2014/12/13(土) - 09:02
サイクルモードに出展した約170のブースの中から、注目の新モデルや気になるプロダクツを一挙に紹介する第9弾。KOOFUのプロトタイプヘルメットが話題のカブト、ローター等を取り扱うダイアテックプロダクツ、グエルチョッティをメインに展示したサイクルクリエーションをピックアップします。
カブト
例年に増して多くの新モデルを展示したカブト。今回のサイクルモードでのトピックスは「風を楽しむ」をコンセプトに掲げるもう1つのブランド「KOOFU」のプロトタイプの展示だ。CT-1と名付けられたこのモデルは、アーバンライドで町並みに溶け込むデザインを目指したというもので、最終的な製品化を前にエンドユーザーからヒアリングを行った。
エッジの効いたデザインが多かったこれまでのカブト製品とは異なる、丸みを帯びたフォルムが大きな特徴で、ブース担当者によれば空力的にも優れていることからレースでの使用にも適しているそう。ラインナップはデザイン別に3種類がラインナップされる。
TYPE-1はシェル側面や標準付属のバイザー、クロージャーにレザーの様な高級感ある素材を使用。TYPE-2はシェル全体を千鳥格子のグラフィックとしている。そして、TYPE-3は最もベーシックな仕様で、ストラップには速乾素材を使用していることから、レースユースにも最も適しているはず。発売は2015年春を予定しているとのこと。
そして、もう1つの注目モデルがブランド史上最高のエアフローを実現したという新型ハイエンドモデル「ZENARD」だ。ブース内にはその性能を体感してもらおうと送風機が設けられ、ZENARDを実際に装着してテストするという来場者の姿が多く見られた。
その他、カジュアルなルックスが特徴のFM-8などの新モデル、KOOFU WG-1やミドルグレードのSTEAIRの新色などカブトのフルラインナップが展示されていた。また、マスコット「kabutoマン」が初お目見えしたり、役立つTipsが満載の小冊子「ヘルメットをかぶろう!」が配布されたり、国内のレースシーンを彩ってきた歴代のレーシングヘルメットが展示されたりと、非常に賑やかな印象であった。
ダイアテックプロダクツ(アソス、ローター、ブルックス、ブルーノ、レザイン、ノグ、ABUSなど)
昨年に引き続き、大会場入り口付近の場所にブースを構えたダイアテックプロダクツ。アソスやローターなどのレーシング系から、ブルックスやブルーノ、ペダレッドなどのライフスタイル系、レザインやノグと行った高性能アクセサリーまで多彩な取り扱いブランドが一堂に会した。
アソスコーナーは昨季より継続となるアイテムがメインながらも、2014の春夏と秋冬の両コレクションを展示。新製品としては、裏起毛素材を使用した秋冬用ビブショーツ「T.tiburu」がイチオシだ。ベースとなったのは今年の春夏コレクションでデビューを果たした「S7シリーズ」のベーシックモデルに当たるT.Equipeで、「レッグウォーマーと組み合わせれば、冬のほとんどをこれ1着で過ごせます。もちろん、ショーツなので気温の変化にもウォーマーの脱ぎ着で調整できるのが良いですね」とはブース担当の河合聡さんの談。
ローターのコーナーでは、各地のイベントでもお馴染みとなっている楕円チェーンリング「Q-Rings」の体験会を実施。新製品としてはサポートチームのランプレ・メリダのリクエストによって誕生した軽量クランク式パワーの「ROTOR POWER LT」や、日の丸をあしらった「Q-Rings JAPAN SPECIAL EDITION」が注目を集めた。
その他のレーシング系ブランドからは、ペーター・サガンらキャノンデールの走りを支え、来季より国内展開が開始されるKENDAのロードタイヤや、Devinciの新型オールマウンテンTROY CARBON RRなども展示された。
一方のライフスタイル系も大賑わい。イングリッシュブランドのブルックスからは、天然ゴム製ベースが特徴的なサドル「CAMBIMU」の新型モデルに加え、カレラとコラボレーションしたヘルメット、自然な風合いの生地を使用したパニアバッグなど新モデルが続々。
