2016/01/31(日) - 21:06
最終日のアジア選トラック5日目、女子エリートオムニアムは塚越さくら(鹿屋体育大院)が順位をひとつ上げ3位で、自身初のこの種目でのアジアでの大会の初表彰台に。韓国は決勝6種目中4種目を制し圧倒した。
1月20日から始まったアジア選手権も1月30日(土)のトラック5日目が最終日。この日は6種目で決勝が行われ、日本は女子エリートオムニアムで塚越が3位、女子ジュニアケイリンで内村舞織(南大隅高)が3位に入った。韓国は短距離系を中心に活躍しこの日は金メダル4つを、ほか香港と中国が1個ずつ獲得した。
トラック最終日、土曜日の会場は満員に photo:Hideaki TAKAGI
女子エリートオムニアム
1日目をルオ・シャオリン(中国)トップで終え、2日目の残り3種目へ。500mタイムトライアルとフライングラップは2種目ともシャオ・メイユ(台湾)1位、塚越2位でそれぞれ総合1位、3位に順位を上げる。2位ルオをはさみ上位4人は2点差ずつという僅差で最終種目のポイントレースへ。
集団は常にひとつでラップするに至らない上位4人のスプリント勝負に。10回のポイント周回のうち9回まで絡んだルオが得点を伸ばし終盤には大勢を決した。いっぽう2位争いは熾烈で塚越は最終ポイント前に2位へ浮上。フィニッシュ2周前から仕掛けた塚越だったが1点差3位につけていたシャオに逆転され1点差の3位に。しかし攻撃した結果の表彰台確保は評価される。
1位 ルオ・シャオリン(中国)212点
2位 シャオ・メイユ(台湾)202点
3位 塚越さくら(鹿屋体育大院)201点
女子エリートオムニアム ポイントレース 塚越さくら(鹿屋体育大院)がスパートしてラスト1周へ photo:Hideaki TAKAGI
女子エリートオムニアム 表彰 photo:Hideaki TAKAGI
女子ケイリン
女子ジュニアケイリンは1回戦、1/2決勝を勝ち抜いた内村と細谷夢菜(浦和工業高校)の2人が決勝に進出。最終周回で内村が先行したがこれをクオン・セリム(韓国)がかわして優勝。内村は3位、細谷は4位に。同エリートは世界でもトップクラスの選手たちによるレースでリー・ワイ・ジー(香港)がこれを制した。リーは2013年500mTTでの世界チャンピオンだ。
女子ジュニア
1位 クオン・セリム(韓国)
2位 リー・インイン(香港)
3位 内村舞織(南大隅高)
女子エリート
1位 リー・ワイ・ジー(香港)
2位 ムスタパ・ファテハ(マレーシア)
3位 リー・ハイジン(韓国)
7位 前田佳代乃(京都)
女子ジュニアケイリン 決勝 内村舞織(南大隅高)先頭で最終周回へ photo:Hideaki TAKAGI
女子エリートケイリン 決勝 LEE Wai Sze(香港)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI
男子エリートマディソン
男子エリートマディソン PARK Keonwoo・SHIN Donginの韓国ペア photo:Hideaki TAKAGI2人1組でタッチで交代しながら走るポイントレースのマディソンには6組が出場。韓国ペアと香港ペアの戦いとなり最終ポイントで逆転した韓国ペアが優勝。このタイヤ差ほどのフィニッシュの着順確認に時間を要し次の競技進行が一時中断された。
香港ペアのチェン・キンロは4つ目の金メダルを逃したが、大会を通じロードTTとロードレースで優勝、個人パーシュートで優勝と金メダル3個を。そしてポイントレースとマディソンで銀メダルと5個のメダルを獲得する活躍を見せた。
1位 韓国(パク・キョンウー、シン・ドンジン)20点
2位 香港(チェン・キンロ、レン・チュンウィン)19点
3位 カザフスタン(ニキータ・パナセンコ、ロバート・ガイネイエフ)6点
6位 日本(原田裕成、新村穣)3点
男子エリートマディソン 韓国ペアがフィニッシュで香港ペアに逆転勝ち photo:Hideaki TAKAGI
男子エリートマディソン 表彰 photo:Hideaki TAKAGI
男子スプリント
ジュニアの決勝は韓国勢同士の戦いをジョン・ユンヒョクが制し優勝。中島詩音(甲府工業高)は3-4位決定戦まで駒を進め4位に。エリートはイム・チェビン(韓国)が制した。世界選2位やワールドカップ優勝など実績のあるアワン・アジズルハシニ(マレーシア)は3位に。
男子ジュニアスプリント 1/4決勝 中島詩音(甲府工業高)が勝ちあがり photo:Hideaki TAKAGI
男子ジュニアスプリント 決勝 同国対決はJEONG Yunhyeok(韓国)が制する photo:Hideaki TAKAGI
男子エリートスプリント イム・チェビン(韓国)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI
