2014/06/20(金) - 16:04
ロードバイクのみならずMTBのバイクも数多くラインナップするキャノンデールより、新型クロスカントリーバイク「F-Si」が登場した。急速に27.5インチバイクが増加していく一方で、29インチホイールを貫きながら性能を突き詰めたリアリジッドバイクだ。
キャノンデール F-Si Team (c)キャノンデール・ジャパン
近年急速に増加している27.5インチのMTBだが、キャノンデールは29erバイクの方が速いとしてその規格を貫き、ジオメトリの再考を行った。まず、変更が加えられたチェーンステーは、リアセンターの長さを従来の444mmから長さを切り詰め、ショートリーチと言える429mmを実現。スイッチバックのようなタイトなコーナーでも機敏なコーナーリングが可能となり、また、後ろ荷重が掛かりやすくなっており、勾配が急な上り坂でもトラクションを掛けて登ることができる。
F-Siの最大のトピックスはリア三角形をドライブトレイン側に6mmオフセットさせた左右非対称デザイン「Ai」となったことだろう。このデザインはハブオフセットがないリアハブを使用できるため、一般的なリアホイールに比べて剛性が60%高い左右のスポークの長さとテンションを揃えられたホイールの使用が可能となる。
左右非対称デザインとなったリアバック (c)キャノンデール・ジャパン
振動を吸収するたわみ量が20％増加したSAVE2シートポストポスト (c)キャノンデール・ジャパン
F-Si用に新開発されたレフティ2 (c)キャノンデール・ジャパン
また、Ai技術はホログラムスパイダーにも採用。チェーンリング自体もドライブトレイン側にオフセットされることで、リアバックとのバランスが整えられ、確実な変速を可能とする。さらに、短いチェーンステーながら2枚のチェーンリングを使用することができる。ホログラム SiSL2とSiクランクセットはMTB用の中では軽く高剛性で、ペダリングパワーを効率よく伝達してくれる。
フロントサスペンションにはキャノンデール独自に開発した片持ちフォークのレフティを更に進化させた「レフティ2.0」を採用。エンデューロレース向けのスムーズでしなやかなスーパーマックスフォークのダンパーをXC向けに仕上げられている。88ニードルベアリング・テクノロジーによって、力の大きさに関わらずサスペンションは流れるように動き、ホイールが路面を滑らかに転がる。
スルーアクスルが主流のなかクイックリリースを採用した (c)キャノンデール・ジャパン
ホログラム SiSL2とSiクランクセット (c)キャノンデール・ジャパン
オフセットはオーバーマウンテンモデルよりも長い55mmとした。29erとしては寝かせ気味の69.5°のヘッドアングルと組み合わせることで、高速域での安定性や低速域での俊敏さとコーナリング性能のバランスを向上させることを実現している。オーバーサイズのクランプ部はハンドル周りの剛性を高め、ハンドリング性能の向上に寄与する。
フレームによる振動吸収の方法は、ロードバイクにも用いられているスピードSAVEテクノロジーを適用。チューブ形状とカーボンの積層に変化を持たせることで、チェーンステーやシートステーのねじれ方向の剛性は保ちながら縦方向のしなりを生み出している。
SAVEシートポストも改良が加えられ、振動を吸収するたわみ量が20％増加した「SAVE2シートポストポスト」となった。カーブを描く板バネ形状のシートポストは軽めの体重でもしなりを生み出しながら、大きな負荷を加えても過度に変形することがない。荒れた路面でも座った状態でも快適性を保つことができるという。
キャノンデール F-Si 2 (c)キャノンデール・ジャパン
フレーム素材には、超軽量ロードフレームのSUPERSIX EVOにも使用されるバリステックカーボンを使用し、高い軽量性と耐久性を実現。リアバックはマウンテンバイクながら標準的なクイックリリースをしている。
ラインナップされているモデルはプロユースの「F-Si Carbon Team」と同じフレームを採用したセカンドグレードの「F-Si Carbon 2」という2種類がラインナップ。
キャノンデール F-Si Team
フレーム：F-SI ASYMMETRIC, BALLISTEC HI-MOD CARBON, SPEED SAVE, PF30A, 1.5 SI HEAD TUBE
フォーク：NEW LEFTY CARBON XLR 2.0 100 29, HYBRID NEEDLE BEARING TECHNOLOGY
クランク：CANNONDALE HOLLOWGRAM SI, F-SI BB30, XX1 32T W/ MRP 1X GUIDE
BB：CANNONDALE ALLOY PRESSFIT30
メインコンポーネント：スラムXX1/AVID XX 180/160mm
価格：830,000円（税抜）
キャノンデール F-Si 2
フレーム：F-SI ASYMMETRIC, BALLISTEC HI-MOD CARBON, SPEED SAVE, PF30A, 1.5 SI HEAD TUBE
フォーク：NEW LEFTY PBR 2.0 100 29, HYBRID NEEDLE BEARING TECHNOLOGY
クランク：CANNONDALE HOLLOWGRAM SI, F-SI BB30, XX1 32T W/ MRP 1X GUIDE
BB：CANNONDALE ALLOY PRESSFIT30
メインコンポーネント：スラムX01、マグラ MT4, STORM SL ROTORS XX 180/160mm
