動きに呼応し、逃げ集団では山本がペースアップ。マンセボ、ホセ、湊が追従する一方、岡と雨澤はメイン集団に戻る。
4人となった逃げ集団が残り2周となる9周目に入った直後、マンセボがアタック。山本と湊が反応できないのを確認してホセが追走し、マトリックスパワータグの2人が先行する。宇都宮ブリッツェンは逃げていた岡を加えてメイン集団を牽引し追走するが、1分の差がなかなか縮まらないまま最終周回へ。入部正太朗と横山航太(シマノレーシング)、増田の3人が追走集団を形成するも、先行する2人を捉えるには至らない。
マンセボとホセは最後の登りも手を抜くことなくペースを維持。急激に濃霧が立ち込めたフィニッシュ地点に2人揃って姿を現し、ワン・ツーフィニッシュでレースを締めくくった。これによりマトリックスパワータグが団体成績でも優勝し、昨年に続き輪翔旗を獲得した。
安原監督は「今年はブリッツェンにボロボロにやられてたからこのレースだけは絶対取りたかった。(輪翔旗を)本気で獲るつもりで来ていたからホンマに嬉しい。このためにマンセボを呼んだわけではないけれど、仮にマンセボがいなくても勝てたと思っている。今までで一番嬉しい」と、結果を喜ぶ。
注目のマンセボについては「最盛期の力には及ばないかもしれないけれど、レベルが全然違う。今後話し合って来年もウチの選手になってくれるかを決めることになるが、国内全体のレベルを上げることにも繋がればと思っている」と語った。
2018年のJプロツアー全22戦の最後を締めくくるのは、2年ぶりの開催となる南魚沼ロードレース。Jプロツアーの中でも最もステータスの高い「経済産業大臣旗ロードレース」としての開催だ。
今年は第21戦までのチームランキング上位15チームに出場権が与えられ、16位以下のチームは前日に行われたプレーオフに出場している。Jプロツアーのレースで唯一団体成績も争うレースで、各チーム上位3人のポイントの合計により順位を決める。優勝チームには真紅の経済産業大臣旗、通称「輪翔旗」が与えられるほか、優勝者には「ヴィオラジャージ」が与えられ、Jプロツアーのレースで1年間着用することが許される。
また、このレースは、昨年急逝したフォトジャーナリストの故・高木秀彰氏のメモリアルレースとしても開催された。高木氏はJBCFのオフィシャル・フォトグラファーとしてレースに帯同し、当シクロワイアードでもレース記事を執筆し、選手の活躍を伝えてきた。今回の優勝者には高木秀彰賞として賞金が贈られ、積極的なレースをした選手に敢闘賞が贈られる。なお、敢闘賞は来年以降の全レースで設定される。
台風は夜のうちに通過していったものの、真夏日を記録した前日とうって変わって朝から断続的に雨が降り続く1日。雨は時々強く降り、肌寒さを感じる気温とハードなコースと相まって過酷なレースとなった。
自らレースの流れを作ったマンセボが優勝 山本元喜が敢闘賞
レースは新潟県南魚沼市の三国川ダムの周囲を回る1周12kmのコースを10周する122km。スタート直後からの登りで山本元喜(キナンサイクリングチーム)がペースアップしていく。山頂が近づくとマンセボが飛び出し、これに増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が追従する。さらに後方から追走集団が合流し、7人の先頭集団が形成されるが、メイン集団との差は広がらずに1周目終了間際に吸収される。
2周目、7人の逃げ集団が再構成され、集団との差を広げる。メンバーは、マンセボ、山本、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、湊諒(シマノレーシング)、米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing Team)、雨澤毅明、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)。
5周目、逃げ集団から米谷が遅れて6人となるものの、シマノレーシングがコントロールするメイン集団との差は2分まで開く。8周目に入ると宇都宮ブリッツェンが集団コントロールを開始し、逃げ集団との差を1分まで縮める。この動きに呼応し、逃げ集団では山本がペースアップ。マンセボ、ホセ、湊が追従する一方、岡と雨澤はメイン集団に戻る。
4人となった逃げ集団が残り2周となる9周目に入った直後、マンセボがアタック。山本と湊が反応できないのを確認してホセが追走し、マトリックスパワータグの2人が先行する。宇都宮ブリッツェンは逃げていた岡を加えてメイン集団を牽引し追走するが、1分の差がなかなか縮まらないまま最終周回へ。入部正太朗と横山航太(シマノレーシング)、増田の3人が追走集団を形成するも、先行する2人を捉えるには至らない。
マンセボとホセは最後の登りも手を抜くことなくペースを維持。急激に濃霧が立ち込めたフィニッシュ地点に2人揃って姿を現し、ワン・ツーフィニッシュでレースを締めくくった。これによりマトリックスパワータグが団体成績でも優勝し、昨年に続き輪翔旗を獲得した。
安原監督は「今年はブリッツェンにボロボロにやられてたからこのレースだけは絶対取りたかった。(輪翔旗を)本気で獲るつもりで来ていたからホンマに嬉しい。このためにマンセボを呼んだわけではないけれど、仮にマンセボがいなくても勝てたと思っている。今までで一番嬉しい」と、結果を喜ぶ。
注目のマンセボについては「最盛期の力には及ばないかもしれないけれど、レベルが全然違う。今後話し合って来年もウチの選手になってくれるかを決めることになるが、国内全体のレベルを上げることにも繋がればと思っている」と語った。
南魚沼ロードレース 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 結果(122km)
1位 | フランシスコ・マンセボ・ペレス(マトリックスパワータグ ) | 3時間14分20秒 |
2位 | ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ ) | +0秒 |
3位 | 横山航太(シマノレーシング) | +1分3秒 |
4位 | 入部正太朗(シマノレーシング) | +1分7秒 |
5位 | 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) | +1分13秒 |
6位 | 木村圭佑(シマノレーシング) | +1分40秒 |
団体成績
1位 | マトリックスパワータグ | 720p |
2位 | シマノレーシング | 520p |
3位 | 宇都宮ブリッツェン | 145p |
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