2013/05/28(火) - 14:26
ツアー・オブ・ジャパンに初めて参戦したUCIプロチーム、ランプレ・メリダのアフターパーティーがレース最終日の夜に都内で開催された。イタリアンチームらしい陽気な雰囲気の中行われたパーティの模様をレポートしよう。
選手たちが宿泊したホテルで開催されたこのパーティー。TOJ出場チームの全メンバー、山岳賞を獲得したダヴィデ・ヴィガーノ、東京ステージで2位になったマキシミリアーノ・リケーゼ、マッシモ・グラツィアート、アンドレア・パリーニ、エリア・ファヴィーリ、ルカ・ワッケルマン、監督のブルーノ・ヴィッチーノ、マッサーのジャコモ・オマー・ベルトローネ、そして日本からサポートに加わった穴田悠吾マッサーらが勢揃いした。
パーティーの開会に先立って、主催のメリダの日本代理店であるミヤタサイクルの社長・高谷信一郎さんとヘルメットを供給するカブトの社長・木村秀仁さんから挨拶。高谷さんは「様々な苦労はあったが、ランプレ・メリダを今年格上げされたTOJに出場する初のUCIプロチームとして招待できたことを誇りに思う。まだまだシーズンは長いので頑張ってください」と、選手やスタッフを労った。
そして、木村さんからは「実際のレースの現場に行けることが少ないので、真剣に走ってる選手たちの姿に感動しました。ランプレの選手の走りを初めて生で見たというファンの方も少なくないでしょう。今後もぜひランプレ・メリダのみなさんを日本のレースにお呼びしたい」と、来年のTOJ、そしてジャパンカップへランプレを招待したい意向を示してくれた。
そして、日本式の「カンパイ」の音頭と共にパーティーはスタート。
パーティーはイタリアンチームらしい陽気な雰囲気の中で進む。箸を使いこなしながら用意された日本料理やイタリアンに舌鼓を打つ選手やスタッフたち。グラツィアートは「うな重」を不思議そうに見つめながらも、一口食べた瞬間、その味に満足げな表情を見せる。山岳賞のヴィガーノはシーズン中にも関わらず「天ぷら」をパクリ。意外と食事にはルーズなのかも?と意外に思った。
一方、故郷の味が恋しいのか、リケーゼとパリーニはラザニアやピザなどのイタリアンをパクリ。「やっぱこれだよねー!」という表情を見せていた。
食べることも仕事の一つとされる選手たちが食べ物を選ぶその目は真剣そのもの。監督も目を光らせていた。でも、美味しいもの食べると笑顔になるのは万国共通。そして、ミヤタサイクルとカブトからお土産として選手それぞれの名前がひらがなで書かれたお箸が贈られた。
パーティーの中盤、ヴィッチーノ監督が今回の来日とTOJについて語ってくれた。「私は、1982年と83年に修善寺のケイリン学校に5ヶ月ずつ修行に来ていたから、伊豆ステージのときは懐かしい気分になったね。今回のTOJは総合優勝は難しいと思ったから、ステージ優勝を狙いに来た。だけど、他のチームも強い選手を連れてきたいたから結局勝てなかった。大阪のクリテリウム優勝とステージ2位は決して満足できる結果ではないけど、合格点はつけられると思う」と語った。
また、監督自身の名前(VICINO)にちなんで「ステージ優勝の近く(イタリア語でVICINI)まではいったんだけどね。本当に、アルファベットひとつ(0とI)が違っただけ」とイタリアンジョークを飛ばす場面も。
最後に「とにかく、カブトとメリダのサポートに感謝します。ぜひジャパンカップに参戦して、皆さんの目の前でリベンジしたい。ではまた、10月に会いましょう!」とジャパンカップへの参戦表明とともに締めくくった。
パーティーの締めはお宝グッズ争奪、選手・スタッフとのじゃんけん大会。用意された商品はTOJ出場選手のサイン入りタイムトライアル用ヘルメットやジャージ、ジロ・デ・イタリア公式ガイドブックなどマニアが欲しがるアイテムばかり。
イタリアにも「ジャンケン」があるらしく、イタリア版の掛け声でゲームは大いに盛り上がった。そんな中、去年までニッポに在籍していたリケーゼは完璧な「ジャン・ケン・ポン」の掛け声とともに日本版じゃんけんを披露していた。
楽しい時間もあっと言う間に過ぎ、気づけばパーティーは終了時刻に。レース中の真剣な表情が嘘のような、イタリア人らしい陽気な笑顔と笑い声で選手・スタッフが楽しんでいたことが印象的なパーティーとなった。次は10月のジャパンカップで会いましょう!
