2016/05/08(日) - 11:26
最初のマスドステージとなったジロ・デ・イタリア2日目。完璧なスプリントで優勝したマルセル・キッテルは「多くの観客でゴールはパーティーのようだった。絶好調だったし、スプリントのタイミングも完璧だった」と振り返る。
ステージ優勝を収めたマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)
今日は絶好調だったし、完璧なタイミングからスプリントを開始することができた。フィニッシュ地点は若干の下り勾配だったので、自分にとってはパーフェクトなシチュエーションだとも分かっていた。
今日は沿道のファンが常にものすごい応援を送ってくれたし、彼らは盛り上げ方をよく分かっている。まるで大きなパーティーのようだったし、そんな信じられない1日の終わりを大差のスプリントで締めくくることができて、より良かった。(フィニッシュ地点の)ナイメーヘンは今まで見たことがないくらいに素晴らしい盛り上がりだった。まるでパーティーのようだったよ。
それから今日僕が嬉しく思ったのは、チームが素晴らしい働きと力を見せて勝利に繋げてくれたこと。終盤の彼らの働きに感謝をしたい。そして、この近くに住んでいるガールフレンドがフィニッシュに駆けつけれくれたので、ますます特別な勝利に感じるよ。
ステージ2位 アルノー・デマール(フランス、FDJ)
チームがスーパーな働きをしてくれたおかげで2位に入ることができた。嬉しくもあるし、残念にも思う。いくつかタイミングを逃したことも敗因。同じミスをする限りキッテルを倒すことはできない。
ステージ3位 サーシャ・モードロ(イタリア、ランプレ・メリダ)
位置取りでミスをしてしまった。残り600mでデマールとキッテルからポジションを落としてしまい、スプリントに持ち込むタイミングが少し遅れた。もしあの時にどちらかの番手につけていればもう少し結果は違っていたと思う。キッテルは本当に強いし、素晴らしいスプリントだった。
マリアローザをキープしたドム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
今日はとても特別な1日だったし、1秒1秒を楽しむことができた。実際とてもイージーな1日だったし、チームメイトの完璧な仕事のおかげで全く危ない思いをすることはなかった。壁のような声援と僕の名前が飛び交う中を走るのは最高の気分。もしキッテルが明日も今日のようなスプリントを披露したら、マリアローザを明け渡してしまう可能性もかなり高い。僕らとしては逃げメンバーがボーナスタイムを取ってくれるよう仕向けるしかないが、どうなるかは分からない。もしマルセルがリーダージャージを僕から取ったとしても、人としてもチームキャプテンとしても彼のことが好きであることには変わらない。
マリアビアンカのトビアス・ルドヴィグソン(スウェーデン、ジャイアント・アルペシン)
マリアビアンカを着用しチーム一丸となって走るのは最高の気分だった。最終盤は道も細く少しだけ危ないと感じたけれど、チームとしてリスクを回避する動きができた。今ジャイアント・アルペシンはマリアローザ、マリアビアンカ、チーム総合成績をキープできている。自分としてはできるだけ長くマリアビアンカをキープしていたいと思っている。
マリアアッズーラを獲得したオマール・フライレ(スペイン、ディメンションデータ)
マリアアッズーラを獲ることは今日のチーム目標だった。今日は山岳ポイントが現れる最初のステージだから、逃げに乗って先頭通過できればポディウムに上がることができる。ジロに出場した初のアフリカチームとして表彰台はどうしても欲しいという意欲があったんだ。結果的にKOMで良いスプリントを切れ、良き日の終わりをマリアアッズーラと共に締めくくることができて良かった。
地元で逃げに乗ったマーティン・チャリンギ(オランダ、ロットNLユンボ)
ジロ序盤は自分の地元を通ることでモチベーションは非常に高いんだ。ファンを盛り上げるために何かしたかったし、逃げに乗っている時は沿道のすべてのファンが応援してくれた。とても楽しかった。山岳ポイントではフライレの不意を突こうとしたが、逆に間隔を空けられてしまい届かなかった。でも2ポイントは確保したし、明日もまた逃げに挑戦したい。マリアアッズーラを獲得できるチャンスはまだ十分にある。
最後まで逃げたジャコモ・ベルラート(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
今日は0km地点からアタックを仕掛けた。自分のためにもチームのためにも、マリアアッズーラを獲得するチャンスがあったからだ。昨年プロになってからの夢だったし、ジロの表彰台に乗ることは名誉だし、自分の夢なんだ。最終盤に逃げグループの協調体制は崩壊していていたので、単独で逃げ続けることにした。残念ながら残り10kmで捕まってしまったが、逃げへの積極性をアピールできてよかった。何度も言うけれどファンの盛り上がりぶりは凄かった。僕らはファンにショーを演じる立場だけれど、今日は逆だった。
集団最後尾でゴールした山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)キツさレベル:6
コースに関しては、かなり頻繁に中央分離帯が現れて危険。更にコーナー直後に道が急に狭くなったり、何でもない直線区間でイキナリ狭くなったりしてかなり危険。とにかく危険。急ブレーキもかなりの頻度で発生する。しかし急ブレーキはあっても落車が起きないところがさすがワールドツアークラスのレースという感じ。
アタックに行かずとにかく集団に残れという事で集団に残ってゴールできた。横風についてはかなり心配していたがそこまでキツク無かったので正直助かったという感じではある。文字通り「明日は明日の風が吹く」ので明日も気を付けて走りたい。本格的にレースが始まったので日々集中して指示を全うできるように頑張りたい。(本人ブログ「Genki一杯」より抜粋)
※各コメントはレース/チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイト/Twitter/Facebookより。
