2017/08/01(火) - 09:21
ベルギーに拠を構えるレイザーより、同郷のプロチームであるロット・ソウダルやロットNLユンボが使用するトップモデル「Z1」を紹介しよう。Sサイズで190gという同社史上最軽量を実現した高性能ロードヘルメットだ。
レイザー Z1
自転車競技が国技とも言われるベルギーに拠を構えるヘルメットブランド、レイザーのトップモデル「Z1」。同郷のプロチームであるロット・ソウダルやロットNLユンボが使用しているこのアイテムはレイザー史上最軽量を記録した軽量ヘルメットである。
この超軽量を実現したのが、レイザー独自のフィットシステムであるロールシスを更に発展させた「アドバンスドロールシス」という新たな機構である。一般的にサイクリング向けヘルメットのフィットシステムと言うと後頭部にあるダイヤルを回していくタイプが多い。しかしレイザーのロールシスはその調整ダイヤルが頭頂部に配置され、頭の周りを1周したワイヤーを巻き上げることでフィッティングしていく方式を取っている。
頭頂部のダイヤルを回してフィットさせるアドバンスドロールシスを採用 
後頭部を包み込むように支えるアジャスタブルヘッドバスケット
今回のZ1に搭載されたアドバンスドロールシスはその発展型。前頭部を支えるバンド部分とワイヤー部を樹脂で一体成形することで、軽量かつシームレスなフィット感を実現しているのだ。これにより重量がかさみがちなフィットシステムの軽量化に成功し、結果としてSサイズで190gの重量をマークする軽量ヘルメットに仕上がっている。
また後頭部には締め付け用のダイヤルがないことを活かし、「アジャスタブル ヘッド バスケット」という機構を搭載している。後頭部を支えるバスケットの深さを変更できるようになっているため、頭を後ろから包み込むような装着感を実現しているのが特徴だ。
空力性能に優れた流線型となっている形状
オプションで透明なエアロシェルも用意される 
エアロシェルを付けることで空気抵抗を低減し、雨風に強いエアロヘルメットに早変わりする
デザインは通気性とエアロダイナミクスを両立した形状を採用。通気実験と風洞実験を繰り返し行い、涼しくエアフローに優れながら空気抵抗も少ないデザインを目指した。そのため、ベンチレーションホールを多く取りながらも、空力性能に優れた流線型をしている。
なお空力性能を向上させる透明なエアロシェルもオプションで用意されている。UCI規定に基づき公式レースには使用できないものの、それ以外のイベントはもちろんのこと、冬場や雨天時など様々なシーンで効果を発揮してくれるだろう。
また、Z1を前方から見ると分かるのが側面が下方に広がっている独特なデザインだ。これは転倒時に一番衝撃を受けやすいと言われる、こめかみ部分を保護することを目的とした「テンプルプロテクションデザイン」を採用しているため。頭部の保護範囲を広げることで安全性を高める狙いがある。
Z1を前から見るとこめかみを守るため側面が下がっているのが分かる
後頭部には視認性を高めるLEDテールライトユニットを装着できる 
暗い夜道でも車両からの視認性を向上させ安全性を高める事ができる
モールドの内部にはケージ状の芯材を内蔵する「リジッドブレースシステム」を搭載しており、転倒してもヘルメットの破砕を防ぐ。破断時でもバラバラにはならず、頭への衝撃吸収性を高めてくれる。
オプションで安全性を高めてくれるのがLEDテールライトシステム。LEDライトユニットをヘルメット後頭部に装着することができ、夜間に他の車両からの視認性を高めてくれる。ヘルメットのデザインと一体化するため、付けていても違和感のないスタイルにまとまるのが嬉しいところだ。
カラーは10色という豊富なバリエーションを用意。ロット・ソウダルのチームカラーをはじめ、シンプルな単色カラー、カモフラージュカラーなどを用意している。サイズはS（52～56cm）、M（55～59cm）、L（58～61cm）の3種類。JCF公認ヘルメットなため、公式レースでの使用も可能だ。
ツール・ド・フランス2017第14ステージにてZ1を被るトーマス・デヘント（ベルギー、ロット・ソウダル） photo:Tim de Waele / TDWsport
レイザー Z1
ベンチレーション：31
カラー：フラッシュブラック、マットブラック、ホワイト/ブルーEPS、ホワイト/シルバー、マットブラック/ブルーEPS、マットブラックカモ/フラッシュグリーン、マットブラックカモ/フラッシュオレンジ、マットフラッシュオレンジ/ホワイト、マットチタニウム、マットブラック/レッド
サイズ：S（52～56cm）、M（55～59cm）、L（58～61cm）
重量：190g（Sサイズ）
価格：22,000円（税抜）
レイザー Z1用エアロシェル
価格：2,000円（税抜）
