2014/04/10(木) - 20:16
シルキュイ・サルト・ペイ・ドラ・ロワール（UCI2.1）2日目の4月9日には、第2ステージ・ロードレースと第3ステージ・個人TTが開催。6.8kmコースで最速タイムを叩き出したアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）がリーダージャージを獲得した。
第2ステージ ニッツォロのために集団前方で走る別府史之（トレックファクトリーレーシング）ら photo:circuitcycliste.sarthe.comシルキュイ・サルト2日目は、1週間に満たないステージレースでよく採用されるハーフステージ形式。午前中に行なわれた88kmのロードレースは再び大集団によるゴールスプリントに持ち込まれた。
第2ステージ ゴールスプリントで先頭に立つヨナス・アルストランド（スウェーデン、ジャイアント・シマノ） photo:circuitcycliste.sarthe.com人数を揃えてリードアウトトレインを組んだのは、リーダージャージのナセル・ブアニ（フランス）擁するFDJ.fr。しかし最終ストレートでジャイアント・シマノのヨナス・アルストランド（スウェーデン）が真っ先に仕掛ける。ロングスプリントに持ち込んだアルストランドが、フィニッシュラインまで先頭を守り抜いた。
第3ステージ トップタイムで優勝したアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター） photo:circuitcycliste.sarthe.com「チームメイトの力を借りてFDJの車列に乗っかり、6番手で最後のロータリーを抜けた。常に60km/hオーバーで巡行していたので、後方からスピードを乗せて仕掛けると誰も付いてこれないと思っていた。残り300mでスプリントを仕掛けて、フィニッシュラインまで全開で踏んだ。勝てる自信はあったよ」と、プロ初勝利を飾ったプロ2年目の24歳アルストランドは語る。その伸びやかなスプリントを見る限り、キッテルやデゲンコルブ、メスゲツに続く新鋭スプリンターとして今後台頭するのは間違いないだろう。
第3ステージ リーダージャージを獲得したアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター） photo:circuitcycliste.sarthe.comそして迎えた午後の第3ステージ・個人タイムトライアルで総合が大きく動く。6.8kmコースで、イギリスチャンピオンジャージを着るアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）が8分05秒のトップタイムをマーク。ローハン・デニス（オーストラリア）とラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア）のガーミンコンビをそれぞれ5秒と7秒引き離す走りで、ダウセットがステージ優勝を手にした。
個人TTの結果がほぼそのまま総合トップ10の順位に。リーダージャージに袖を通したダウセットは「TTの勝者がシルキュイサルトで総合優勝する場合が多く、実は昨年11月のチームキャンプの時点でこの個人TTのことを考えていた。テクニカルなコースは自分向きだった」と語る。
昨年ダウセットはジロ・デ・イタリア第8ステージ個人TTで優勝。今年はツールへの出場を予定している。「例年この時期はパリ〜ルーベに出場するけど、今年はツール・ド・フランスに照準を合わせているので、落車リスクの低いステージレースを選択した。コンディションも仕上がっているし、非常に満足している」。
第2ステージを18位で終えた別府史之（トレックファクトリーレーシング）は、個人TTで41秒差のステージ56位に。総合6位につけるクリストフ・ファンデワール（ベルギー）や鎖骨骨折から復活したジャコモ・ニッツォロ（イタリア）のアシストとして走ることになりそうだ。
選手コメントはジャイアント・シマノならびにモビスター公式サイトより。
シルキュイ・サルト・ペイ・ドラ・ロワール2014第2ステージ結果
シルキュイ・サルト・ペイ・ドラ・ロワール2014第3ステージ結果
個人総合成績
text:Kei Tsuji
