2013/02/05(火) - 08:30
2月4日、カタール・ドーハ近郊のアルルファストリートで行なわれた、ツアー・オブ・カタール(UCI2.HC)第2ステージ。風の強い平坦な14kmコースで、リーダージャージと新人賞ジャージを擁するBMCレーシングチームが最速タイムを叩き出した。
テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシングチーム)が積極的に前を引く photo:A.S.O.砂漠を貫く平坦路で行なわれたチームタイムトライアル。ロータリーやコーナーが数カ所あるものの、14kmのコースは基本的にフラット&ストレートだ。
どのチームもタイムトライアルバイクではなくノーマルバイクでの出走。横風区間では斜めに隊列を組みながら14km先のゴールを目指す。一番最初にスタートした日本ナショナルチームはこの平坦コースを17分55秒、46.9km/hで駆け抜ける。しかし後続のチームにタイムを塗り替えられ、18チーム中18位に終わった。
5秒差でBMCに敗れたスカイプロサイクリング photo:A.S.O.やがて、UCIプロチームは16分台のタイムを連発する。レディオシャック・レオパードやオメガファーマ・クイックステップ、そしてスカイプロサイクリングが暫定トップタイムを叩き出したが、最終走者のBMCレーシングチームがそれらを全て更新した。
BMCレーシングチームは後半にかけてフィニーらが積極的に先頭に出てペースアップ。前半にリードしていたスカイプロサイクリングのタイムを更新する。リーダージャージのブレント・ブックウォルター(アメリカ)や新人賞ジャージのテイラー・フィニー(アメリカ)擁するチームが、16分07秒、平均スピード52.1km/hで14kmを駆け抜けた。
10秒遅れのステージ3位に入ったオメガファーマ・クイックステップ photo:A.S.O.「ハイペースで走りながら、慎重にロータリーをクリアした。ロータリーで数秒失ったかも知れないけど、前半にパワーを温存する走りが功を奏して、後半に追い込めるだけ追い込んだんだ。テイラー(フィニー)とミキ(シェアー)は笑えるほど速かった」と、リーダージャージをキープしたブックウォルター。
ブックウォルターだけでなく、スプリント力のあるフィニーやファンアフェルマートを総合上位に送り込み、総合優勝に向けて一歩を踏み出したBMCレーシングチーム。目下の総合ライバルは、総合15秒遅れのエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、スカイプロサイクリング)や、20秒遅れのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)。翌日からはボーナスタイムを懸けたスプリントバトルに注目だ。
オリカ・グリーンエッジのローテーションに最後まで加わった別府史之は、ステージ8位でフィニッシュしている。
ステージ優勝を飾ったBMCレーシングチーム photo:A.S.O.
エディ・メルクス氏からリーダージャージを受け取るブレント・ブックウォルター(アメリカ、BMCレーシングチーム) photo:A.S.O.
ツアー・オブ・カタール2013第2ステージ結果
1位 BMCレーシングチーム 16'07"
2位 スカイプロサイクリング +05"
3位 オメガファーマ・クイックステップ +10"
4位 レディオシャック・レオパード +11"
5位 カチューシャ +15"
6位 アスタナ +17"
7位 FDJ +23"
8位 オリカ・グリーンエッジ
9位 キャノンデールプロサイクリング +24"
10位 サクソ・ティンコフ +26"
11位 アルゴス・シマノ +30"
12位 アージェードゥーゼル +33"
13位 ネットアップ・エンドゥーラ
14位 IAMサイクリング +37"
15位 ヴァカンソレイユ・DCM +51"
16位 バルディアーニヴァルソーレ・CSFイノックス +59"
17位 チャンピオンシステム +1'16"
18位 日本ナショナルチーム +1'48"
個人総合成績
1位 ブレント・ブックウォルター(アメリカ、BMCレーシングチーム) 3h44'44"
2位 テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシングチーム) +06"
3位 アダム・ブライス(イギリス、BMCレーシングチーム) +10"
4位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)
5位 ミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシングチーム)
6位 ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、スカイプロサイクリング) +11"
7位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、スカイプロサイクリング) +15"
8位 ゲラント・トーマス(イギリス、スカイプロサイクリング)
9位 マシュー・ヘイマン(オーストラリア、スカイプロサイクリング)
10位 ルーク・ロウ(イギリス、スカイプロサイクリング)
81位 別府史之(日本、オリカ・グリーンエッジ) +16'35"
121位 畑中勇介(日本、日本ナショナルチーム) +18'00"
122位 清水都貴(日本、日本ナショナルチーム)
123位 佐野淳哉(日本、日本ナショナルチーム)
124位 盛一大(日本、日本ナショナルチーム)
125位 西谷泰治(日本、日本ナショナルチーム)
130位 鈴木譲(日本、日本ナショナルチーム) +18'15"
133位 内間康平(日本、日本ナショナルチーム) +18'46"
ポイント賞
ブレント・ブックウォルター(アメリカ、BMCレーシングチーム)
新人賞
テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシングチーム)
チーム総合成績
BMCレーシングチーム
text:Kei Tsuji
photo:A.S.O.
