2018/07/14(土) - 08:56
サガンとガビリアの二頭体制に割って入ったフルーネウェーヘンは「もっと距離が長くても勝てていた。今はスプリントで勝てる状態にある」と自信満々。比較的平穏に終わったツール・ド・フランス第7ステージを走った選手たちのコメントを紹介します。
ステージ1位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ)
最後はクリストフの番手につけていて、彼がスプリントを開始したタイミングで自分も踏み始めた。残り200mからのスプリントだったけど、もっと距離が長くても勝てていたと思う。
毎日調子が良くなっている。序盤の数ステージは調子が良いとは言えない状態だったので、自分にはステージ優勝できないという批判的な声も出ていた。でも時間が解決してくれると思っていたし、勝てることを脚で証明できてよかったよ。チームのサポートは強力で、今日はばらけずに勝負しようと話し合っていた。そしてその通り残り2kmの時点で隊列が組まれ、完璧な形でリードアウトしてくれたんだ。
今はスプリントで勝てる状態にある。スプリンターのチャンスが少なくなってきているので、明日ももちろん勝利を狙うよ。
ステージ3位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
とてもゴチャゴチャしたスプリントだった。最後はフェルナンド(ガビリア)の番手からスプリントに持ち込んで、その結果、ステージ3位に入ることができた。今日ステージ1位や2位を狙える力はなかったと思う。そしてステージ3位は4位よりも良い。
とても退屈なステージだったけど、雨が降ることもなく、風が吹くこともなく、ストレスは少なかった。集団の中で走る全員と走る時間もあったし。ライバルたちが誰も落車しなかったし、今日という日を前向きに捉えている。
ステージ4位 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
これまでのステージと比べると、ずっとチームのリードアウトトレインが機能していた。位置取りは悪くなかったけど、先に仕掛けたサガンに前をふさがれてしまい、外側から追い上げる形になってしまった。調子自体は良かったけど、そこから先頭まで出ることは不可能だった。同じスプリントなんて一つもないし、第1ステージや第2ステージとはまた違うスプリントだった。勝利するためには、その時々の展開に柔軟に対応しなければならない。
ステージ5位 クリストフ・ラポルト(フランス、コフィディス)
複雑なスプリントだった。残り数キロの時点でとても良い位置につけていたけど、最終コーナーに警戒しすぎて理想よりも早く前に出てしまった。そこから一旦ポジションを下げてからスプリントしたけど届かず。残念な結果に終わってしまったけど、落車のダメージから徐々に回復していることを確認できたし、ツール後半戦にしっかりとチャンスを掴みたい。
ステージ10位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)
残り2kmの危険なコーナーを過ぎてからどのチームもトレインが分裂した状態。アシストを1〜2名を残した他のスプリンターのホイールからホイールへと飛び乗ってスプリントへ。残り1kmを切った時点で、正直言って今日は行けるんじゃないかとワクワクしていた。でもクイックステップフロアーズとボーラ・ハンスグローエのスピードに対抗できなかった。ただ対抗できなかった。
ステージ16位&マイヨジョーヌ グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)
総合リーダーの座を守るためにボーナスポイントを狙ってみた。とてもイージーなステージだったけど、常に風には警戒していた。こういう日に限って何かが起こるから集中力を切らすわけにはいかなかった。日曜日のルーベのステージの後もマイヨジョーヌを着ていない。でもその前にマイヨジョーヌを着てルーベのステージを走りたい。
パンクや落車がなければマイヨジョーヌを守れるはず。でも間違いなくルーベのステージは混沌としたものになる。ツール前半戦の中で最も重要なステージであり、BMCレーシングはリッチー・ポートと自分の援護に全戦力を注ぐ。
ステージ敢闘賞 ローラン・ピション(フランス、フォルトゥネオ・サムシック)
とても長いステージだったけど、3週間でフランスを一周するにはそれぐらい走らないといけない。朝の時点では逃げるつもりはなかったけど、レース中に脚の調子が良いことを確認したので逃げてみたんだ。
残り20kmの時点である程度のタイム差があればそこから200%の力で逃げ続ける作戦だったけどタイム差は広がらず。単独で逃げることになったのは追走が追いついてこなかったからであって、決して単独で逃げたいと思っていたからじゃない。地元を走るツールでステージ敢闘賞を獲得して表彰台に登るのはとても名誉なこと。この先の山岳ステージではしっかりとワレン・バルギルをアシストしたい。