韓国チーム 全員がゴールドメダリスト photo:Hideaki TAKAGI
ジュニア
1位 ジョン・ユンヒョク(韓国)
2位 キム・チェンス(韓国)
3位 ロウ・ツチュン(香港)
4位 中島詩音(甲府工業高)
エリート
1位 イム・チェビン(韓国)
2位 シュー・チャオ(中国)
3位 アワン・アジズルハシニ(マレーシア)
5位 中川誠一郎(JPCA)
ロードからトラックと多岐に活躍した香港チーム photo:Hideaki TAKAGI
チェン・キンロは金3つと銀2つ、リー・ワイジーは金銀銅各1個獲得の香港 photo:Hideaki TAKAGI
photo&text:Hideaki TAKAGI
1月20日から始まったアジア選手権も1月30日(土)のトラック5日目が最終日。この日は6種目で決勝が行われ、日本は女子エリートオムニアムで塚越が3位、女子ジュニアケイリンで内村舞織(南大隅高)が3位に入った。韓国は短距離系を中心に活躍しこの日は金メダル4つを、ほか香港と中国が1個ずつ獲得した。
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女子エリートオムニアム
1日目をルオ・シャオリン(中国)トップで終え、2日目の残り3種目へ。500mタイムトライアルとフライングラップは2種目ともシャオ・メイユ(台湾)1位、塚越2位でそれぞれ総合1位、3位に順位を上げる。2位ルオをはさみ上位4人は2点差ずつという僅差で最終種目のポイントレースへ。
集団は常にひとつでラップするに至らない上位4人のスプリント勝負に。10回のポイント周回のうち9回まで絡んだルオが得点を伸ばし終盤には大勢を決した。いっぽう2位争いは熾烈で塚越は最終ポイント前に2位へ浮上。フィニッシュ2周前から仕掛けた塚越だったが1点差3位につけていたシャオに逆転され1点差の3位に。しかし攻撃した結果の表彰台確保は評価される。
1位 ルオ・シャオリン(中国)212点
2位 シャオ・メイユ(台湾)202点
3位 塚越さくら(鹿屋体育大院)201点
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女子ケイリン
女子ジュニアケイリンは1回戦、1/2決勝を勝ち抜いた内村と細谷夢菜(浦和工業高校)の2人が決勝に進出。最終周回で内村が先行したがこれをクオン・セリム(韓国)がかわして優勝。内村は3位、細谷は4位に。同エリートは世界でもトップクラスの選手たちによるレースでリー・ワイ・ジー(香港)がこれを制した。リーは2013年500mTTでの世界チャンピオンだ。
女子ジュニア
1位 クオン・セリム(韓国)
2位 リー・インイン(香港)
3位 内村舞織(南大隅高)
女子エリート
1位 リー・ワイ・ジー(香港)
2位 ムスタパ・ファテハ(マレーシア)
3位 リー・ハイジン(韓国)
7位 前田佳代乃(京都)
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男子エリートマディソン
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香港ペアのチェン・キンロは4つ目の金メダルを逃したが、大会を通じロードTTとロードレースで優勝、個人パーシュートで優勝と金メダル3個を。そしてポイントレースとマディソンで銀メダルと5個のメダルを獲得する活躍を見せた。
1位 韓国(パク・キョンウー、シン・ドンジン)20点
2位 香港(チェン・キンロ、レン・チュンウィン)19点
3位 カザフスタン(ニキータ・パナセンコ、ロバート・ガイネイエフ)6点
6位 日本(原田裕成、新村穣)3点
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男子スプリント
ジュニアの決勝は韓国勢同士の戦いをジョン・ユンヒョクが制し優勝。中島詩音(甲府工業高)は3-4位決定戦まで駒を進め4位に。エリートはイム・チェビン(韓国)が制した。世界選2位やワールドカップ優勝など実績のあるアワン・アジズルハシニ(マレーシア)は3位に。
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ジュニア
1位 ジョン・ユンヒョク(韓国)
2位 キム・チェンス(韓国)
3位 ロウ・ツチュン(香港)
4位 中島詩音(甲府工業高)
エリート
1位 イム・チェビン(韓国)
2位 シュー・チャオ(中国)
3位 アワン・アジズルハシニ(マレーシア)
5位 中川誠一郎(JPCA)
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photo&text:Hideaki TAKAGI
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