価格：500,000円（税抜）
サガンとフォンタナが駆るキャノンデール F-Si プロモムービー
キャノンデール F-Si Team (c)キャノンデール・ジャパン近年急速に増加している27.5インチのMTBだが、キャノンデールは29erバイクの方が速いとしてその規格を貫き、ジオメトリの再考を行った。まず、変更が加えられたチェーンステーは、リアセンターの長さを従来の444mmから長さを切り詰め、ショートリーチと言える429mmを実現。スイッチバックのようなタイトなコーナーでも機敏なコーナーリングが可能となり、また、後ろ荷重が掛かりやすくなっており、勾配が急な上り坂でもトラクションを掛けて登ることができる。
F-Siの最大のトピックスはリア三角形をドライブトレイン側に6mmオフセットさせた左右非対称デザイン「Ai」となったことだろう。このデザインはハブオフセットがないリアハブを使用できるため、一般的なリアホイールに比べて剛性が60%高い左右のスポークの長さとテンションを揃えられたホイールの使用が可能となる。
左右非対称デザインとなったリアバック (c)キャノンデール・ジャパン振動を吸収するたわみ量が20％増加したSAVE2シートポストポスト (c)キャノンデール・ジャパンF-Si用に新開発されたレフティ2 (c)キャノンデール・ジャパンまた、Ai技術はホログラムスパイダーにも採用。チェーンリング自体もドライブトレイン側にオフセットされることで、リアバックとのバランスが整えられ、確実な変速を可能とする。さらに、短いチェーンステーながら2枚のチェーンリングを使用することができる。ホログラム SiSL2とSiクランクセットはMTB用の中では軽く高剛性で、ペダリングパワーを効率よく伝達してくれる。
フロントサスペンションにはキャノンデール独自に開発した片持ちフォークのレフティを更に進化させた「レフティ2.0」を採用。エンデューロレース向けのスムーズでしなやかなスーパーマックスフォークのダンパーをXC向けに仕上げられている。88ニードルベアリング・テクノロジーによって、力の大きさに関わらずサスペンションは流れるように動き、ホイールが路面を滑らかに転がる。
スルーアクスルが主流のなかクイックリリースを採用した (c)キャノンデール・ジャパンホログラム SiSL2とSiクランクセット (c)キャノンデール・ジャパンオフセットはオーバーマウンテンモデルよりも長い55mmとした。29erとしては寝かせ気味の69.5°のヘッドアングルと組み合わせることで、高速域での安定性や低速域での俊敏さとコーナリング性能のバランスを向上させることを実現している。オーバーサイズのクランプ部はハンドル周りの剛性を高め、ハンドリング性能の向上に寄与する。
フレームによる振動吸収の方法は、ロードバイクにも用いられているスピードSAVEテクノロジーを適用。チューブ形状とカーボンの積層に変化を持たせることで、チェーンステーやシートステーのねじれ方向の剛性は保ちながら縦方向のしなりを生み出している。
SAVEシートポストも改良が加えられ、振動を吸収するたわみ量が20％増加した「SAVE2シートポストポスト」となった。カーブを描く板バネ形状のシートポストは軽めの体重でもしなりを生み出しながら、大きな負荷を加えても過度に変形することがない。荒れた路面でも座った状態でも快適性を保つことができるという。
キャノンデール F-Si 2 (c)キャノンデール・ジャパンフレーム素材には、超軽量ロードフレームのSUPERSIX EVOにも使用されるバリステックカーボンを使用し、高い軽量性と耐久性を実現。リアバックはマウンテンバイクながら標準的なクイックリリースをしている。
ラインナップされているモデルはプロユースの「F-Si Carbon Team」と同じフレームを採用したセカンドグレードの「F-Si Carbon 2」という2種類がラインナップ。
キャノンデール F-Si Team
フレーム：F-SI ASYMMETRIC, BALLISTEC HI-MOD CARBON, SPEED SAVE, PF30A, 1.5 SI HEAD TUBE
フォーク：NEW LEFTY CARBON XLR 2.0 100 29, HYBRID NEEDLE BEARING TECHNOLOGY
クランク：CANNONDALE HOLLOWGRAM SI, F-SI BB30, XX1 32T W/ MRP 1X GUIDE
BB：CANNONDALE ALLOY PRESSFIT30
メインコンポーネント：スラムXX1/AVID XX 180/160mm
価格：830,000円（税抜）
キャノンデール F-Si 2
フレーム：F-SI ASYMMETRIC, BALLISTEC HI-MOD CARBON, SPEED SAVE, PF30A, 1.5 SI HEAD TUBE
フォーク：NEW LEFTY PBR 2.0 100 29, HYBRID NEEDLE BEARING TECHNOLOGY
クランク：CANNONDALE HOLLOWGRAM SI, F-SI BB30, XX1 32T W/ MRP 1X GUIDE
BB：CANNONDALE ALLOY PRESSFIT30
メインコンポーネント：スラムX01、マグラ MT4, STORM SL ROTORS XX 180/160mm
価格：500,000円（税抜）
サガンとフォンタナが駆るキャノンデール F-Si プロモムービー
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