2015/07/22(水) - 05:45
ツール・ド・フランスがギャップで2回目の休息日を迎えた7月21日、エティックス・クイックステップやティンコフ・サクソにFSAの電動グループセットが組みつけられたバイクが登場した。現地から速報でお伝えします。
FSA(FULL SPEED AHEAD)のグループセットのプロトタイプがついに姿を現した。FSAスタッフ立会いのもとバイクを組み上げたのはエティックス・クイックステップ、ティンコフ・サクソ、コフィディス、ボーラ・アルゴン18。いずれもFSAのスポンサードチームで、今シーズンはシマノのグループセットをメインに使用している。
実際にレースに投入されるかは明らかではないが、ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、エティックス・クイックステップ)のスペシャライズド・ターマックには大きく「プロトタイプ」と書かれたシリアルナンバー入りのグループセットが組みつけられていた。
変速は電動方式。リアディレイラーとフロントディレイラーはケーブルで繋がっているものの、ハンドル周りにブレーキケーブル以外の配線は見当たらなかった。あくまでも推測だが、比較的大きなフロントディレイラーにはバッテリーが組み込まれ(4つのLEDは残量インディケーター?)、ジャンクションとしてシフターとの間を無線で通信していることも考えられる。
シフティングはブレーキレバー後方に位置する左右それぞれ2つのボタン行う。ブラケットはカバーが付かずに樹脂むき出し。フィードバックを得ながら最終的な形状を探っている段階であることをうかがわせる。
FSAの担当者は製品の詳細や発売時期などについてはノーコメントを貫いたが、ツール・ド・フランスに投入するあたりプロトタイプに対する自信の高さを感じさせた。ディレイラーに刻まれた200番台のシリアルナンバーはすでに多くのプロトタイプが製造されていることを意味している。シマノ、カンパニョーロ、スラムに続く第4のグループセットの続報を待ちたい。
photo:Makoto.AYANO
text:Kei Tsuji in Gap, France
FSA(FULL SPEED AHEAD)のグループセットのプロトタイプがついに姿を現した。FSAスタッフ立会いのもとバイクを組み上げたのはエティックス・クイックステップ、ティンコフ・サクソ、コフィディス、ボーラ・アルゴン18。いずれもFSAのスポンサードチームで、今シーズンはシマノのグループセットをメインに使用している。
実際にレースに投入されるかは明らかではないが、ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、エティックス・クイックステップ)のスペシャライズド・ターマックには大きく「プロトタイプ」と書かれたシリアルナンバー入りのグループセットが組みつけられていた。
変速は電動方式。リアディレイラーとフロントディレイラーはケーブルで繋がっているものの、ハンドル周りにブレーキケーブル以外の配線は見当たらなかった。あくまでも推測だが、比較的大きなフロントディレイラーにはバッテリーが組み込まれ(4つのLEDは残量インディケーター?)、ジャンクションとしてシフターとの間を無線で通信していることも考えられる。
シフティングはブレーキレバー後方に位置する左右それぞれ2つのボタン行う。ブラケットはカバーが付かずに樹脂むき出し。フィードバックを得ながら最終的な形状を探っている段階であることをうかがわせる。
FSAの担当者は製品の詳細や発売時期などについてはノーコメントを貫いたが、ツール・ド・フランスに投入するあたりプロトタイプに対する自信の高さを感じさせた。ディレイラーに刻まれた200番台のシリアルナンバーはすでに多くのプロトタイプが製造されていることを意味している。シマノ、カンパニョーロ、スラムに続く第4のグループセットの続報を待ちたい。
photo:Makoto.AYANO
text:Kei Tsuji in Gap, France
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