これらは、ダイアテックプロダクツ企画のバイクブランド「ブルーノ」のバイクに取り付けられて展示されており、バイクとのマッチングや実際の取り付け方法が分かりやすいと好評。旦那さんや彼氏の付き添いで普段は自転車に興味なさそうな女性来場者からも「お洒落」「かわいい」という声が聞こえてきた。
美しい仕上げのバイクツールやアクセサリーをラインナップするレザインは、ライト類のラインナップが大きく変更となった。「Y8コレクション」と題した2015年モデルでは大光量の「DRIVE」シリーズがマイナーチェンジされ、よりハイパワーに。そしてアルミニウムボディがクールな「KTV」シリーズが新たに登場している。
他にも、ポップなデザインなライトやロックが人気のノグ、信頼性高いロックを豊富にラインナップするドイツのABUS、日本発/イタリアンメイドのアパレルブランドPEdAL ED(ペダレッド)もダイアテックブースに並んだ。
サイクルクリエーション(グエルチョッティ、フォンドリエスト、ウルサス、MOAなど)
イタリアの実力派バイクブランドをメインに取り扱うサイクルクリエーション。ブースにはグエルチョッティをメインに、数年ぶりに国内展開が再開となるフォンドリエスト、ダッコルディ、ホイールのウルサス、ウェアのMOAなどが並んだ。また、昨年に引き続きグエルチョッティのアレッサンドロ・グエルチョッティ社長が来日し、自身のブランドのPRに務めた。
中でもサイクルクリエーションの石黒誠司代表のイチオシはグエルチョッティの創業50周年を記念したスペシャルモデル「Eclipse 64-14」だ。エアロダイナミクスにも配慮したオールラウンドな1台で、ヘッドチューブとフォークのインテグレーテッドデザインや独自の固定方法の採用によって空気抵抗を低減。網目の細やかなカーボン地とマットブラックペイントの組み合わせに、イエローの差し色が入ったグラフィックでイタリアンブランドらしいシックな1台に仕上がっている。
その他、グエルチョッティからはポーランドの強豪プロコンチネンタルチームCCCポルサットが使用するオレンジカラーが印象的なeureka shmsoやカーボンCXバイク「LEMBEEK」、同郷のモーターサイクルブランドBIMOTAとのコラボレーションモデルなどを展示。マニアックな来場者を中心に関心を集めていた。
text:Yuya.Yamamoto
photo:CW編集部
カブト
例年に増して多くの新モデルを展示したカブト。今回のサイクルモードでのトピックスは「風を楽しむ」をコンセプトに掲げるもう1つのブランド「KOOFU」のプロトタイプの展示だ。CT-1と名付けられたこのモデルは、アーバンライドで町並みに溶け込むデザインを目指したというもので、最終的な製品化を前にエンドユーザーからヒアリングを行った。
エッジの効いたデザインが多かったこれまでのカブト製品とは異なる、丸みを帯びたフォルムが大きな特徴で、ブース担当者によれば空力的にも優れていることからレースでの使用にも適しているそう。ラインナップはデザイン別に3種類がラインナップされる。
TYPE-1はシェル側面や標準付属のバイザー、クロージャーにレザーの様な高級感ある素材を使用。TYPE-2はシェル全体を千鳥格子のグラフィックとしている。そして、TYPE-3は最もベーシックな仕様で、ストラップには速乾素材を使用していることから、レースユースにも最も適しているはず。発売は2015年春を予定しているとのこと。
そして、もう1つの注目モデルがブランド史上最高のエアフローを実現したという新型ハイエンドモデル「ZENARD」だ。ブース内にはその性能を体感してもらおうと送風機が設けられ、ZENARDを実際に装着してテストするという来場者の姿が多く見られた。
その他、カジュアルなルックスが特徴のFM-8などの新モデル、KOOFU WG-1やミドルグレードのSTEAIRの新色などカブトのフルラインナップが展示されていた。また、マスコット「kabutoマン」が初お目見えしたり、役立つTipsが満載の小冊子「ヘルメットをかぶろう!」が配布されたり、国内のレースシーンを彩ってきた歴代のレーシングヘルメットが展示されたりと、非常に賑やかな印象であった。
ダイアテックプロダクツ(アソス、ローター、ブルックス、ブルーノ、レザイン、ノグ、ABUSなど)
