2014/12/27(土) - 09:04
デンマークに居を構えるカーボンホイール専業ブランドblack inc（ブラックインク）が日本上陸。今回はそのラインナップの中からリムハイト45mmのロード用フルカーボンクリンチャー「THE BLACK FIFTY C」を紹介する。近年流行のワイドタイヤや最適化したリムプロファイルによってエアロ効果を追求したことが特徴だ。
ブラックインク THE BLACK FIFTY C (c)Makoto.AYANO/cyclowired.jp
25Cタイヤと組み合わせることで高いエアロ効果を発揮する 
ハブにはストレートプルタイプのDTスイス 240sを採用する
転がり抵抗の低さと乗り心地の良さなどを理由に、プロのレースシーンからホビーレーサー、ツーリング派まで様々なサイクリストに急速に広まっているワイドなロードタイヤ。様々なメリットがある一方で従来からの細めのリムに太めのタイヤを組み合わせると、乱流によってエアロ効果が低下してしまうというデメリットも。
そこで23～27mmのタイヤ幅と組み合わせることでパワーロスを低減し、ホイール本来の優れたエアロダイナミクスが発揮できるようなリムプロファイルを開発したのがブラックインクである。同ブランドのフルカーボンリムはワイドタイヤと組み合わせることで、特に30°程度と大きなヨー角から吹いてくる向かい風によって発生する空気抵抗の低減を実現。常に正面（ヨー角0°）から吹き付ける風のみ考慮し開発されてきた従来のホイールに対して、斜め横からの風を考慮した設計を取り入れることで現実世界におけるエアロ効果の向上に成功してる。
ブラックのロゴは目立ちづらく、どんなフレームデザインともマッチしてくれるはずだ 
ビードフックは薄いながらも、不安を感じさせないしっかりとした造りだ
丸みを帯びたトレンドのリムプロファイル 
リアスポークは駆動側がプレーンタイプのCHAMPION、非駆動側がエアロタイプのAEROLITEと使い分けている
さて、今回紹介するロード用フルカーボンクリンチャー「THE BLACK FIFTY C」も現実世界におけるエアロ効果を高めたリムを採用するホイールである。そのリムプロファイルは実測値でブレーキ面の最大幅が26.4mm。ヴェロフレックスの25mmタイヤとの組み合わせではタイヤウォールとリムのブレーキ面がほぼ面一となった。
ブラックインクのホイールが取り付けられているCCNサイクリングのバイク photo:Kei Tsujiなおリムはスポークホール付近が丸みを帯びたトレンドの形状を採用。そして、ブレーキ面は平行ではなく、最も内側が26.4mm、最も外側が24.4mmほどと外へ向かって狭まっている。ブレーキ内側の幅は17.4mmで、リムフック部分は薄いながらも不安を感じさせない程しっかりとした仕上がりだ。
もちろん、ホイールとしての基本性能の追求にも抜かりのないTHE BLACK FIFTY C。リム素材には高強度かつ軽量な高品質をカーボンを使用し、幅広のリムプロファイルと併せて優れた横剛性を実現。ハブは世界中のホイールメーカーから厚い信頼を得ているDTスイス 240Sのストレートプルタイプとしている。
スポークも同じくDTスイスで、扁平タイプのAEROLITEをメインに、リア駆動側のみに55％強度の高いプレーンタイプのCHAMPIONを配している。スポーキングはフロントが20本でラジアル組、リアが24本で左右とも2クロス組。リムフラップ込みの実測重量はフロントが672g、リアが841gだ。
11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、音鳴り防止用バルブテープ、ロゴステッカーが付属する 
付属するホイールバッグ
付属品として、11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、バルブの音鳴りを防止するためのテープ、ホイールバッグ、ロゴステッカーがセットされる。価格は198,000円（税抜）と比較的リーズナブルだ。取り扱いはトライスポーツ。
ブラックインク THE BLACK FIFTY C
リムハイト：45mm
リム幅：外側26.4mm（ブレーキ面最大値）、内側17.4mm
ハ ブ：DTスイス 240Sストレートプル
スポーク：DTスイス AEROLITE/CHAMPION（リア駆動側のみ）
スポーク数：F20本、リア24本
実測重量：F672g、R841g（リムフラップ込み）
