2015/12/09(水) - 09:10
最先端素材を駆使したサイクルウェアを展開する国内ブランド・レリックよりミッドウィンターシーズンにあわせて開発された「DUBHE MEDIUM JACKET」をピックアップ。山崎敏正さん(シルベストサイクル)と鈴木卓史さん(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)による一言インプレと共に紹介しよう。
「DUBHE MEDIUM JACKET(ドゥーベ・ミディアム・ジャケット)」は、推奨気温が5℃~10℃というミッドウィンターシーズンにピッタリなアウタージャケット。防風/保温性の要となるのが、高防風性素材の表地「FT AIR」と、ハニカム模様が特徴のパイル地の裏地「サーモライト」による2層構造である。表地で風をシャットアウトしながら、裏地は体温を逃がさない2層構造により、ロードウェアに求められる柔軟性や軽さを確保しつつ、気温5℃まで対応可能とした。
そして、風が直接当たりにくい、背中のラインや脇、腕の裏側は、透湿性を備える薄手の裏起毛生地の1枚で仕立てられている。特に最も熱を発しやすい背中はメッシュと薄手の裏起毛とすることで、吸汗性と排熱性を高めた。テンポの速いライドでも暖かくかつ蒸れにくくなっている。
自然にライディングポジションへと導く、レリック得意のカッティングや立体縫製ももちろん採用されている。ジャージ全体に伸縮性に富む生地が用いられているため、ピタリとしたフィットでも快適性は損なわれていない。首周りは胸元から首筋まで沿った立体裁断を採用することで、前傾時に襟から風の進入を防止。また、後襟は肌触りが滑らかで、吸汗速乾性に優れる生地を配し、快適性を高めた。
ジッパー裏側には防風フラップが設けられたり、手首にフィットしグローブの内側に潜り込ませやすいデザインの袖口を採用したりと、隙間風をシャットアウトする工夫にも余念がない。また、バックポケットは一般的な3分割のカーゴポケットに加えて、ジッパー付きポケットが2つ用意されており、小物の収納能力も高められている。
冬もハードにトレーニングするアスリート志向のライダーにピッタリなDUBHE MEDIUM JACKET。2015-16年の秋冬コレクションでは、ユーザーからのリクエストに応える形で新色ブルーが追加され、ブラック、ホワイト、レッドとあわせて計4色の展開となった。サイズはS、M、L、XL、XXLという5種類が揃う。価格は23,500円(税抜)。
今回はシルベストサイクルの山崎敏正さんとスポーツバイクファクトリー北浦和スズキの鈴木卓史さんにインプレッションを伺った。気温15℃程のシチュエーションで感じたDUBHE MEDIUM JACKETの性能をお伝えしよう。
インプレッションby山崎敏正(シルベストサイクル)
前身頃の防水防風性素材、腕に関しては前側が防風素材となっており、14℃という気温のなかでのインプレッションでは非常に暖かく感じました。メーカー推奨気温は5℃~10℃ということですが、まさにその温度帯がピッタリでしょう。背中や袖の後ろ側、脇は風を通す素材となっており、日本の気候を考えているなと感じさせられました。
また、生地の伸縮性が非常に優れています。サイクリングで長い時間前傾していると腰のあたりが疲れてしまいますが、前傾時にリラックスできるフィットになっていると感じました。まさに自転車に乗ることを意識して作っているのでしょう。デザインも綺麗ですし、日本のことをよく研究してあると感じたウェアでした。
インプレッションby鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
日本のメーカーというだけあって、日本人のことをよく考えていますね。特に袖の長さで感じました。海外ブランドのウェアでは袖が長いこともあるのですが、レリックに関してはピッタリの長さです。首周りも日本人の体型にあわせて、ゆとりのあるフィット感で好印象を受けました。肌が当たる部分の処理の仕方もキレイで、擦れることはありませんでした。
程よいタイトめのフィット感で着心地が良かったです。レリックの立体裁断によって、立っているときは突っ張りを感じてしまいますが、乗車姿勢になった時にラクになりますね。また、生地の伸びも程よく、ダンシング時に突っ張り感はありませんでした。
気温15℃くらいで丁度良い暖かさでした。しかし、トレーニングのように激しく動くと暑さを感じてしまうので、少し寒くなる12月で良いという印象を受けました。関東では真冬でもアンダーウェアでうまく調整すると、シーズン通して着用し続けられるかもしれないです。YKK製のジッパーはしっかりとした作りかつ大きめのサイズで、扱いやすかったです。23,500円という価格に関しては、防風素材を使っているウェアとしては妥当でしょう。
レリック Dubhe ミディアムジャケット