text:Kei Tsuji
ステージ1位 ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ)
最後はクリストフの番手につけていて、彼がスプリントを開始したタイミングで自分も踏み始めた。残り200mからのスプリントだったけど、もっと距離が長くても勝てていたと思う。
毎日調子が良くなっている。序盤の数ステージは調子が良いとは言えない状態だったので、自分にはステージ優勝できないという批判的な声も出ていた。でも時間が解決してくれると思っていたし、勝てることを脚で証明できてよかったよ。チームのサポートは強力で、今日はばらけずに勝負しようと話し合っていた。そしてその通り残り2kmの時点で隊列が組まれ、完璧な形でリードアウトしてくれたんだ。
今はスプリントで勝てる状態にある。スプリンターのチャンスが少なくなってきているので、明日ももちろん勝利を狙うよ。
ステージ3位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
とてもゴチャゴチャしたスプリントだった。最後はフェルナンド(ガビリア)の番手からスプリントに持ち込んで、その結果、ステージ3位に入ることができた。今日ステージ1位や2位を狙える力はなかったと思う。そしてステージ3位は4位よりも良い。
とても退屈なステージだったけど、雨が降ることもなく、風が吹くこともなく、ストレスは少なかった。集団の中で走る全員と走る時間もあったし。ライバルたちが誰も落車しなかったし、今日という日を前向きに捉えている。
ステージ4位 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
これまでのステージと比べると、ずっとチームのリードアウトトレインが機能していた。位置取りは悪くなかったけど、先に仕掛けたサガンに前をふさがれてしまい、外側から追い上げる形になってしまった。調子自体は良かったけど、そこから先頭まで出ることは不可能だった。同じスプリントなんて一つもないし、第1ステージや第2ステージとはまた違うスプリントだった。勝利するためには、その時々の展開に柔軟に対応しなければならない。
ステージ5位 クリストフ・ラポルト(フランス、コフィディス)
複雑なスプリントだった。残り数キロの時点でとても良い位置につけていたけど、最終コーナーに警戒しすぎて理想よりも早く前に出てしまった。そこから一旦ポジションを下げてからスプリントしたけど届かず。残念な結果に終わってしまったけど、落車のダメージから徐々に回復していることを確認できたし、ツール後半戦にしっかりとチャンスを掴みたい。
ステージ10位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)
残り2kmの危険なコーナーを過ぎてからどのチームもトレインが分裂した状態。アシストを1〜2名を残した他のスプリンターのホイールからホイールへと飛び乗ってスプリントへ。残り1kmを切った時点で、正直言って今日は行けるんじゃないかとワクワクしていた。でもクイックステップフロアーズとボーラ・ハンスグローエのスピードに対抗できなかった。ただ対抗できなかった。
ステージ16位&マイヨジョーヌ グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)
総合リーダーの座を守るためにボーナスポイントを狙ってみた。とてもイージーなステージだったけど、常に風には警戒していた。こういう日に限って何かが起こるから集中力を切らすわけにはいかなかった。日曜日のルーベのステージの後もマイヨジョーヌを着ていない。でもその前にマイヨジョーヌを着てルーベのステージを走りたい。
パンクや落車がなければマイヨジョーヌを守れるはず。でも間違いなくルーベのステージは混沌としたものになる。ツール前半戦の中で最も重要なステージであり、BMCレーシングはリッチー・ポートと自分の援護に全戦力を注ぐ。
ステージ敢闘賞 ローラン・ピション(フランス、フォルトゥネオ・サムシック)
とても長いステージだったけど、3週間でフランスを一周するにはそれぐらい走らないといけない。朝の時点では逃げるつもりはなかったけど、レース中に脚の調子が良いことを確認したので逃げてみたんだ。
残り20kmの時点である程度のタイム差があればそこから200%の力で逃げ続ける作戦だったけどタイム差は広がらず。単独で逃げることになったのは追走が追いついてこなかったからであって、決して単独で逃げたいと思っていたからじゃない。地元を走るツールでステージ敢闘賞を獲得して表彰台に登るのはとても名誉なこと。この先の山岳ステージではしっかりとワレン・バルギルをアシストしたい。
text:Kei Tsuji
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