2016/06/21(火) - 11:45
国内最高峰のステージレースことツアー・オブ・ジャパンより、同大会を走ったプロバイクを3回に分けて紹介。Vol.3ではNIPPOヴィーニファンティーニ、シマノレーシング、愛三工業レーシング、トレンガヌ・サイクリングチーム、アタッキ・チームグストのマシンに迫ります。
NIPPOヴィー二ファンティーニ【デローザ PROTOS、SK by Pininfarina】
NIPPOヴィーニファンティーニは、引き続きデローザのバイクを使用。昨シーズンまではフラッグシップモデル「PROTOS」のみがチームに供給されていたが、今シーズンからはピニンファリーナ社とデローザがタッグを組み開発したエアロロード「SK by Pininfarina」を加えた2モデル体制となった。また、日本チャンピオンの窪木一茂は、日の丸カラーのPROTOSを駆る。
コンポーネントは、電子変速式のカンパニョーロRECORD EPS。今季よりクランク式パワーメーター「Power2Max」を採用するが、窪木は同じくクランク式の「SRM」を使用していた。
ホイールはワイドリムを採用した新型カンパニョーロBORA ULTRA TWOで、デカールの一部がチームカラーのオレンジに変更されていた。組み合わせるタイヤはIRCが開発を続けるチューブラータイヤのプロトタイプだ。
ハンドル、ステム、シートポストはFSAで統一され、カーボン製のフラッグシップK-ForceやセカンドグレードSL-Kをミックス。サドルはセライタリアで、SLRやFliteなどライダーによって各モデルを使い分ける。ペダルはタイムXPRESSO10だ。
シマノレーシング【ジャイアント TCR ADVANCED SL】
シマノレーシングのバイクサプライヤーは引き続きジャイアントで、フルモデルチェンジを果たしたオールラウンドモデル「TCR ADVANCED SL」の新型を今シーズンより使用中だ。そして、シマノが運営するチームとあり、ほとんどのパーツがシマノかPROとされている。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2。パワーメーターは、クランク式のSRMとしている。ホイールはシマノWH-9000シリーズで、プロチームとしては珍しくカーボン/アルミリム採用のクリンチャーモデルWH-9000-C24-CLをチョイスするライダーが多い。組み合わせるタイヤは、クリンチャーとチューブラーに関わらず、ヴィットリアの廃盤モデル「CORSA SC」だ。
ハンドル周りはPROで固められ、国内では未展開の1-1/4インチコラム対応ステムなども供給されている模様。サドルもPROで、複数のモデルを選手の好みに応じて使い分けている。
愛三工業レーシング【スコット Foil Team Issue、Addict Team Issue】
愛三工業レーシングのバイクサプライヤーを務めるのはスコット。今大会に出場したメンバーの中では、綾部勇成がエアロロード「Foil Team Issue」の新型を、他のライダーが軽量オールラウンドモデルの「Addict Team Issue」を駆った。
コンポーネントには、シマノDURA-ACE Di2を採用する。ホイールはシマノWH-9000シリーズで、24mm、35mm、50mmという3種類のハイトをコースに応じて使い分けている。組み合わせるタイヤは、コンチネンタルのレーシングモデルCOMPETITIONだ。
ハンドルを始めとしたコックピット系パーツやサドルは、スコット傘下のパーツブランドであるシンクロスがメインながら、PROやフィジークなども混在。その他、サイクルコンピューターはGPS搭載のキャットアイSTEALTHシリーズ、ボトルケージはトピークとしている。
トレンガヌ・サイクリングチーム【ウィリエール Cento1SR、Cento1Air】
ダニエル・ホワイトハウス(イギリス)が新人賞を獲得したトレンガヌ・サイクリングチーム。バイクサプライヤーは、ユナイテッドヘルスケアと同じくウィリエールだ。ホワイトハウスはCento1SR、アルミミ・マルズキ(マレーシア)はエアロ系モデル「Cento1Air」とライダーによってバイクチョイスは異なる。
アッセンブルの特徴は、シマノのサポートを受けることから、ほとんどのパーツがシマノとPROで統一されること。コンポーネントは機械式のDURA-ACE。パワーメーターはDURA-ACEクランクに後付可能なパイオニアのペダリングモニターとしている。足回りは、DURA-ACEグレードのシマノWH-9000ホイールに、ヴィットリアの新型CORSAという組み合わせだ。
アタッキ・チームグスト【グスト RCR TEAM】
昨年のジャパンカップに続いての日本レース参戦となった台湾のコンチネンタルチーム、アタッキ・チームグスト。バイクはチームのメインスポンサーである台湾の自転車輸入代理店・アタッキ社がプロデュースするオリジナルブランド「グスト(GUSTO)」。全ライダーが東レ製T800カーボンを採用したセカンドグレード「RCR TEAM」を使用する。
コンポーネントは機械式変速のスラムRED22で、パワーメーターはクランク式のクォークELSA。ホイールはジップとしている。タイヤはコンチネンタルがサプライヤーであるものの、シュワルベのハイエンドモデル「ONE」が取り付けられたホイールを多く見かけた。
ハンドル、ステム、シートポストはジップで統一され、アルミ製の上位グレード「Service Course SL」シリーズが多く使用されている。サドルはサプライヤーがおらず、ライダーが自身の好みに応じて選択しているそうだ。その他ボトルケージはエリート、ペダルはシマノDURA-ACEとしている。
