ブラックインク The Black Eighty　ワイドタイヤに最適化した80mmハイトのエアロホイール

ワンプロサイクリングが使用するデンマークの新興ホイールブランド、black inc（ブラックインク）。タイムトライアルや平坦路での高速レースに最適な、80mmハイトのフルカーボンチューブラーモデル「The Black Eighty Tubular」が登場した。

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ブラックインク The Black Eighty Tubular (c)トライスポーツ
今回ブラックインクより登場した「The Black Eighty Tubular」は、その名の通り80mmハイトのリムを採用するフルカーボンチューブラーホイール。幅25mm程度のロード用ワイドタイヤに最適化したリム設計により、エアロ性能や剛性などを同時に向上させたことが特徴だ。

ブラックインクのホイールを使用するワンプロサイクリング photo:Kei Tsuji昨今、プロのレースシーンからツーリング派まで様々なユーザー層に定着してきたロード用ワイドタイヤ。転がり性能や衝撃吸収性に優れるなど、様々なメリットがある一方で、組み合わせるホイールのリム幅がタイヤ幅よりも狭い場合には空力面でデメリットとなることもある。

そこで、ブラックインクでは、幅23～27mmのタイヤを装着した状態で空気抵抗が最も少なくなるよう、リムの最適化を図っている。その設計は新登場の「The Black Eighty Tubular」にも取り入れられており、常に正面（ヨー角0°）から吹き付ける風のみを考慮し開発されてきた従来のホイールに対して、ディープリムが弱いとされる横風の影響を低減。30°程度と大きなヨー角から吹いてくる向かい風による抵抗を抑え、パワーロスを最小限に留めると同時に、ハンドリングの安定性を向上させている。

もちろん、リムは素材にもこだわっており、高品質カーボンを使用することで、ディープリムの弱点とされる横剛性を強化。ハブにはブラックインクが製造するアルミボディのオリジナルモデルを採用。そのボディ内には、セラミックスピードのベアリングを搭載し、回転抵抗を低減した。

高品質カーボンを採用した80mmハイトのエアロリム (c)biwheels.comリム設計はワイドタイヤに最適化されている（写真は50mmハイトのTHE BLACK FIFTY C）

アルミボディのブラックインク製ハブ (c)トライスポーツ搭載するベアリングはセラミックスピード製だ (c)トライスポーツ

11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、音鳴り防止用バルブテープ、ロゴステッカーが付属する 付属するホイールバッグ


スポークは優れた軽量性と強度を兼ね備えた定番のサピムCX-RAYのストレートプル仕様。スポーキングはフロントが20本でラジアル組、リアが24本で左右とも2クロス組だ。前後セット重量は1,650gと、80mmハイトのエアロホイールとしては軽量に仕上がっている。

付属品として、11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、バルブの音鳴りを防止するためのテープ、ホイールバッグ、ロゴステッカーがセットされる。取り扱いはトライスポーツ。

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ブラックインク The Black Eighty Tubular
リムハイト：80mm
リム幅：25mm（最幅広部）
ハ　ブ：ブラックインク/セラミックスピードベアリング
スポーク：サピム CX-RAY
スポーク数：F20本、リア24本
重　量：1,650g（前後セット）
付属品：11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、音鳴り防止用バルブテープ、ホイールバッグ、ロゴステッカー
価　格：220,000円（税抜）