2014/05/08(木) - 23:14
5月9日のジロ・デ・イタリア開幕を前に、北アイルランドのベルファストに到着した別府史之(トレックファクトリーレーシング)と新城幸也(ユーロップカー)。開幕前のコンディションやレースに懸ける意気込みを聞いた。
別府史之(トレックファクトリーレーシング)
開幕を前に現在のコンディションは?
今年はクラシックレースをほとんどパスしてジロ・デ・イタリアに合わせてきました。急遽出場したリエージュでは、よく走れていたものの、200kmを過ぎた登りでチェーントラブルにあってしまい、再スタートに時間がかかりすぎてしまった。ジロ前もしっかりとトレーニング出来たし、コンディションは良いです。実際にパワーも出ているし、身体も健康的。
トレックファクトリーレーシングの戦略は?
キセロフスキー、アレドンド、ゾイドルの3人で総合を狙えるし、ニッツォロとホンドとファンポッペルでスプリントも狙えるし、逃げでも行けるメンバーが集まっている。いろんなシチュエーションに対応可能な、安定感のあるチームです。
その中で別府選手に与えられる役割は?
自分は登りのサポートも出来るし、スプリントの牽引も出来るし、逃げの展開でも闘える。全体的に見ながら、リベロのようにオールマイティに動きます。そのことをチームも評価してくれている。
コースマップはご覧になりましたか?
もちろんチームをサポートすることがメインになるけど、力があれば前に残って勝負することが出来る。最終週は山が厳しいけど、その前にはアップダウンのある平坦ステージもあるし、実際に逃げてみたいと思うステージもいくつかあります。そこでチャンスを見つけて(逃げに)行きたい。今年は特にジロに集中しているので、レースに懸ける気持ちが強いですね。山を登るためのトレーニングもこなしてきたし、準備は整っています。早く走りたくて仕方がないです。
新城幸也(ユーロップカー)
ジロに向けたコンディショニングはいかがですか?
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ以来のレース出場です。リエージュまでずっとレースが続いたので、その後に4日間バイクに乗らずに休んだんです。だから正直コンディションは走ってみないと分かりません。だから1週目は僕自身あまり期待していません。
新城選手のジロでの目標は?
昨年のツール・ド・フランスと同様に、厳しい山岳ステージが続く3週目に頑張りたいので、そこに向けて脚を貯めたいと思っています。3週目に上手く走りたい。ツールでは逃げ切りが決まりにくいけど、ジロでは逃げが決まる。だからそこで逃げてステージ優勝を狙いたいと思っています。もちろん走ってみて調子が良ければ1週目から動くし、個人的にはどこかのステージで頑張りたいですね。40〜50人の集団スプリントでも。
ユーロップカーの戦略は?
あとは総合を狙うピエール・ロランのアシストです。ピエールには総合トップ10に入るチャンスがあると思う。でも今年は僕よりも登れる選手がいっぱいメンバーに入っています。ダヴィデ・マラカルネやロメン・シカール、マキシム・メドレルが山岳でアシストをこなすので、僕はその前の段階のアシストですね。集団スプリントになればトニ・ウレルとアンジェロ・テュリクがいる。
ジロとツールの連続出場は考えていますか?
ジロとツールの間は何も走らない予定です。毎年、ツールを走った1ヶ月後に出場するリムザンで調子が良い。3週間走ってから1ヶ月休んで、またレースを走ることに慣れています。かと言ってここ(ジロ)でしっかり走らないとツールのメンバーに選ばれないので、しっかり走りますよ。
text&photo:Kei Tsuji in Belfast, Northern Ireland
別府史之(トレックファクトリーレーシング)
開幕を前に現在のコンディションは?
今年はクラシックレースをほとんどパスしてジロ・デ・イタリアに合わせてきました。急遽出場したリエージュでは、よく走れていたものの、200kmを過ぎた登りでチェーントラブルにあってしまい、再スタートに時間がかかりすぎてしまった。ジロ前もしっかりとトレーニング出来たし、コンディションは良いです。実際にパワーも出ているし、身体も健康的。
トレックファクトリーレーシングの戦略は?
キセロフスキー、アレドンド、ゾイドルの3人で総合を狙えるし、ニッツォロとホンドとファンポッペルでスプリントも狙えるし、逃げでも行けるメンバーが集まっている。いろんなシチュエーションに対応可能な、安定感のあるチームです。
その中で別府選手に与えられる役割は?
自分は登りのサポートも出来るし、スプリントの牽引も出来るし、逃げの展開でも闘える。全体的に見ながら、リベロのようにオールマイティに動きます。そのことをチームも評価してくれている。
コースマップはご覧になりましたか?
もちろんチームをサポートすることがメインになるけど、力があれば前に残って勝負することが出来る。最終週は山が厳しいけど、その前にはアップダウンのある平坦ステージもあるし、実際に逃げてみたいと思うステージもいくつかあります。そこでチャンスを見つけて(逃げに)行きたい。今年は特にジロに集中しているので、レースに懸ける気持ちが強いですね。山を登るためのトレーニングもこなしてきたし、準備は整っています。早く走りたくて仕方がないです。
新城幸也(ユーロップカー)
ジロに向けたコンディショニングはいかがですか?
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ以来のレース出場です。リエージュまでずっとレースが続いたので、その後に4日間バイクに乗らずに休んだんです。だから正直コンディションは走ってみないと分かりません。だから1週目は僕自身あまり期待していません。
新城選手のジロでの目標は?
昨年のツール・ド・フランスと同様に、厳しい山岳ステージが続く3週目に頑張りたいので、そこに向けて脚を貯めたいと思っています。3週目に上手く走りたい。ツールでは逃げ切りが決まりにくいけど、ジロでは逃げが決まる。だからそこで逃げてステージ優勝を狙いたいと思っています。もちろん走ってみて調子が良ければ1週目から動くし、個人的にはどこかのステージで頑張りたいですね。40〜50人の集団スプリントでも。
ユーロップカーの戦略は?
あとは総合を狙うピエール・ロランのアシストです。ピエールには総合トップ10に入るチャンスがあると思う。でも今年は僕よりも登れる選手がいっぱいメンバーに入っています。ダヴィデ・マラカルネやロメン・シカール、マキシム・メドレルが山岳でアシストをこなすので、僕はその前の段階のアシストですね。集団スプリントになればトニ・ウレルとアンジェロ・テュリクがいる。
ジロとツールの連続出場は考えていますか?
ジロとツールの間は何も走らない予定です。毎年、ツールを走った1ヶ月後に出場するリムザンで調子が良い。3週間走ってから1ヶ月休んで、またレースを走ることに慣れています。かと言ってここ(ジロ)でしっかり走らないとツールのメンバーに選ばれないので、しっかり走りますよ。
text&photo:Kei Tsuji in Belfast, Northern Ireland
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