付属品：11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、音鳴り防止用バルブテープ、ホイールバッグ、ロゴステッカー
価 格：198,000円（税抜）
ブラックインク THE BLACK FIFTY C (c)Makoto.AYANO/cyclowired.jp25Cタイヤと組み合わせることで高いエアロ効果を発揮する ハブにはストレートプルタイプのDTスイス 240sを採用する 転がり抵抗の低さと乗り心地の良さなどを理由に、プロのレースシーンからホビーレーサー、ツーリング派まで様々なサイクリストに急速に広まっているワイドなロードタイヤ。様々なメリットがある一方で従来からの細めのリムに太めのタイヤを組み合わせると、乱流によってエアロ効果が低下してしまうというデメリットも。
そこで23～27mmのタイヤ幅と組み合わせることでパワーロスを低減し、ホイール本来の優れたエアロダイナミクスが発揮できるようなリムプロファイルを開発したのがブラックインクである。同ブランドのフルカーボンリムはワイドタイヤと組み合わせることで、特に30°程度と大きなヨー角から吹いてくる向かい風によって発生する空気抵抗の低減を実現。常に正面（ヨー角0°）から吹き付ける風のみ考慮し開発されてきた従来のホイールに対して、斜め横からの風を考慮した設計を取り入れることで現実世界におけるエアロ効果の向上に成功してる。
ブラックのロゴは目立ちづらく、どんなフレームデザインともマッチしてくれるはずだ ビードフックは薄いながらも、不安を感じさせないしっかりとした造りだ 丸みを帯びたトレンドのリムプロファイル リアスポークは駆動側がプレーンタイプのCHAMPION、非駆動側がエアロタイプのAEROLITEと使い分けている さて、今回紹介するロード用フルカーボンクリンチャー「THE BLACK FIFTY C」も現実世界におけるエアロ効果を高めたリムを採用するホイールである。そのリムプロファイルは実測値でブレーキ面の最大幅が26.4mm。ヴェロフレックスの25mmタイヤとの組み合わせではタイヤウォールとリムのブレーキ面がほぼ面一となった。
ブラックインクのホイールが取り付けられているCCNサイクリングのバイク photo:Kei Tsujiなおリムはスポークホール付近が丸みを帯びたトレンドの形状を採用。そして、ブレーキ面は平行ではなく、最も内側が26.4mm、最も外側が24.4mmほどと外へ向かって狭まっている。ブレーキ内側の幅は17.4mmで、リムフック部分は薄いながらも不安を感じさせない程しっかりとした仕上がりだ。もちろん、ホイールとしての基本性能の追求にも抜かりのないTHE BLACK FIFTY C。リム素材には高強度かつ軽量な高品質をカーボンを使用し、幅広のリムプロファイルと併せて優れた横剛性を実現。ハブは世界中のホイールメーカーから厚い信頼を得ているDTスイス 240Sのストレートプルタイプとしている。
スポークも同じくDTスイスで、扁平タイプのAEROLITEをメインに、リア駆動側のみに55％強度の高いプレーンタイプのCHAMPIONを配している。スポーキングはフロントが20本でラジアル組、リアが24本で左右とも2クロス組。リムフラップ込みの実測重量はフロントが672g、リアが841gだ。
11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、音鳴り防止用バルブテープ、ロゴステッカーが付属する 付属するホイールバッグ 付属品として、11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、バルブの音鳴りを防止するためのテープ、ホイールバッグ、ロゴステッカーがセットされる。価格は198,000円（税抜）と比較的リーズナブルだ。取り扱いはトライスポーツ。
ブラックインク THE BLACK FIFTY C
リムハイト：45mm
リム幅：外側26.4mm（ブレーキ面最大値）、内側17.4mm
ハ ブ：DTスイス 240Sストレートプル
スポーク：DTスイス AEROLITE/CHAMPION（リア駆動側のみ）
スポーク数：F20本、リア24本
実測重量：F672g、R841g（リムフラップ込み）
付属品：11s/10s変換スペーサー、バルブエクステンダー、専用ブレーキパッド、クイックレリーズ、音鳴り防止用バルブテープ、ホイールバッグ、ロゴステッカー
価 格：198,000円（税抜）
リンク
Amazon.co.jp
