2013/07/30(火) - 10:59
連載でお届けするプロバイクレポート。今回はツール・ド・フランス第100回記念大会を走ったバイクを特集する第3弾。ツールを最重要視するフランス籍の3チーム、ユーロップカー 、FDJ.FR、アージェードゥーゼルのバイクをピックアップしてお届けする。
ユーロップカー < コルナゴ C59、M10 >
日本チャンピオンジャージを着用してツール100回記念大会に出場した新城幸也が所属するユーロップカーが使用するバイクはイタリアのレーシングブランド、コルナゴ。伝統のラグドフレーム「C59」と、同社初のラグレスフレーム「M10」、そして今ツールより投入されたクラシックレース向けフレーム「CX-ZERO」を選手によって使い分けた。
新城幸也が使用したバイクは漢字が随所に散りばめられたスペシャルデザインのC59。コンポーネントは自身が広告塔を務める電動のカンパニョーロ レコードEPSがセットされていた。ホイールは50mmハイトのボーラウルトラ2をメインに使用し、ハンドルはフレーム同様に日本チャンピオンを祝うスペシャルデザインが施されたデダ・エレメンティのステム一体型ハンドル「アラネラ」をチョイス。パーツアッセンブルはオーソドックスな仕様となっている。
惜しくも山岳賞を逃したピエール・ロラン(フランス)は例年通りM10をチョイスしていた。組み合わせるコンポーネントはカンパニョーロの創業80周年記念モデルだが、チェーンリングのみオーシンメトリック製の楕円チェーンリングをロゴを消して装備していた。
ホイールもコンポーネント同様にカンパニョーロのボーラをベースとした創業80周年記念モデル。ハンドルはデダの「アラネラ」、サドルはセライタリアのSLR。クライマーながら軽さに執着しないオーソドックスなアッセンブルになっている点が特徴だ。
FDJ.FR < ラピエール XELIUS EFI >
フランスチャンピオンを獲得したアルテュール・ヴィショ擁するFDJ.FRは、長きに渡ってパートナーシップを組むラピエールのバイクを駆る。メンバーが乗ったのはハイエンドモデル「ゼリウスEFI」だ。昨年ツールでレビューしたゼリウスEFIだが、今年はシマノのダイレクトマウントブレーキに対応した新型フロントフォーク「Ultimate」を投入し、フレームのカーボンレイアップを変えるなどマイナーチェンジを施してきた。
ラピエールが製品開発においてシマノ・ヨーロッパと協力関係にあるため、タイヤとサドルを除きほとんどのパーツはシマノとPROの製品で固められる。コンポーネント及びホイールはシマノデュラエース、ハンドル、ステム、シートポストはPROで統一。サドルはフィジーク、タイヤはシュワルベの新製品「ONE」を使用。老舗チームらしく質実剛健なバイクに仕上がっている。ヴィショのバイクのホイールハブにはフランスチャンピオンを示すトリコロールが巻かれていた。
アージェードゥーゼル < フォーカス Izalco Team >
クリストフ・リブロン(フランス)による今大会唯一のフランス人によるステージ優勝と総合敢闘賞を獲得するなど活躍を見せたアージェードゥーゼル。今シーズンよりドイツのフォーカスのハイエンドモデル「イザルコチーム」に乗る。数年前よりプロチームに供給を行ってきたフォーカスだが、ツールでのステージ優勝は今大会が初となった。
コンポーネントはカンパニョーロで、機械式と電動を併用。ホイールはチームカラーである水色のロゴに差し替えられたフルクラムを装着する。サドル、シートポスト、バーテープ、そして年内の製品化に向けてテストが行われているハンドルとステムは全てフィジークで統一される。タイヤはシュワルベの新製品「ONE」を使用。なお、ツール期間中には超軽量な新モデル「イザルコ マックス」が発表されている。
text:Yuya Yamamoto
photo:Makoto Ayano
ユーロップカー < コルナゴ C59、M10 >
日本チャンピオンジャージを着用してツール100回記念大会に出場した新城幸也が所属するユーロップカーが使用するバイクはイタリアのレーシングブランド、コルナゴ。伝統のラグドフレーム「C59」と、同社初のラグレスフレーム「M10」、そして今ツールより投入されたクラシックレース向けフレーム「CX-ZERO」を選手によって使い分けた。
新城幸也が使用したバイクは漢字が随所に散りばめられたスペシャルデザインのC59。コンポーネントは自身が広告塔を務める電動のカンパニョーロ レコードEPSがセットされていた。ホイールは50mmハイトのボーラウルトラ2をメインに使用し、ハンドルはフレーム同様に日本チャンピオンを祝うスペシャルデザインが施されたデダ・エレメンティのステム一体型ハンドル「アラネラ」をチョイス。パーツアッセンブルはオーソドックスな仕様となっている。
惜しくも山岳賞を逃したピエール・ロラン(フランス)は例年通りM10をチョイスしていた。組み合わせるコンポーネントはカンパニョーロの創業80周年記念モデルだが、チェーンリングのみオーシンメトリック製の楕円チェーンリングをロゴを消して装備していた。
ホイールもコンポーネント同様にカンパニョーロのボーラをベースとした創業80周年記念モデル。ハンドルはデダの「アラネラ」、サドルはセライタリアのSLR。クライマーながら軽さに執着しないオーソドックスなアッセンブルになっている点が特徴だ。
FDJ.FR < ラピエール XELIUS EFI >
フランスチャンピオンを獲得したアルテュール・ヴィショ擁するFDJ.FRは、長きに渡ってパートナーシップを組むラピエールのバイクを駆る。メンバーが乗ったのはハイエンドモデル「ゼリウスEFI」だ。昨年ツールでレビューしたゼリウスEFIだが、今年はシマノのダイレクトマウントブレーキに対応した新型フロントフォーク「Ultimate」を投入し、フレームのカーボンレイアップを変えるなどマイナーチェンジを施してきた。
ラピエールが製品開発においてシマノ・ヨーロッパと協力関係にあるため、タイヤとサドルを除きほとんどのパーツはシマノとPROの製品で固められる。コンポーネント及びホイールはシマノデュラエース、ハンドル、ステム、シートポストはPROで統一。サドルはフィジーク、タイヤはシュワルベの新製品「ONE」を使用。老舗チームらしく質実剛健なバイクに仕上がっている。ヴィショのバイクのホイールハブにはフランスチャンピオンを示すトリコロールが巻かれていた。
アージェードゥーゼル < フォーカス Izalco Team >
クリストフ・リブロン(フランス)による今大会唯一のフランス人によるステージ優勝と総合敢闘賞を獲得するなど活躍を見せたアージェードゥーゼル。今シーズンよりドイツのフォーカスのハイエンドモデル「イザルコチーム」に乗る。数年前よりプロチームに供給を行ってきたフォーカスだが、ツールでのステージ優勝は今大会が初となった。
コンポーネントはカンパニョーロで、機械式と電動を併用。ホイールはチームカラーである水色のロゴに差し替えられたフルクラムを装着する。サドル、シートポスト、バーテープ、そして年内の製品化に向けてテストが行われているハンドルとステムは全てフィジークで統一される。タイヤはシュワルベの新製品「ONE」を使用。なお、ツール期間中には超軽量な新モデル「イザルコ マックス」が発表されている。
text:Yuya Yamamoto
photo:Makoto Ayano
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