フランスのレキップ紙が伝えたところによると、3月7日〜14日までフランスで開催されるパリ〜ニース(UCIヒストリカル)に出場する22チームがレース主催者によって発表された。世界チャンピオンのカデル・エヴァンス(オーストラリア)擁するBMCレーシングチームは招待されなかった。

春先のフランス南部を舞台にしたパリ〜ニース春先のフランス南部を舞台にしたパリ〜ニース photo:Cor Vosツール・ド・フランスと同じASO(アモリー・スポーツ・オルガニザシオン)が主催するパリ〜ニースは、春先のフランス南部で開催される1週間のステージレース。例年ツールで活躍する選手が参加し、ハイレベルな闘いが繰り広げられる。

2010年の第68回大会への出場の切符を掴んだのは、プロツアー16チームとプロコンチネンタル6チームの合計22チーム。新生レディオシャックとチームスカイは初出場。チームミルラムとフットオン・セルヴェットの2チームが出場権を逃した。

カデル・エヴァンスとジョージ・ヒンカピーという2人のチャンピオンを擁するBMCレーシングチームカデル・エヴァンスとジョージ・ヒンカピーという2人のチャンピオンを擁するBMCレーシングチーム photo:Kei Tsujiチームミルラムのチームマネージャーを務めるゲリー・ファンヘルヴェン氏は「残念なニュースだが、ASOの決定を尊重しなければならない。ASOの担当者に確認したところ、他の全てのASO主催レース(ツール、パリ〜ルーベ、リエージュ等)へのチームの出場は保証されている」と、プレスリリースの中で語っている。

プロツアー2チームが出場を逃す一方で、プロコンチネンタル登録のBboxブイグテレコム、コフィディス、ソール・ソジャサン、スキル・シマノ、ヴァカンソレイユ、サーヴェロ・テストチームの6チームが出場する。

新城幸也(Bboxブイグテレコム)土井雪広(スキル・シマノ)のレーススケジュールにはパリ〜ニースが入っており、日本人選手2名が出場する可能性も有る(新城は同時期のティレーノ〜アドリアティコに出場する可能性有り)。

また、ツールでの活躍が期待される現世界チャンピオンのカデル・エヴァンス(オーストラリア)や、全米ロードチャンピオンのジョージ・ヒンカピー(アメリカ)擁するBMCレーシングチームは出場を逃している。

パリ〜ニース2010に出場する22チーム※はプロコンチネンタルチーム
オメガファーマ・ロット(ベルギー)
クイックステップ(ベルギー)
サクソバンク(デンマーク)
ケースデパーニュ(スペイン)
エウスカルテル(スペイン)
ガーミン・トランジションズ(アメリカ)
チームHTC・コロンビア(アメリカ)
レディオシャック(アメリカ)
チームスカイ(イギリス)
アージェードゥーゼル(フランス)
※Bboxブイグテレコム(フランス)
※コフィディス(フランス)
フランセーズデジュー(フランス)
※ソール・ソジャサン(フランス)
ランプレ(イタリア)
リクイガス(イタリア)
アスタナ(カザフスタン)
ラボバンク(オランダ)
※スキル・シマノ(オランダ)
※ヴァカンソレイユ(オランダ)
カチューシャ(ロシア)
※サーヴェロ・テストチーム(スイス)

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos, Kei Tsuji

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