2014/01/31(金) - 14:35
ツアー・ダウンアンダーを走ったプロバイク特集第2弾は、アンドレ・グライペル(ドイツ)をステージ2勝に導いたロット・ベリソルと、トレックファクトリーレーシング、ティンコフ・サクソの3チーム。
ロット・ベリソル <リドレー NOAH FAST & HELIUM SL>
アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)のリドレー HELIUM SL photo:Kei Tsuji
ロット・ベリソルの選手はエアロロードバイクNOAH FASTと、軽量ロードバイクのHELIUM SLを使用。写真はステージ2勝を飾ったアンドレ・グライペル(ドイツ)が山岳ステージで使用したHELIUM SL。ともにドイツチャンピオンの証である白いフレームに、トレードマークであるゴリラのペイントが入っている。今年からゴリラペイント入りのサドルとヘルメットも登場した。グライペルのパワーを受け止めるためにデダエレメンティの35シリーズのハンドル(C-C 42cm)とステム(140mm)を使用している。
ペダルはLOOKのKEO 2 MAX photo:Kei Tsuji
ゴリラペイントが施されたホワイトフレーム photo:Kei Tsuji
カンパニョーロのBORA ULTRA35を装着するなど、軽量化を重視したセットアップ。平坦ステージではインテグレーテッドブレーキを搭載したNOAH FASTを主に使用した。ちなみに、グライペルのNOAH FASTが7.9kgなのに対し、HELIUM SLは7kg弱に重量が抑えられている。
グライペルのパワーを受け止めるデダエレメンティの35シリーズ photo:Kei Tsuji
サンマルコのサドルもゴリラ仕様 photo:Kei Tsuji
トレックファクトリーレーシング <トレック Madone7>
フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)のトレック Madone7 photo:Kei Tsuji
出場停止処分から復活したフランク・シュレク(ルクセンブルク)をはじめ、全てのメンバーがトレックのMadone7に乗った。今回は出場していないが、ファビアン・カンチェラーラ(スイス)は継続的にDomane6に乗り、機械式のデュラエース9000系を使用するとメカニックは証言している。レディオシャック時代からの変更点はフレームカラーとペダル(スピードプレイ→シマノ)だ。
レディオシャック時代から引き続きタイヤはシュワルベ photo:Kei Tsuji
シマノ・デュラエースDi2のサテライトシフトを愛用 photo:Kei Tsuji
シマノのコンポーネントとシュワルベのタイヤ以外、サドルからステム、ハンドル、ホイール、ボトルケージまでトレック傘下のボントレガー製品で固められている。プロチーム供給バイクの特徴として、シートステーとシートチューブの接合部にプレート取り付け用の台座が取り付けられている。シマノ・デュラエースDi2のサテライトシフトの向きには好みがあるが、Fシュレクはオーソドックスな後ろ向き。
プレート取り付け用の台座が最初から取り付けられている photo:Kei Tsuji
ボントレガーのカーボン製ボトルケージを使用する photo:Kei Tsuji
ティンコフ・サクソ <スペシャライズド S-Works Tarmac SL4>
ロリー・スザーランド(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)のスペシャライズド S-Works Tarmac SL4 photo:Kei Tsuji
「今年のじゃなくて、2013年のバイクだということをしっかり書いておいて」とメカニック釘を刺されて撮影したティンコフ・サクソのバイクは、スペシャライズド S-Works Tarmac SL4。2014年のチームバイクは2月のヨーロッパレースで投入される。メインスポンサー変更に伴い、新しいチームバイクは黄色基調に変更されるという。チームの登録も1月に入ってデンマークからロシアに変更され、正真正銘ロシアチームとなった。
ホイールはZIPPの303と404を使い分けた photo:Kei Tsuji
ペダルはペダルはLOOKのKEO BLADE2(クロモリアクスル) photo:Kei Tsuji
ペダルはLOOKのKEO BLADE2で、RED(16Nm)をセレクトする選手が多い。ダウンアンダーで主に使用されていたのはチタンよりも20g重いクロモリアクスルだ。コンポーネントはスラムのレッドで、大きなスプロケットに対応するWiFliのリアディレイラーを使用する。BBにはテクニカルパートナーのセラミックスピードのベアリングを使用。ホイールはZIPPの303と404を使い分けた。
テクニカルパートナーのセラミックスピードのベアリングを使用 photo:Kei Tsuji
ZIPPのアルミ製ステムとハンドルを使用する photo:Kei Tsuji
text&photo:Kei Tsuji
ロット・ベリソル <リドレー NOAH FAST & HELIUM SL>
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ロット・ベリソルの選手はエアロロードバイクNOAH FASTと、軽量ロードバイクのHELIUM SLを使用。写真はステージ2勝を飾ったアンドレ・グライペル(ドイツ)が山岳ステージで使用したHELIUM SL。ともにドイツチャンピオンの証である白いフレームに、トレードマークであるゴリラのペイントが入っている。今年からゴリラペイント入りのサドルとヘルメットも登場した。グライペルのパワーを受け止めるためにデダエレメンティの35シリーズのハンドル(C-C 42cm)とステム(140mm)を使用している。
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カンパニョーロのBORA ULTRA35を装着するなど、軽量化を重視したセットアップ。平坦ステージではインテグレーテッドブレーキを搭載したNOAH FASTを主に使用した。ちなみに、グライペルのNOAH FASTが7.9kgなのに対し、HELIUM SLは7kg弱に重量が抑えられている。
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トレックファクトリーレーシング <トレック Madone7>
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出場停止処分から復活したフランク・シュレク(ルクセンブルク)をはじめ、全てのメンバーがトレックのMadone7に乗った。今回は出場していないが、ファビアン・カンチェラーラ(スイス)は継続的にDomane6に乗り、機械式のデュラエース9000系を使用するとメカニックは証言している。レディオシャック時代からの変更点はフレームカラーとペダル(スピードプレイ→シマノ)だ。
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シマノのコンポーネントとシュワルベのタイヤ以外、サドルからステム、ハンドル、ホイール、ボトルケージまでトレック傘下のボントレガー製品で固められている。プロチーム供給バイクの特徴として、シートステーとシートチューブの接合部にプレート取り付け用の台座が取り付けられている。シマノ・デュラエースDi2のサテライトシフトの向きには好みがあるが、Fシュレクはオーソドックスな後ろ向き。
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ティンコフ・サクソ <スペシャライズド S-Works Tarmac SL4>
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ペダルはLOOKのKEO BLADE2で、RED(16Nm)をセレクトする選手が多い。ダウンアンダーで主に使用されていたのはチタンよりも20g重いクロモリアクスルだ。コンポーネントはスラムのレッドで、大きなスプロケットに対応するWiFliのリアディレイラーを使用する。BBにはテクニカルパートナーのセラミックスピードのベアリングを使用。ホイールはZIPPの303と404を使い分けた。
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text&photo:Kei Tsuji