2015/02/04(水) - 10:38
ツアー・ダウンアンダーを走ったプロバイクを紹介するシリーズ第3弾。今回はロット・ソウダル、モビスター、オリカ・グリーンエッジ、キャノンデール・ガーミンの4チームを紹介します。
ロット・ソウダル リドレー NOAH SL
ベルギーのロット・ソウダルが乗るのは引き続きリドレー。2015年シーズンは新型のNOAH SLとHELIUM SLを乗り分ける。平坦コースが多いツアー・ダウンアンダーでは多くの選手がエアロロードバイクという位置付けのNOAH SLをセレクトした。ブレーキはノーマルで、スポークが起こす乱気流を逃す効果があるというスリットが入ったフォークが目を引く。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSでバッテリーはもちろん内蔵。充電コネクターはシートチューブ下部に付く。リドレーのロゴ入りSRMを使用する選手が多い。シートステーに入ったLIVE YOUR DREAMがチームのモットーだ。
モビスター キャニオン AEROAD CF SLX
昨シーズンまでキャニオンの中でも軽量ロードバイクに位置付けられるULTIMATE CF SLXを多用していたモビスターだが、2015年は多くの選手がエアロロードバイクのAEROAD CF SLXに乗る。ハンドル一体型の扁平したステムが目を引く。コラムスペーサーが多いのはシーズン序盤ならではだ。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSだが、同社にはダイレクトマウントのブレーキラインナップがないため、ブレーキのみシマノ・デュラエースを使用している(メカニックに深く突っ込むなと釘を刺された)。パワー2マックスのパワーメーターはモビスターのスペシャルカラーだ。
オリカ・グリーンエッジ スコット ADDICT SL
クライマーのサイモン・クラークはスコットのエアロロードバイクであるFOILではなく、軽量なADDICT SLをチョイスしている。サドルがプロロゴからフィジークに変更された以外に大きな変化は見られない。コンポーネントやホイール、ペダルはシマノで、ステムからハンドル、シートポストまでPRO製品で固められている。ハンドル位置を下げるため、リッチーのヘッドセットのアルミ製キャップが数ミリ削られている。パワーメーターはSRM。チェーンキャッチャーはSRM用マグネット一体型のKエッジ製。
キャノンデール・ガーミン キャノンデール SUPERSIX EVO
ガーミン・シャープとキャノンデールプロサイクリングの事実上の合併によって誕生したチームのバイクは、まさに2チームのミックス。マヴィックのホイールやシマノのコンポーネント、アランデルのボトルケージを除いて、キャノンデールプロサイクリングの色が残る。まだシーズン初戦で移行時期であるためSRMのパワーメーターを使用する選手もちらほらいたが、キャノンデールのSiSL2クランクにガーミン・ヴェクターの組み合わせが正式だ。ツアー・ダウンアンダーの時点では機械式のデュラエースを使用。Di2化はヨーロッパ拠点のレースが本格化する2月を予定している。
text:Kei Tsuji
ロット・ソウダル リドレー NOAH SL
ベルギーのロット・ソウダルが乗るのは引き続きリドレー。2015年シーズンは新型のNOAH SLとHELIUM SLを乗り分ける。平坦コースが多いツアー・ダウンアンダーでは多くの選手がエアロロードバイクという位置付けのNOAH SLをセレクトした。ブレーキはノーマルで、スポークが起こす乱気流を逃す効果があるというスリットが入ったフォークが目を引く。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSでバッテリーはもちろん内蔵。充電コネクターはシートチューブ下部に付く。リドレーのロゴ入りSRMを使用する選手が多い。シートステーに入ったLIVE YOUR DREAMがチームのモットーだ。
モビスター キャニオン AEROAD CF SLX
昨シーズンまでキャニオンの中でも軽量ロードバイクに位置付けられるULTIMATE CF SLXを多用していたモビスターだが、2015年は多くの選手がエアロロードバイクのAEROAD CF SLXに乗る。ハンドル一体型の扁平したステムが目を引く。コラムスペーサーが多いのはシーズン序盤ならではだ。コンポーネントはカンパニョーロのスーパーレコードEPSだが、同社にはダイレクトマウントのブレーキラインナップがないため、ブレーキのみシマノ・デュラエースを使用している(メカニックに深く突っ込むなと釘を刺された)。パワー2マックスのパワーメーターはモビスターのスペシャルカラーだ。
オリカ・グリーンエッジ スコット ADDICT SL
クライマーのサイモン・クラークはスコットのエアロロードバイクであるFOILではなく、軽量なADDICT SLをチョイスしている。サドルがプロロゴからフィジークに変更された以外に大きな変化は見られない。コンポーネントやホイール、ペダルはシマノで、ステムからハンドル、シートポストまでPRO製品で固められている。ハンドル位置を下げるため、リッチーのヘッドセットのアルミ製キャップが数ミリ削られている。パワーメーターはSRM。チェーンキャッチャーはSRM用マグネット一体型のKエッジ製。
キャノンデール・ガーミン キャノンデール SUPERSIX EVO
ガーミン・シャープとキャノンデールプロサイクリングの事実上の合併によって誕生したチームのバイクは、まさに2チームのミックス。マヴィックのホイールやシマノのコンポーネント、アランデルのボトルケージを除いて、キャノンデールプロサイクリングの色が残る。まだシーズン初戦で移行時期であるためSRMのパワーメーターを使用する選手もちらほらいたが、キャノンデールのSiSL2クランクにガーミン・ヴェクターの組み合わせが正式だ。ツアー・ダウンアンダーの時点では機械式のデュラエースを使用。Di2化はヨーロッパ拠点のレースが本格化する2月を予定している。
text:Kei Tsuji
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