text:So.Isobe
ステージ優勝を収めたマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)
今日は絶好調だったし、完璧なタイミングからスプリントを開始することができた。フィニッシュ地点は若干の下り勾配だったので、自分にとってはパーフェクトなシチュエーションだとも分かっていた。
今日は沿道のファンが常にものすごい応援を送ってくれたし、彼らは盛り上げ方をよく分かっている。まるで大きなパーティーのようだったし、そんな信じられない1日の終わりを大差のスプリントで締めくくることができて、より良かった。(フィニッシュ地点の)ナイメーヘンは今まで見たことがないくらいに素晴らしい盛り上がりだった。まるでパーティーのようだったよ。
それから今日僕が嬉しく思ったのは、チームが素晴らしい働きと力を見せて勝利に繋げてくれたこと。終盤の彼らの働きに感謝をしたい。そして、この近くに住んでいるガールフレンドがフィニッシュに駆けつけれくれたので、ますます特別な勝利に感じるよ。
ステージ2位 アルノー・デマール(フランス、FDJ)
チームがスーパーな働きをしてくれたおかげで2位に入ることができた。嬉しくもあるし、残念にも思う。いくつかタイミングを逃したことも敗因。同じミスをする限りキッテルを倒すことはできない。
ステージ3位 サーシャ・モードロ(イタリア、ランプレ・メリダ)
位置取りでミスをしてしまった。残り600mでデマールとキッテルからポジションを落としてしまい、スプリントに持ち込むタイミングが少し遅れた。もしあの時にどちらかの番手につけていればもう少し結果は違っていたと思う。キッテルは本当に強いし、素晴らしいスプリントだった。
マリアローザをキープしたドム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)
今日はとても特別な1日だったし、1秒1秒を楽しむことができた。実際とてもイージーな1日だったし、チームメイトの完璧な仕事のおかげで全く危ない思いをすることはなかった。壁のような声援と僕の名前が飛び交う中を走るのは最高の気分。もしキッテルが明日も今日のようなスプリントを披露したら、マリアローザを明け渡してしまう可能性もかなり高い。僕らとしては逃げメンバーがボーナスタイムを取ってくれるよう仕向けるしかないが、どうなるかは分からない。もしマルセルがリーダージャージを僕から取ったとしても、人としてもチームキャプテンとしても彼のことが好きであることには変わらない。
マリアビアンカのトビアス・ルドヴィグソン(スウェーデン、ジャイアント・アルペシン)
マリアビアンカを着用しチーム一丸となって走るのは最高の気分だった。最終盤は道も細く少しだけ危ないと感じたけれど、チームとしてリスクを回避する動きができた。今ジャイアント・アルペシンはマリアローザ、マリアビアンカ、チーム総合成績をキープできている。自分としてはできるだけ長くマリアビアンカをキープしていたいと思っている。
マリアアッズーラを獲得したオマール・フライレ(スペイン、ディメンションデータ)
マリアアッズーラを獲ることは今日のチーム目標だった。今日は山岳ポイントが現れる最初のステージだから、逃げに乗って先頭通過できればポディウムに上がることができる。ジロに出場した初のアフリカチームとして表彰台はどうしても欲しいという意欲があったんだ。結果的にKOMで良いスプリントを切れ、良き日の終わりをマリアアッズーラと共に締めくくることができて良かった。
地元で逃げに乗ったマーティン・チャリンギ(オランダ、ロットNLユンボ)
ジロ序盤は自分の地元を通ることでモチベーションは非常に高いんだ。ファンを盛り上げるために何かしたかったし、逃げに乗っている時は沿道のすべてのファンが応援してくれた。とても楽しかった。山岳ポイントではフライレの不意を突こうとしたが、逆に間隔を空けられてしまい届かなかった。でも2ポイントは確保したし、明日もまた逃げに挑戦したい。マリアアッズーラを獲得できるチャンスはまだ十分にある。
最後まで逃げたジャコモ・ベルラート(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
今日は0km地点からアタックを仕掛けた。自分のためにもチームのためにも、マリアアッズーラを獲得するチャンスがあったからだ。昨年プロになってからの夢だったし、ジロの表彰台に乗ることは名誉だし、自分の夢なんだ。最終盤に逃げグループの協調体制は崩壊していていたので、単独で逃げ続けることにした。残念ながら残り10kmで捕まってしまったが、逃げへの積極性をアピールできてよかった。何度も言うけれどファンの盛り上がりぶりは凄かった。僕らはファンにショーを演じる立場だけれど、今日は逆だった。
集団最後尾でゴールした山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)キツさレベル:6
コースに関しては、かなり頻繁に中央分離帯が現れて危険。更にコーナー直後に道が急に狭くなったり、何でもない直線区間でイキナリ狭くなったりしてかなり危険。とにかく危険。急ブレーキもかなりの頻度で発生する。しかし急ブレーキはあっても落車が起きないところがさすがワールドツアークラスのレースという感じ。
アタックに行かずとにかく集団に残れという事で集団に残ってゴールできた。横風についてはかなり心配していたがそこまでキツク無かったので正直助かったという感じではある。文字通り「明日は明日の風が吹く」ので明日も気を付けて走りたい。本格的にレースが始まったので日々集中して指示を全うできるように頑張りたい。(本人ブログ「Genki一杯」より抜粋)
※各コメントはレース/チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイト/Twitter/Facebookより。
text:So.Isobe
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