text&photo:Yuya.Yamamoto
photo:Makoto.AYANO
NIPPOヴィー二ファンティーニ【デローザ PROTOS、SK by Pininfarina】
NIPPOヴィーニファンティーニは、引き続きデローザのバイクを使用。昨シーズンまではフラッグシップモデル「PROTOS」のみがチームに供給されていたが、今シーズンからはピニンファリーナ社とデローザがタッグを組み開発したエアロロード「SK by Pininfarina」を加えた2モデル体制となった。また、日本チャンピオンの窪木一茂は、日の丸カラーのPROTOSを駆る。
コンポーネントは、電子変速式のカンパニョーロRECORD EPS。今季よりクランク式パワーメーター「Power2Max」を採用するが、窪木は同じくクランク式の「SRM」を使用していた。
ホイールはワイドリムを採用した新型カンパニョーロBORA ULTRA TWOで、デカールの一部がチームカラーのオレンジに変更されていた。組み合わせるタイヤはIRCが開発を続けるチューブラータイヤのプロトタイプだ。
ハンドル、ステム、シートポストはFSAで統一され、カーボン製のフラッグシップK-ForceやセカンドグレードSL-Kをミックス。サドルはセライタリアで、SLRやFliteなどライダーによって各モデルを使い分ける。ペダルはタイムXPRESSO10だ。
シマノレーシング【ジャイアント TCR ADVANCED SL】
シマノレーシングのバイクサプライヤーは引き続きジャイアントで、フルモデルチェンジを果たしたオールラウンドモデル「TCR ADVANCED SL」の新型を今シーズンより使用中だ。そして、シマノが運営するチームとあり、ほとんどのパーツがシマノかPROとされている。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2。パワーメーターは、クランク式のSRMとしている。ホイールはシマノWH-9000シリーズで、プロチームとしては珍しくカーボン/アルミリム採用のクリンチャーモデルWH-9000-C24-CLをチョイスするライダーが多い。組み合わせるタイヤは、クリンチャーとチューブラーに関わらず、ヴィットリアの廃盤モデル「CORSA SC」だ。
ハンドル周りはPROで固められ、国内では未展開の1-1/4インチコラム対応ステムなども供給されている模様。サドルもPROで、複数のモデルを選手の好みに応じて使い分けている。
愛三工業レーシング【スコット Foil Team Issue、Addict Team Issue】
愛三工業レーシングのバイクサプライヤーを務めるのはスコット。今大会に出場したメンバーの中では、綾部勇成がエアロロード「Foil Team Issue」の新型を、他のライダーが軽量オールラウンドモデルの「Addict Team Issue」を駆った。
コンポーネントには、シマノDURA-ACE Di2を採用する。ホイールはシマノWH-9000シリーズで、24mm、35mm、50mmという3種類のハイトをコースに応じて使い分けている。組み合わせるタイヤは、コンチネンタルのレーシングモデルCOMPETITIONだ。
ハンドルを始めとしたコックピット系パーツやサドルは、スコット傘下のパーツブランドであるシンクロスがメインながら、PROやフィジークなども混在。その他、サイクルコンピューターはGPS搭載のキャットアイSTEALTHシリーズ、ボトルケージはトピークとしている。
トレンガヌ・サイクリングチーム【ウィリエール Cento1SR、Cento1Air】
ダニエル・ホワイトハウス(イギリス)が新人賞を獲得したトレンガヌ・サイクリングチーム。バイクサプライヤーは、ユナイテッドヘルスケアと同じくウィリエールだ。ホワイトハウスはCento1SR、アルミミ・マルズキ(マレーシア)はエアロ系モデル「Cento1Air」とライダーによってバイクチョイスは異なる。
アッセンブルの特徴は、シマノのサポートを受けることから、ほとんどのパーツがシマノとPROで統一されること。コンポーネントは機械式のDURA-ACE。パワーメーターはDURA-ACEクランクに後付可能なパイオニアのペダリングモニターとしている。足回りは、DURA-ACEグレードのシマノWH-9000ホイールに、ヴィットリアの新型CORSAという組み合わせだ。
アタッキ・チームグスト【グスト RCR TEAM】
昨年のジャパンカップに続いての日本レース参戦となった台湾のコンチネンタルチーム、アタッキ・チームグスト。バイクはチームのメインスポンサーである台湾の自転車輸入代理店・アタッキ社がプロデュースするオリジナルブランド「グスト(GUSTO)」。全ライダーが東レ製T800カーボンを採用したセカンドグレード「RCR TEAM」を使用する。
コンポーネントは機械式変速のスラムRED22で、パワーメーターはクランク式のクォークELSA。ホイールはジップとしている。タイヤはコンチネンタルがサプライヤーであるものの、シュワルベのハイエンドモデル「ONE」が取り付けられたホイールを多く見かけた。
ハンドル、ステム、シートポストはジップで統一され、アルミ製の上位グレード「Service Course SL」シリーズが多く使用されている。サドルはサプライヤーがおらず、ライダーが自身の好みに応じて選択しているそうだ。その他ボトルケージはエリート、ペダルはシマノDURA-ACEとしている。
text&photo:Yuya.Yamamoto
photo:Makoto.AYANO
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