昨年に引き続き、大会場入り口付近の場所にブースを構えたダイアテックプロダクツ。アソスやローターなどのレーシング系から、ブルックスやブルーノ、ペダレッドなどのライフスタイル系、レザインやノグと行った高性能アクセサリーまで多彩な取り扱いブランドが一堂に会した。
アソスコーナーは昨季より継続となるアイテムがメインながらも、2014の春夏と秋冬の両コレクションを展示。新製品としては、裏起毛素材を使用した秋冬用ビブショーツ「T.tiburu」がイチオシだ。ベースとなったのは今年の春夏コレクションでデビューを果たした「S7シリーズ」のベーシックモデルに当たるT.Equipeで、「レッグウォーマーと組み合わせれば、冬のほとんどをこれ1着で過ごせます。もちろん、ショーツなので気温の変化にもウォーマーの脱ぎ着で調整できるのが良いですね」とはブース担当の河合聡さんの談。
ローターのコーナーでは、各地のイベントでもお馴染みとなっている楕円チェーンリング「Q-Rings」の体験会を実施。新製品としてはサポートチームのランプレ・メリダのリクエストによって誕生した軽量クランク式パワーの「ROTOR POWER LT」や、日の丸をあしらった「Q-Rings JAPAN SPECIAL EDITION」が注目を集めた。
その他のレーシング系ブランドからは、ペーター・サガンらキャノンデールの走りを支え、来季より国内展開が開始されるKENDAのロードタイヤや、Devinciの新型オールマウンテンTROY CARBON RRなども展示された。
一方のライフスタイル系も大賑わい。イングリッシュブランドのブルックスからは、天然ゴム製ベースが特徴的なサドル「CAMBIMU」の新型モデルに加え、カレラとコラボレーションしたヘルメット、自然な風合いの生地を使用したパニアバッグなど新モデルが続々。
これらは、ダイアテックプロダクツ企画のバイクブランド「ブルーノ」のバイクに取り付けられて展示されており、バイクとのマッチングや実際の取り付け方法が分かりやすいと好評。旦那さんや彼氏の付き添いで普段は自転車に興味なさそうな女性来場者からも「お洒落」「かわいい」という声が聞こえてきた。
美しい仕上げのバイクツールやアクセサリーをラインナップするレザインは、ライト類のラインナップが大きく変更となった。「Y8コレクション」と題した2015年モデルでは大光量の「DRIVE」シリーズがマイナーチェンジされ、よりハイパワーに。そしてアルミニウムボディがクールな「KTV」シリーズが新たに登場している。
他にも、ポップなデザインなライトやロックが人気のノグ、信頼性高いロックを豊富にラインナップするドイツのABUS、日本発/イタリアンメイドのアパレルブランドPEdAL ED(ペダレッド)もダイアテックブースに並んだ。
サイクルクリエーション(グエルチョッティ、フォンドリエスト、ウルサス、MOAなど)
イタリアの実力派バイクブランドをメインに取り扱うサイクルクリエーション。ブースにはグエルチョッティをメインに、数年ぶりに国内展開が再開となるフォンドリエスト、ダッコルディ、ホイールのウルサス、ウェアのMOAなどが並んだ。また、昨年に引き続きグエルチョッティのアレッサンドロ・グエルチョッティ社長が来日し、自身のブランドのPRに務めた。
中でもサイクルクリエーションの石黒誠司代表のイチオシはグエルチョッティの創業50周年を記念したスペシャルモデル「Eclipse 64-14」だ。エアロダイナミクスにも配慮したオールラウンドな1台で、ヘッドチューブとフォークのインテグレーテッドデザインや独自の固定方法の採用によって空気抵抗を低減。網目の細やかなカーボン地とマットブラックペイントの組み合わせに、イエローの差し色が入ったグラフィックでイタリアンブランドらしいシックな1台に仕上がっている。
その他、グエルチョッティからはポーランドの強豪プロコンチネンタルチームCCCポルサットが使用するオレンジカラーが印象的なeureka shmsoやカーボンCXバイク「LEMBEEK」、同郷のモーターサイクルブランドBIMOTAとのコラボレーションモデルなどを展示。マニアックな来場者を中心に関心を集めていた。
text:Yuya.Yamamoto
photo:CW編集部
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