2018/02/18(日) - 14:31
ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第4ステージは2度目の集団スプリントに持ち込まれ、圧倒的なスピードを披露したディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ)が大会2勝目を挙げた。
総合首位のゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)と、悪魔おじさん(偽物) photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
この日終盤にアタックするフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ) photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
一足早い春が訪れているアルガルヴェ地方 photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
アルモドバルから、スペイン国境に近い海辺の町タヴィラを目指すヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.HC)第4ステージの距離は199.2km。中盤には2つの4級山岳が組み込まれているものの難易度は低く、基本的にスプリンター向け。昨年大会でアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・スーダル)が勝利しているフィニッシュ地点に向けて162名がスタートを切った。
この日は山岳賞首位のベンジャミン・キング(アメリカ、ディメンションデータ)やローリー・サザーランド(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)など6名が逃げ、狙い通りキングは2箇所のKOMを先頭通過してポイントを加算する。最大4分半のタイム差は、スプリンターを抱えるチームが終盤にかけて削り取っていった。
逃げるベンジャミン・キング(アメリカ、ディメンションデータ)ら photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
コーラを回し飲みして楽しげなティアゴ・マシャド(ポルトガル、カチューシャ・アルペシン)ら photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
集団のペースを上げるロットNLユンボやFDJ photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
残り20km、逃げとのタイム差が1分を切った時点でメイン集団に動きが出る。登坂中にフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)が抜け出し、ディラン・トゥーンス(ベルギー、BMCレーシング)とギヨーム・ボナフォン(フランス、コフィディス・ソルシオンクレディ)が反応。暫くするとヤシャ・ズッタリン(ドイツ、モビスター)が追いついて4名の危険な追走グループが生まれる。
10秒ほどのリードを得た4名はローテーションを崩しながらも残り9kmで先頭グループに追いつき、人数をまとめて全速力で逃げ続ける。しかしトレック・セガフレードやロットNLユンボ、FDJが牽く集団も残り5kmからペースアップし、一時は逃げ切り有利かと思わせた先頭グループ残り3kmでキャッチ。ここから各チームが激しく列車をぶつけ合った。
ロット・スーダルやトレック・セガフレードが先頭を奪い合い、総合ワンツーを固めるチームスカイも危険回避のために集団前方へ。トレック・セガフレードの後ろにロットNLユンボがつける形でラスト1kmのバナーをくぐった。
圧倒的なスプリントで勝利したディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) photo:CorVos
最終ストレートで人数を残したロットNLユンボトレインが、残り150mでディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)を発射。パワフルにもがき続けた元オランダチャンピオンが、追いすがるマッテーオ・ペルッキ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)を一車身以上引き離して勝利した。
「今日は短くて速い登りが2つと、カオスなフィナーレが待っていたけれど、パニックにならなかったのはチームメイトのおかげ。皆が完璧に僕を導いてくれて、僕は最後に仕事をするだけでよかった。完璧に作戦が成功したよ」と満足げに語るフルーネウェーヘンにとっては、開幕ステージに続く今大会2勝目。ドバイツアーと合わせて既に3勝を飾っており、出場予定のツール・ド・フランスでも有力スプリンターの一人として挙げられることになるだろう。
翌最終日は、残り3kmで標高差200mを駆け上がる登坂ゴールでフィナーレを迎える。鉄壁の強さを誇るチームスカイの牙城を崩すチームが現れるかに注目が集まる。
ポイント賞首位にも浮上したディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca



アルモドバルから、スペイン国境に近い海辺の町タヴィラを目指すヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.HC)第4ステージの距離は199.2km。中盤には2つの4級山岳が組み込まれているものの難易度は低く、基本的にスプリンター向け。昨年大会でアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・スーダル)が勝利しているフィニッシュ地点に向けて162名がスタートを切った。
この日は山岳賞首位のベンジャミン・キング(アメリカ、ディメンションデータ)やローリー・サザーランド(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)など6名が逃げ、狙い通りキングは2箇所のKOMを先頭通過してポイントを加算する。最大4分半のタイム差は、スプリンターを抱えるチームが終盤にかけて削り取っていった。