どのチームもタイムトライアルバイクではなくノーマルバイクでの出走。横風区間では斜めに隊列を組みながら14km先のゴールを目指す。一番最初にスタートした日本ナショナルチームはこの平坦コースを17分55秒、46.9km/hで駆け抜ける。しかし後続のチームにタイムを塗り替えられ、18チーム中18位に終わった。
BMCレーシングチームは後半にかけてフィニーらが積極的に先頭に出てペースアップ。前半にリードしていたスカイプロサイクリングのタイムを更新する。リーダージャージのブレント・ブックウォルター(アメリカ)や新人賞ジャージのテイラー・フィニー(アメリカ)擁するチームが、16分07秒、平均スピード52.1km/hで14kmを駆け抜けた。
ブックウォルターだけでなく、スプリント力のあるフィニーやファンアフェルマートを総合上位に送り込み、総合優勝に向けて一歩を踏み出したBMCレーシングチーム。目下の総合ライバルは、総合15秒遅れのエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、スカイプロサイクリング)や、20秒遅れのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)。翌日からはボーナスタイムを懸けたスプリントバトルに注目だ。
オリカ・グリーンエッジのローテーションに最後まで加わった別府史之は、ステージ8位でフィニッシュしている。
ツアー・オブ・カタール2013第2ステージ結果
1位 BMCレーシングチーム 16'07"
2位 スカイプロサイクリング +05"
3位 オメガファーマ・クイックステップ +10"
4位 レディオシャック・レオパード +11"
5位 カチューシャ +15"
6位 アスタナ +17"
7位 FDJ +23"
8位 オリカ・グリーンエッジ
9位 キャノンデールプロサイクリング +24"
10位 サクソ・ティンコフ +26"
11位 アルゴス・シマノ +30"
12位 アージェードゥーゼル +33"
13位 ネットアップ・エンドゥーラ
14位 IAMサイクリング +37"
15位 ヴァカンソレイユ・DCM +51"
16位 バルディアーニヴァルソーレ・CSFイノックス +59"
17位 チャンピオンシステム +1'16"
18位 日本ナショナルチーム +1'48"
個人総合成績
1位 ブレント・ブックウォルター(アメリカ、BMCレーシングチーム) 3h44'44"
2位 テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシングチーム) +06"
3位 アダム・ブライス(イギリス、BMCレーシングチーム) +10"
4位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)
5位 ミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシングチーム)
6位 ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、スカイプロサイクリング) +11"
7位 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、スカイプロサイクリング) +15"
8位 ゲラント・トーマス(イギリス、スカイプロサイクリング)
9位 マシュー・ヘイマン(オーストラリア、スカイプロサイクリング)
10位 ルーク・ロウ(イギリス、スカイプロサイクリング)
81位 別府史之(日本、オリカ・グリーンエッジ) +16'35"
121位 畑中勇介(日本、日本ナショナルチーム) +18'00"
122位 清水都貴(日本、日本ナショナルチーム)
123位 佐野淳哉(日本、日本ナショナルチーム)
124位 盛一大(日本、日本ナショナルチーム)
125位 西谷泰治(日本、日本ナショナルチーム)
130位 鈴木譲(日本、日本ナショナルチーム) +18'15"
133位 内間康平(日本、日本ナショナルチーム) +18'46"
ポイント賞
ブレント・ブックウォルター(アメリカ、BMCレーシングチーム)
新人賞
テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシングチーム)
チーム総合成績
BMCレーシングチーム
text:Kei Tsuji
photo:A.S.O.
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