ウィランガヒルを制したリッチー・ポート(オーストラリア)率いるチームスカイとアージェードゥーゼル、アスタナがツアー・ダウンアンダーで駆ったプロバイクをピックアップ。



チームスカイ <ピナレロ DOGMA 65.1 THINK2>

チームスカイ <ピナレロ DOGMA 65.1 THINK2>チームスカイ <ピナレロ DOGMA 65.1 THINK2> photo:Kei Tsuji
正式名称をスカイプロサイクリングからチームスカイに変更したイギリスチームは、引き続きピナレロのフラッグシップモデルであるDOGMA 65.1 THINK2に乗る。コンポーネントはシマノデュラエース9070系で、昨年までSRMを使用していたが、2014年からパワーメーターをSTAGES POWERに変更。左クランクアームに埋め込まれたユニットでパワーを計測する。ANT+やBluetooth接続に対応しており、選手たちはガーミンのエッジ500や510、800をBarFLy2.0マウントに装着していた。

タイヤはヴェロフレックスを使用タイヤはヴェロフレックスを使用 photo:Kei Tsuji左クランクアームに埋め込まれたSTAGES POWERのユニット左クランクアームに埋め込まれたSTAGES POWERのユニット photo:Kei Tsuji

写真は、ウィランガヒル山頂フィニッシュを制したリッチー・ポート(オーストラリア)のバイク。身長172cm・体重62kg、サドル高677mmというポートのフレームはサイズ46.5(トップチューブ長515mm)。ステムはアルミ製のPRO PLT(120mm)で、ハンドルはPRO VIBE COMPACT(C-C40cm)。スプロケットは11-28Tを多用する。写真の状態でバイク重量は7.0kgだった。

東レのカーボン「65HM1K Nanoalloy」を使用する東レのカーボン「65HM1K Nanoalloy」を使用する photo:Kei TsujiハンドルはPRO VIBE COMPACT(C-C40cm)ハンドルはPRO VIBE COMPACT(C-C40cm) photo:Kei Tsuji



アージェードゥーゼル <フォーカス IZALCO MAX>

アージェードゥーゼル <フォーカス IZALCO MAX>アージェードゥーゼル <フォーカス IZALCO MAX> photo:Kei Tsuji
引き続きフォーカスに乗るフランスのアージェードゥーゼル。メインバイクをIZALCO TEAMからフォーカス史上最軽量(フレーム単体750g)のフラッグシップモデルIZALCO MAXにスイッチした。手で弾くと薄さを実感出来るチューブ厚。その分ボリュームをもたせて剛性を高めている。フォークはかなり細身のシルエットだ。

ハンドルとステムもフィジークの製品版を投入ハンドルとステムもフィジークの製品版を投入 photo:Kei Tsujiサドルからシートポストまでフィジークで統一サドルからシートポストまでフィジークで統一 photo:Kei Tsuji

アージェードゥーゼルは、フィジークのステム&ハンドルを初期のプロトモデルからテストしていたチーム。フィードバックが活かされ、製品化されたステム&ハンドルを使用している。サドルやシートポストももちろんフィジーク製だ。メンバー全員がカンパニョーロ・スーパーレコードEPSを使用。ホイールはフルクラム・レーシングスピードXLRを多用した。サイクルコンピューターはBrytonのRider60。スポンサー外のSRMパワーメーターを使用する選手もいた(撮影NG)。

サイクルコンピューターはBrytonのRider60サイクルコンピューターはBrytonのRider60 photo:Kei Tsujiフォークは細身、ホイールはフルクラム・レーシングスピードXLRフォークは細身、ホイールはフルクラム・レーシングスピードXLR photo:Kei Tsuji



アスタナ <スペシャライズド S-Works Tarmac SL4>

アスタナ <スペシャライズド S-Works Tarmac SL4>アスタナ <スペシャライズド S-Works Tarmac SL4> photo:Kei Tsuji
ニューカラーのスペシャライズド S-Works Tarmac SL4を投入したアスタナ。白&水色のフレームに差し色として黒が加わった。昨年は機械式のスーパーレコードを使用する選手もいたが、ツアー・ダウンアンダーではスーパーレコードEPSで統一した。バッテリーは内蔵で、カンパニョーロ製のチェーンウォッチャーが装着されている。SRM搭載のS-WORKSクランクにカンパニョーロのチェーンリングを組み合わされている。

サドルをフィジークからスペシャライズドに変更したサドルをフィジークからスペシャライズドに変更した photo:Kei TsujiスーパーレコードEPSとカンパニョーロのチェーンウォッチャーを使用スーパーレコードEPSとカンパニョーロのチェーンウォッチャーを使用 photo:Kei Tsuji

サドルをフィジークからスペシャライズドに変更した他に、機材の変更点は無い。シートポストやステム、ハンドルはFSA製。タイヤはヴェロフレックスで揃えている。アスタナはUCIプロチームの中で唯一のコリマホイール使用チーム。カーボンスポーク「MCC」ではなくスチールスポークのエアロS(リム高47mm)を多用した。

ステムからハンドルまでFSA製品で統一ステムからハンドルまでFSA製品で統一 photo:Kei TsujiUCIプロチームの中で唯一コリマホイールを使用するUCIプロチームの中で唯一コリマホイールを使用する photo:Kei Tsuji



text&photo:Kei Tsuji

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