第2ステージ ニッツォロのために集団前方で走る別府史之（トレックファクトリーレーシング）ら photo:circuitcycliste.sarthe.comシルキュイ・サルト2日目は、1週間に満たないステージレースでよく採用されるハーフステージ形式。午前中に行なわれた88kmのロードレースは再び大集団によるゴールスプリントに持ち込まれた。第2ステージ ゴールスプリントで先頭に立つヨナス・アルストランド（スウェーデン、ジャイアント・シマノ） photo:circuitcycliste.sarthe.com人数を揃えてリードアウトトレインを組んだのは、リーダージャージのナセル・ブアニ（フランス）擁するFDJ.fr。しかし最終ストレートでジャイアント・シマノのヨナス・アルストランド（スウェーデン）が真っ先に仕掛ける。ロングスプリントに持ち込んだアルストランドが、フィニッシュラインまで先頭を守り抜いた。第3ステージ トップタイムで優勝したアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター） photo:circuitcycliste.sarthe.com「チームメイトの力を借りてFDJの車列に乗っかり、6番手で最後のロータリーを抜けた。常に60km/hオーバーで巡行していたので、後方からスピードを乗せて仕掛けると誰も付いてこれないと思っていた。残り300mでスプリントを仕掛けて、フィニッシュラインまで全開で踏んだ。勝てる自信はあったよ」と、プロ初勝利を飾ったプロ2年目の24歳アルストランドは語る。その伸びやかなスプリントを見る限り、キッテルやデゲンコルブ、メスゲツに続く新鋭スプリンターとして今後台頭するのは間違いないだろう。第3ステージ リーダージャージを獲得したアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター） photo:circuitcycliste.sarthe.comそして迎えた午後の第3ステージ・個人タイムトライアルで総合が大きく動く。6.8kmコースで、イギリスチャンピオンジャージを着るアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）が8分05秒のトップタイムをマーク。ローハン・デニス（オーストラリア）とラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア）のガーミンコンビをそれぞれ5秒と7秒引き離す走りで、ダウセットがステージ優勝を手にした。個人TTの結果がほぼそのまま総合トップ10の順位に。リーダージャージに袖を通したダウセットは「TTの勝者がシルキュイサルトで総合優勝する場合が多く、実は昨年11月のチームキャンプの時点でこの個人TTのことを考えていた。テクニカルなコースは自分向きだった」と語る。
昨年ダウセットはジロ・デ・イタリア第8ステージ個人TTで優勝。今年はツールへの出場を予定している。「例年この時期はパリ〜ルーベに出場するけど、今年はツール・ド・フランスに照準を合わせているので、落車リスクの低いステージレースを選択した。コンディションも仕上がっているし、非常に満足している」。
第2ステージを18位で終えた別府史之（トレックファクトリーレーシング）は、個人TTで41秒差のステージ56位に。総合6位につけるクリストフ・ファンデワール（ベルギー）や鎖骨骨折から復活したジャコモ・ニッツォロ（イタリア）のアシストとして走ることになりそうだ。
選手コメントはジャイアント・シマノならびにモビスター公式サイトより。
シルキュイ・サルト・ペイ・ドラ・ロワール2014第2ステージ結果
1位 ヨナス・アルストランド（スウェーデン、ジャイアント・シマノ）
2位 フアンホセ・ロバト（スペイン、モビスター）
3位 ナセル・ブアニ（フランス、FDJ.fr）
4位 マヌエル・ベレッティ（イタリア、アンドローニジョカトリ）
5位 ロメン・フェイユ（フランス、ブルターニュ・セシェ）
6位 ヤウヘニ・フタロヴィッチ（ベラルーシ、AG2Rラモンディアール）
7位 ジャコモ・ニッツォロ（イタリア、トレックファクトリーレーシング）
8位 ネイサン・ハース（オーストラリア、ガーミン・シャープ）
9位 トーマス・スプレンヘルス（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）
10位 ヘスス・エラーダ（スペイン、モビスター）
18位 別府史之（日本、トレックファクトリーレーシング）
2位 フアンホセ・ロバト（スペイン、モビスター）
3位 ナセル・ブアニ（フランス、FDJ.fr）
4位 マヌエル・ベレッティ（イタリア、アンドローニジョカトリ）
5位 ロメン・フェイユ（フランス、ブルターニュ・セシェ）