素 材:サーモライト、VUELTA、FT AIR
カラー:ブルー、ホワイト、ブラック、レッド
サイズ:S、M、L、XL、XXL
価 格:23,500円(税抜)
「DUBHE MEDIUM JACKET(ドゥーベ・ミディアム・ジャケット)」は、推奨気温が5℃~10℃というミッドウィンターシーズンにピッタリなアウタージャケット。防風/保温性の要となるのが、高防風性素材の表地「FT AIR」と、ハニカム模様が特徴のパイル地の裏地「サーモライト」による2層構造である。表地で風をシャットアウトしながら、裏地は体温を逃がさない2層構造により、ロードウェアに求められる柔軟性や軽さを確保しつつ、気温5℃まで対応可能とした。
そして、風が直接当たりにくい、背中のラインや脇、腕の裏側は、透湿性を備える薄手の裏起毛生地の1枚で仕立てられている。特に最も熱を発しやすい背中はメッシュと薄手の裏起毛とすることで、吸汗性と排熱性を高めた。テンポの速いライドでも暖かくかつ蒸れにくくなっている。
自然にライディングポジションへと導く、レリック得意のカッティングや立体縫製ももちろん採用されている。ジャージ全体に伸縮性に富む生地が用いられているため、ピタリとしたフィットでも快適性は損なわれていない。首周りは胸元から首筋まで沿った立体裁断を採用することで、前傾時に襟から風の進入を防止。また、後襟は肌触りが滑らかで、吸汗速乾性に優れる生地を配し、快適性を高めた。
ジッパー裏側には防風フラップが設けられたり、手首にフィットしグローブの内側に潜り込ませやすいデザインの袖口を採用したりと、隙間風をシャットアウトする工夫にも余念がない。また、バックポケットは一般的な3分割のカーゴポケットに加えて、ジッパー付きポケットが2つ用意されており、小物の収納能力も高められている。
冬もハードにトレーニングするアスリート志向のライダーにピッタリなDUBHE MEDIUM JACKET。2015-16年の秋冬コレクションでは、ユーザーからのリクエストに応える形で新色ブルーが追加され、ブラック、ホワイト、レッドとあわせて計4色の展開となった。サイズはS、M、L、XL、XXLという5種類が揃う。価格は23,500円(税抜)。
今回はシルベストサイクルの山崎敏正さんとスポーツバイクファクトリー北浦和スズキの鈴木卓史さんにインプレッションを伺った。気温15℃程のシチュエーションで感じたDUBHE MEDIUM JACKETの性能をお伝えしよう。
インプレッションby山崎敏正(シルベストサイクル)
前身頃の防水防風性素材、腕に関しては前側が防風素材となっており、14℃という気温のなかでのインプレッションでは非常に暖かく感じました。メーカー推奨気温は5℃~10℃ということですが、まさにその温度帯がピッタリでしょう。背中や袖の後ろ側、脇は風を通す素材となっており、日本の気候を考えているなと感じさせられました。
また、生地の伸縮性が非常に優れています。サイクリングで長い時間前傾していると腰のあたりが疲れてしまいますが、前傾時にリラックスできるフィットになっていると感じました。まさに自転車に乗ることを意識して作っているのでしょう。デザインも綺麗ですし、日本のことをよく研究してあると感じたウェアでした。
インプレッションby鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
日本のメーカーというだけあって、日本人のことをよく考えていますね。特に袖の長さで感じました。海外ブランドのウェアでは袖が長いこともあるのですが、レリックに関してはピッタリの長さです。首周りも日本人の体型にあわせて、ゆとりのあるフィット感で好印象を受けました。肌が当たる部分の処理の仕方もキレイで、擦れることはありませんでした。
程よいタイトめのフィット感で着心地が良かったです。レリックの立体裁断によって、立っているときは突っ張りを感じてしまいますが、乗車姿勢になった時にラクになりますね。また、生地の伸びも程よく、ダンシング時に突っ張り感はありませんでした。
気温15℃くらいで丁度良い暖かさでした。しかし、トレーニングのように激しく動くと暑さを感じてしまうので、少し寒くなる12月で良いという印象を受けました。関東では真冬でもアンダーウェアでうまく調整すると、シーズン通して着用し続けられるかもしれないです。YKK製のジッパーはしっかりとした作りかつ大きめのサイズで、扱いやすかったです。23,500円という価格に関しては、防風素材を使っているウェアとしては妥当でしょう。
レリック Dubhe ミディアムジャケット
素 材:サーモライト、VUELTA、FT AIR
カラー:ブルー、ホワイト、ブラック、レッド
サイズ:S、M、L、XL、XXL
価 格:23,500円(税抜)
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