レイザー Z1用 LEDテールライト
価格：2,500円（税抜）
レイザー Z1 自転車競技が国技とも言われるベルギーに拠を構えるヘルメットブランド、レイザーのトップモデル「Z1」。同郷のプロチームであるロット・ソウダルやロットNLユンボが使用しているこのアイテムはレイザー史上最軽量を記録した軽量ヘルメットである。
この超軽量を実現したのが、レイザー独自のフィットシステムであるロールシスを更に発展させた「アドバンスドロールシス」という新たな機構である。一般的にサイクリング向けヘルメットのフィットシステムと言うと後頭部にあるダイヤルを回していくタイプが多い。しかしレイザーのロールシスはその調整ダイヤルが頭頂部に配置され、頭の周りを1周したワイヤーを巻き上げることでフィッティングしていく方式を取っている。
頭頂部のダイヤルを回してフィットさせるアドバンスドロールシスを採用 後頭部を包み込むように支えるアジャスタブルヘッドバスケット 今回のZ1に搭載されたアドバンスドロールシスはその発展型。前頭部を支えるバンド部分とワイヤー部を樹脂で一体成形することで、軽量かつシームレスなフィット感を実現しているのだ。これにより重量がかさみがちなフィットシステムの軽量化に成功し、結果としてSサイズで190gの重量をマークする軽量ヘルメットに仕上がっている。
また後頭部には締め付け用のダイヤルがないことを活かし、「アジャスタブル ヘッド バスケット」という機構を搭載している。後頭部を支えるバスケットの深さを変更できるようになっているため、頭を後ろから包み込むような装着感を実現しているのが特徴だ。
空力性能に優れた流線型となっている形状 オプションで透明なエアロシェルも用意される エアロシェルを付けることで空気抵抗を低減し、雨風に強いエアロヘルメットに早変わりする デザインは通気性とエアロダイナミクスを両立した形状を採用。通気実験と風洞実験を繰り返し行い、涼しくエアフローに優れながら空気抵抗も少ないデザインを目指した。そのため、ベンチレーションホールを多く取りながらも、空力性能に優れた流線型をしている。
なお空力性能を向上させる透明なエアロシェルもオプションで用意されている。UCI規定に基づき公式レースには使用できないものの、それ以外のイベントはもちろんのこと、冬場や雨天時など様々なシーンで効果を発揮してくれるだろう。
また、Z1を前方から見ると分かるのが側面が下方に広がっている独特なデザインだ。これは転倒時に一番衝撃を受けやすいと言われる、こめかみ部分を保護することを目的とした「テンプルプロテクションデザイン」を採用しているため。頭部の保護範囲を広げることで安全性を高める狙いがある。
Z1を前から見るとこめかみを守るため側面が下がっているのが分かる 後頭部には視認性を高めるLEDテールライトユニットを装着できる 暗い夜道でも車両からの視認性を向上させ安全性を高める事ができる モールドの内部にはケージ状の芯材を内蔵する「リジッドブレースシステム」を搭載しており、転倒してもヘルメットの破砕を防ぐ。破断時でもバラバラにはならず、頭への衝撃吸収性を高めてくれる。
オプションで安全性を高めてくれるのがLEDテールライトシステム。LEDライトユニットをヘルメット後頭部に装着することができ、夜間に他の車両からの視認性を高めてくれる。ヘルメットのデザインと一体化するため、付けていても違和感のないスタイルにまとまるのが嬉しいところだ。
カラーは10色という豊富なバリエーションを用意。ロット・ソウダルのチームカラーをはじめ、シンプルな単色カラー、カモフラージュカラーなどを用意している。サイズはS（52～56cm）、M（55～59cm）、L（58～61cm）の3種類。JCF公認ヘルメットなため、公式レースでの使用も可能だ。
ツール・ド・フランス2017第14ステージにてZ1を被るトーマス・デヘント（ベルギー、ロット・ソウダル） photo:Tim de Waele / TDWsportレイザー Z1
ベンチレーション：31
カラー：フラッシュブラック、マットブラック、ホワイト/ブルーEPS、ホワイト/シルバー、マットブラック/ブルーEPS、マットブラックカモ/フラッシュグリーン、マットブラックカモ/フラッシュオレンジ、マットフラッシュオレンジ/ホワイト、マットチタニウム、マットブラック/レッド
サイズ：S（52～56cm）、M（55～59cm）、L（58～61cm）
重量：190g（Sサイズ）
価格：22,000円（税抜）
レイザー Z1用エアロシェル
価格：2,000円（税抜）
レイザー Z1用 LEDテールライト
価格：2,500円（税抜）
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