photo&text:Yuya.YAMAMOTO
選手たちが宿泊したホテルで開催されたこのパーティー。TOJ出場チームの全メンバー、山岳賞を獲得したダヴィデ・ヴィガーノ、東京ステージで2位になったマキシミリアーノ・リケーゼ、マッシモ・グラツィアート、アンドレア・パリーニ、エリア・ファヴィーリ、ルカ・ワッケルマン、監督のブルーノ・ヴィッチーノ、マッサーのジャコモ・オマー・ベルトローネ、そして日本からサポートに加わった穴田悠吾マッサーらが勢揃いした。
パーティーの開会に先立って、主催のメリダの日本代理店であるミヤタサイクルの社長・高谷信一郎さんとヘルメットを供給するカブトの社長・木村秀仁さんから挨拶。高谷さんは「様々な苦労はあったが、ランプレ・メリダを今年格上げされたTOJに出場する初のUCIプロチームとして招待できたことを誇りに思う。まだまだシーズンは長いので頑張ってください」と、選手やスタッフを労った。
そして、木村さんからは「実際のレースの現場に行けることが少ないので、真剣に走ってる選手たちの姿に感動しました。ランプレの選手の走りを初めて生で見たというファンの方も少なくないでしょう。今後もぜひランプレ・メリダのみなさんを日本のレースにお呼びしたい」と、来年のTOJ、そしてジャパンカップへランプレを招待したい意向を示してくれた。
そして、日本式の「カンパイ」の音頭と共にパーティーはスタート。
パーティーはイタリアンチームらしい陽気な雰囲気の中で進む。箸を使いこなしながら用意された日本料理やイタリアンに舌鼓を打つ選手やスタッフたち。グラツィアートは「うな重」を不思議そうに見つめながらも、一口食べた瞬間、その味に満足げな表情を見せる。山岳賞のヴィガーノはシーズン中にも関わらず「天ぷら」をパクリ。意外と食事にはルーズなのかも?と意外に思った。
一方、故郷の味が恋しいのか、リケーゼとパリーニはラザニアやピザなどのイタリアンをパクリ。「やっぱこれだよねー!」という表情を見せていた。
食べることも仕事の一つとされる選手たちが食べ物を選ぶその目は真剣そのもの。監督も目を光らせていた。でも、美味しいもの食べると笑顔になるのは万国共通。そして、ミヤタサイクルとカブトからお土産として選手それぞれの名前がひらがなで書かれたお箸が贈られた。
パーティーの中盤、ヴィッチーノ監督が今回の来日とTOJについて語ってくれた。「私は、1982年と83年に修善寺のケイリン学校に5ヶ月ずつ修行に来ていたから、伊豆ステージのときは懐かしい気分になったね。今回のTOJは総合優勝は難しいと思ったから、ステージ優勝を狙いに来た。だけど、他のチームも強い選手を連れてきたいたから結局勝てなかった。大阪のクリテリウム優勝とステージ2位は決して満足できる結果ではないけど、合格点はつけられると思う」と語った。
また、監督自身の名前(VICINO)にちなんで「ステージ優勝の近く(イタリア語でVICINI)まではいったんだけどね。本当に、アルファベットひとつ(0とI)が違っただけ」とイタリアンジョークを飛ばす場面も。
最後に「とにかく、カブトとメリダのサポートに感謝します。ぜひジャパンカップに参戦して、皆さんの目の前でリベンジしたい。ではまた、10月に会いましょう!」とジャパンカップへの参戦表明とともに締めくくった。
パーティーの締めはお宝グッズ争奪、選手・スタッフとのじゃんけん大会。用意された商品はTOJ出場選手のサイン入りタイムトライアル用ヘルメットやジャージ、ジロ・デ・イタリア公式ガイドブックなどマニアが欲しがるアイテムばかり。
イタリアにも「ジャンケン」があるらしく、イタリア版の掛け声でゲームは大いに盛り上がった。そんな中、去年までニッポに在籍していたリケーゼは完璧な「ジャン・ケン・ポン」の掛け声とともに日本版じゃんけんを披露していた。
楽しい時間もあっと言う間に過ぎ、気づけばパーティーは終了時刻に。レース中の真剣な表情が嘘のような、イタリア人らしい陽気な笑顔と笑い声で選手・スタッフが楽しんでいたことが印象的なパーティーとなった。次は10月のジャパンカップで会いましょう!
photo&text:Yuya.YAMAMOTO
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