6位 ヤウヘニ・フタロヴィッチ（ベラルーシ、AG2Rラモンディアール）
7位 ジャコモ・ニッツォロ（イタリア、トレックファクトリーレーシング）
8位 ネイサン・ハース（オーストラリア、ガーミン・シャープ）
9位 トーマス・スプレンヘルス（ベルギー、トップスポートフラーンデレン）
10位 ヘスス・エラーダ（スペイン、モビスター）
18位 別府史之（日本、トレックファクトリーレーシング）
1h59'40"
シルキュイ・サルト・ペイ・ドラ・ロワール2014第3ステージ結果
1位 アレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）
2位 ローハン・デニス（オーストラリア、ガーミン・シャープ）
3位 ラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア、ガーミン・シャープ）
4位 アントニー・ドゥラプラス（フランス、ブルターニュ・セシェ）
5位 アルノー・ジェラール（フランス、ブルターニュ・セシェ）
6位 クリストフ・ファンデワール（ベルギー、トレックファクトリーレーシング）
7位 マティアス・フランク（スイス、IAMサイクリング）
8位 アントニー・ルー（フランス、FDJ.fr）
9位 ジェローム・コッペル（フランス、コフィディス）
10位 グスタフエリック・ラーション（スウェーデン、IAMサイクリング）
56位 別府史之（日本、トレックファクトリーレーシング）
2位 ローハン・デニス（オーストラリア、ガーミン・シャープ）
3位 ラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア、ガーミン・シャープ）
4位 アントニー・ドゥラプラス（フランス、ブルターニュ・セシェ）
5位 アルノー・ジェラール（フランス、ブルターニュ・セシェ）
6位 クリストフ・ファンデワール（ベルギー、トレックファクトリーレーシング）
7位 マティアス・フランク（スイス、IAMサイクリング）
8位 アントニー・ルー（フランス、FDJ.fr）
9位 ジェローム・コッペル（フランス、コフィディス）
10位 グスタフエリック・ラーション（スウェーデン、IAMサイクリング）
56位 別府史之（日本、トレックファクトリーレーシング）
8'05"
+05"
+07"
+10"
+10"
+12"
+15"
+15"
+16"
+17"
+41"
+05"
+07"
+10"
+10"
+12"
+15"
+15"
+16"
+17"
+41"
個人総合成績
1位 アレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）
2位 ローハン・デニス（オーストラリア、ガーミン・シャープ）
3位 ラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア、ガーミン・シャープ）
4位 アントニー・ドゥラプラス（フランス、ブルターニュ・セシェ）
5位 アルノー・ジェラール（フランス、ブルターニュ・セシェ）
6位 クリストフ・ファンデワール（ベルギー、トレックファクトリーレーシング）
7位 ジャコモ・ニッツォロ（イタリア、トレックファクトリーレーシング）
8位 マティアス・フランク（スイス、IAMサイクリング）
9位 アントニー・ルー（フランス、FDJ.fr）
10位 ジェローム・コッペル（フランス、コフィディス）
2位 ローハン・デニス（オーストラリア、ガーミン・シャープ）
3位 ラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア、ガーミン・シャープ）
4位 アントニー・ドゥラプラス（フランス、ブルターニュ・セシェ）
5位 アルノー・ジェラール（フランス、ブルターニュ・セシェ）
6位 クリストフ・ファンデワール（ベルギー、トレックファクトリーレーシング）
7位 ジャコモ・ニッツォロ（イタリア、トレックファクトリーレーシング）
8位 マティアス・フランク（スイス、IAMサイクリング）
9位 アントニー・ルー（フランス、FDJ.fr）
10位 ジェローム・コッペル（フランス、コフィディス）
6h57'45"
+05"
+07"
+10"
+12"
+15"
+16"
+05"
+07"
+10"
+12"
+15"
+16"
text:Kei Tsuji
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