パレンティーニK-DRYレーシングレインジャケット　雨のレースで差がつく逸品

2009/07/10(金) - 03:41

雨が多い季節、レースでの勝敗の分かれ目はレインジャケットにあり！　パレンティーニの高機能 K-DRYレーシングレインジャケットの特徴とインプレッションをお届しよう。

レース使用に耐える確かな性能

K-DRYレーシングレインジャケットは、イタリアのウェアブランドであるパレンティーニが贈る最高級レインウェアだ。
無数に設けられた小さな気孔が熱や湿気を体外に放出し、外部からの雨や風はシャットアウトする優れた素材「K-DRY」を採用し、各所にストレッチ性の高い素材を使用することによって、レース中のウェアによるストレスからライダーを解放してくれる。

機能性に定評があるパレンティーニのレインウェア
裏地には皮膚に張り付きにくい特殊メッシュ仕上げを採用し、従来のレインウェアにはない異次元の快適性を実現している。袖裏や脇下のメッシュリブを使用し、よりスリムなシルエットを実現している。走行時のバタつきを抑え、更に透湿性能を促進させる働きをする。素材自体が伸縮性を持ち、レインウェアにありがちな”ごわつき”や”ツッパリ感”をも確実に軽減している。

背中もクリアカラーでゼッケン等もハッキリ見える
ウェアカラーは半透明で、レースでの使用を考慮してつくられている。背中周りには、反射素材を使用することにより、夜間や強い雨の日での後方視認性を高め、様々な状況でも選手の存在をアピールしてくれる。

インプレッション

実際に雨中で使用してみた所、「このジャージを着るか着ないかで、着順が変わるくらいレースに影響を与えるジャージだ」と感じるほどの機能性に脱帽した。

伸縮性に優れたレインウェア。脇にはメッシュを使用しムレを抑えている
まずポイントとして、そのストレスフリーな着心地の良さが際立つ。ウェア自体のストレッチ性能の高さがレース中のダンシングや激しいスプリントでも、突っ張り感や不快感を感じることはないだろう。また、通気性の高さにより、レース中の熱が発生しやすい状況でも、確実に熱を逃がしてくれるだろう。

さらに、ウェア本体のボタつき感もほとんど感じられない。レース中のレインウェアのボタつき感は、ライダーの精神的な負担になりやすく、これによってパフォーマンスを落とすことも考えられる。このレインウェアには、そんな不安や心配は皆無だ。

デリケートな首周りには肌にやさしい柔らかな素材が使われている。繊細な配慮のおかげで、とても快適だった。

首元には柔らかな素材を使用している
折りたたみやすく、非常に軽量化されているので、ジャージのバックポケットに充分入るサイズになる。エンデューロのような長時間のレースが考えられる状況であれば、ジャージのポケットに忍ばせておくだけでもかなり心強いだろう。

価格設定については、レース用に使うジャージとしては妥当な値段だと感じる。ジャージの値段はピンからキリまであるが、値段のばらつきがあるのは当然で、高いものはやはり性能が高いものであることが多い。
むしろ、レース以外でも使用できることを考えれば、強くオススメできる逸品である。