別府史之インタビュー　レディオシャックのチームキャンプより -

2010/02/11(木) - 14:27

スペイン・カルペで行われているチームレディオシャックのトレーニングキャンプに合流したフミこと別府史之に電話インタビューした。新ジャージに身を包み、勝手知ったチームで再び走り出した。

スペイン・カルペでのトレーニングキャンプに入った別府史之(レディオシャック） photo:www.fumy.jp

― ようやくチームに合流してスタートが切れた気持ちを教えて下さい。

そうですね。すんなりと何のストレスもなくチームに合流出来ました。以前と変わらず、今シーズンの調整はしっかり出来ています。以前から知っているチームのスタッフや選手が多くいて、チームのオーガナイズも変わらないので、スムーズにチームの中に入っています。

― おかえりなさい、という感じでしょうか？

まぁでも、以前所属していたディスカバリーチャンネル（2005-2007）とは、違った経験を２年間過ごしているので、またバージョンアップした感じはあるでしょうけど、今までと変わらない素晴らしい環境です。
チームとしては加入を喜んでくれていて、みんなで楽しく合宿を楽しんでいます。なので互いに笑いが絶えません！

― ブリュイネール監督からはなんと歓迎を？　

ヨハンからは、「楽しく走れているなら良かった」と笑顔で歓迎してもらいました。

― アームストロングとは会いましたか？

ランスは今回の合宿には来ていませんが、ニューイヤーカードをもらいました。家族と写ったアットホームな写真でした。

― チーム集合撮影には間に合った？

まだ撮っていないんです。たぶん今日グラハム（・ワトソン＝アメリカのチームフォトグラファー）がポストカード用の写真を撮っていたんじゃないかと思います。

― カルペでのトレーニングキャンプではどんな毎日を送っていますか？トレーニングの内容はまだハードじゃなく、距離を乗る感じでしょうか？

キャンプでは5～6時間のアップダウンのトレーニングをしています。
心肺への負荷はあまり上げすぎず、チームメイトと会話を楽しみながら乗っています。

― チーム加入が決まるのは遅かったけれど、決まるまでの間もトレーニングと調整はできていたということですね？　

そうですね。「いつでも走れるように」と、今住んでいるフランスに戻ってからも毎日マイナス５度の中を黙々とトレーニングに励んでいましたから。

― ブログやtwitterでは、たくさん走って、おいしいものを食べて、マッサージして毎日を楽しんでいる、とあったけれど、充実してそうですね。

そうですね。新しいマテリアルやウエア、バイクやシューズの調整をしているので、ちょっと慌ただしいですが、最高に充実しています。

― バイクやエキップメントはガラリと変わりましたね。どうですか、馴染むことができていますか？　

まぁでも、自転車のに乗ることでは今までと変わりないので、特にがらり変わったというわけではありませんが、特にトレックのバイクはとても良いイメージです。
昔使っていた形状とは違ってはいますが、脚もよく回るし、踏めば進むし、思った動きをしてくれるのでとても乗りやすいです。

― 後ろにも進むし（笑）

あ、Youtubeの動画見ました？（笑）

― 今twitterで見つけてちょうど見ていたところです。「 Beppu riding backwards」お見事！

― レーススケジュールはまだ決まっていませんか？

オンループ・ヘットニュースブラッドとクールネ～ブリュッセル～クールネを走ります。

― 最後にファンの人たちにメッセージをください。

今シーズンはレディオシャックで走ることになって、自分にとっても大きなステップアップになったと思います。
今シーズンでプロ６年目になるので、一つ一つのレースを大切に走って、いろいろなことを吸収して、新しいキャリアを積み上げていきたいと思っています。
厳しいシーズンが今年もはじまりますが、常に前を見続けて前進して、自分らしい走りを見せられるように頑張りたいと思っています。

― ありがとうございました。これからのシーズンに期待しています。