残り20km、逃げとのタイム差が1分を切った時点でメイン集団に動きが出る。登坂中にフィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)が抜け出し、ディラン・トゥーンス(ベルギー、BMCレーシング)とギヨーム・ボナフォン(フランス、コフィディス・ソルシオンクレディ)が反応。暫くするとヤシャ・ズッタリン(ドイツ、モビスター)が追いついて4名の危険な追走グループが生まれる。
10秒ほどのリードを得た4名はローテーションを崩しながらも残り9kmで先頭グループに追いつき、人数をまとめて全速力で逃げ続ける。しかしトレック・セガフレードやロットNLユンボ、FDJが牽く集団も残り5kmからペースアップし、一時は逃げ切り有利かと思わせた先頭グループ残り3kmでキャッチ。ここから各チームが激しく列車をぶつけ合った。
ロット・スーダルやトレック・セガフレードが先頭を奪い合い、総合ワンツーを固めるチームスカイも危険回避のために集団前方へ。トレック・セガフレードの後ろにロットNLユンボがつける形でラスト1kmのバナーをくぐった。

最終ストレートで人数を残したロットNLユンボトレインが、残り150mでディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)を発射。パワフルにもがき続けた元オランダチャンピオンが、追いすがるマッテーオ・ペルッキ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)を一車身以上引き離して勝利した。
「今日は短くて速い登りが2つと、カオスなフィナーレが待っていたけれど、パニックにならなかったのはチームメイトのおかげ。皆が完璧に僕を導いてくれて、僕は最後に仕事をするだけでよかった。完璧に作戦が成功したよ」と満足げに語るフルーネウェーヘンにとっては、開幕ステージに続く今大会2勝目。ドバイツアーと合わせて既に3勝を飾っており、出場予定のツール・ド・フランスでも有力スプリンターの一人として挙げられることになるだろう。
翌最終日は、残り3kmで標高差200mを駆け上がる登坂ゴールでフィナーレを迎える。鉄壁の強さを誇るチームスカイの牙城を崩すチームが現れるかに注目が集まる。

ステージ成績
1位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) | 4h33’49” |
2位 | マッテーオ・ペルッキ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ) | |
3位 | ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード) | |
4位 | フロリアン・セネシャル(フランス、クイックステップフロアーズ) | |
5位 | ユルゲン・ルーランツ(ベルギー、BMCレーシング) | |
6位 | ティモシー・デュポン(ベルギー、ワンティ・グループゴベール) | |
7位 | ユーゴ・ホーフシュテッター(フランス、コフィディス・ソルシオンクレディ) | |
8位 | ジャスパー・デブイスト(ベルギー、ロット・スーダル) | |
9位 | ロイック・ヴリーヘン(ベルギー、BMCレーシング) | |
10位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) |
個人総合成績
1位 | ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) | 10h01’58” |
2位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | +22” |
3位 | ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル、モビスター) | +32” |
4位 | ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ) | +52” |
5位 | ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) | +53” |
6位 | バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) | +1’01” |
7位 | ハイメ・ロソン(スペイン、モビスター) | +1’18” |
8位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、クイックステップフロアーズ) | +1’19” |
9位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | +1’20” |
10位 | ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ、チームスカイ) | +1’24” |
ポイント賞
1位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) | 50pts |
2位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | 26pts |
3位 | ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード) | 24pts |
山岳賞
1位 | ベンジャミン・キング(アメリカ、ディメンションデータ) | 21pts |
2位 | ホアオ・ロドリゲス(ポルトガル、W52/FCポルト) | 11pts |
3位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | 10pts |
ヤングライダー賞
1位 | サム・オーメン(オランダ、チームサンウェブ) | 10h03’51” |
2位 | レナード・ケムナ(ドイツ、チームサンウェブ) | +2’26” |
3位 | ホセ・フェルナンデス(ポルトガル、W52/FCポルト) | +3’23” |
チーム総合成績
1位 | チームスカイ | 43h49’04” |
2位 | クイックステップフロアーズ | +1’53” |
3位 | モビスター | +1’55” |
text:So.Isobe
photo:CorVos, voltaaoalgarve.com/João Fonseca
photo:CorVos, voltaaoalgarve.com/João Fonseca