2012/11/07(水) - 16:49
Rapha Continental Rideはストーリーです。グランドスケールから地元の人でもほとんど通らない身近な発見をライダーが伝えます。走った道は当然のこと、出会った人達、ストイックなロードライドでありながらも広い視界で走り続ける中での発見をそれぞれのライダーが言葉にし、写真とショートフィルムで表現します。
前ページでは日本でドキュメントされた最新のコンチネンタルライド、東北・石巻の模様をハイライトでお伝えした。これまでにも日本では幾つものライドをドキュメントし、日本の各地域とその道、ライドの喜びと苦痛を表現し世界中のサイクリストの共感を得てきた。本ページでは、過去のコンチネンタルライドのシーンから、秋冬の厳しいコンディションでライダーを支えてきたRaphaのウェアラインナップをご紹介しよう。単なるロケではなく、過酷で美しいコースを確実に自分たちの足で踏破してきたライダーのチョイスを参考にしてほしい。
Classic Softshell Jacket/クラシックソフトシェルジャケット
フィーチャーContinental Ride:Mizugaki(瑞牆山)
Raphaがその完成度の高さに絶対の自信を誇る、真冬のアウタージャケット。防風・撥水性能に優れるソフトシェル素材を使用し、冷風はもちろん少々の雨や路面からの跳ね上げもシャットアウト。収納式のマッドフラップは、後輪からの跳ね上げでお尻が濡れるのを防ぐ。背中には3つポケットを配し、さらにハンドポンプポケット、カギなどの貴重品を入れるジッパーポケットがプラスされる。
高い防寒性能ゆえのライダーのオーバーヒートを防ぐべく、脇の下のジッパー式ベンチレーションで大胆に開閉が可能。酷寒の日はもちろん、シンプルなスタイリングはシティライドのアウターとしても向く。カラーはブラック、レッド、グレーの全3色。左肩にはメッセンジャーバッグなどのストラップとの摩耗対策として補強がなされるが、ブラックのみレザー製。レッドとグレーはキャンバス地となる。
記念すべき日本でのRapha Continentalライドの第1回目となった瑞牆山のドキュメントは、11月下旬、標高1300m地点をスタートした。冬の高標高地点、それもアップダウンを繰り返すライドとなればClassic Softshell Jacketの出番がこないはずが無い。2名のライダーが、レッドのジャケットを羽織って125km、獲得標高3500m以上のルートを走りきった。
Classic Softshell Jacketのプロダクト詳細をrapha.ccで見る
Wind Jacket/ウインドジャケット
フィーチャーContinental Ride:Tohoku(東北・石巻)
『3シーズンジャケット』も夏の峠の下りに備えて持って行くことを考えればむしろ『4シーズンジャケット』と呼ぶのが相応しい。軽量でジャージポケットに余裕で収まるコンパクトさのウインドブレーカー、Wind Jacketは文字通り一年中出番があるジャケット。
高いレベルの防風・撥水性能、スマートなシルエットと安全にも配慮したリフレクトライン、風や雨を受ける肩口には縫い目を補強するテープがあしらわれるなど、一年中の着用を想定して丈夫さも確保されている。袖口はネオプレン製になっており、風の侵入をシャットアウトする。Raphaの定番製品として定着して以来毎年新色が発表されていて、コーディネートの楽しみも見逃せない。
前ページにて紹介した東北・石巻のライドでは、朝夕の激しい気温差に備えて5人のライダー全員がWind Jacketを着用してスタート。日の出た日中はポケットにしまわれ、再び夕方に全員がジャケットを羽織った。高い汎用性は過去のライドでも証明済みだ。現在はピンク、ダークブルー、グレー、ライトブルーの4色をラインナップ。
Classic Wind Jacketのプロダクト詳細をrapha.ccで見る
Softshell Gilet/ソフトシェルジレ
フィーチャーContinental Ride:Koyasan(高野山)
ジレとはフランス語でベストのこと。Classic Softshell Jacketで使用しているソフトシェル素材を用いた厚手のジレは、秋〜春までのアウターベストとして着用可能。折り畳んでもポケットには入らない厚みなので、一日中着て走るアウターウェアとして捉えたい。ジレ自体がジッパーの開閉により体温調整がしやすいアイテムのため、秋までのウェアにこのジレをプラスすることで冬のレイヤリングが完成する。
背中にはしっかりとした作りの3ポケットを備える。ここにはさらに貴重品用のジップポケットが付属。冬はネックウォーマーなどアイテムの脱着が多いが、スマートにそれらを収納することが可能だ。2010年の春先に行なわれた和歌山は高野山でのライドにおいて、しっかりと体幹を保温するためにライダーはSoftshell Giletを選択。日中はジップを開くことで対応し、雪のまだ残るひんやりとした峠道ライドをクリアした。
Softshell Giletのプロダクト詳細をrapha.ccで見る
Rapha Gilet/ラファジレ
フィーチャーContinental Ride:Miyama(美山)
こちらはより薄手で、Wind Jacketと同様の素材を用いたジレ。コンパクトに畳め、ジャージのポケットに楽々入るサイズのため、気温の変化が激しい終日のライドや、季節の変わり目などに重宝する。カラーもブラックとホワイトの2色をラインナップし、ウェアとのコーディネートのしやすさも特徴。
秋口、春先などの気温が読めない日にはこのジレとアームウォーマー、ニーウォーマーなどとの組み合わせで対応したい。一枚あると夏用ウェアを長いシーズンに渡り活用することのできる便利なアイテムがこのRapha Giletだ。初春、山深い京都の美山のライドでは多くのライダーがRapha Giletを着て走った。日の当たらない峠道にはまだ雪が残り、日なたはぽかぽかと暖かいコンディションには脱ぎ着の容易なこのウェアが選ばれた。
Rapha Giletのプロダクト詳細をrapha.ccで見る
Classic Winter Tights/ウインタータイツ
フィーチャーContinental Ride:IZU NO KUNI(伊豆の国)
冬のレッグウェアとして、Raphaがたどり着いた解答はパッド無しのタイツ。冬でも寒さに屈せず走るほどのライダーならば、自分に使い勝手の良いビブショーツは数枚持っているもの。このウインタータイツはそのショーツの上から履けるようにパッド無しにあえてデザイン。パッドありのタイツだと土日を続けて走りにくいが、パッド無しなら中のショーツを履き替えればよく衛生的かつ経済的。
裏起毛のサーモルーベ素材を使用しており、冬の寒さを緩和。とはいえ、ただ素材に厚みを持たせるのではなく、オーバーヒートしない適度な通気性とのバランスを追求している。左足の下部にRaphaらしいホワイトのストライプが入るデザインで、現在はこの一色のみ。ちなみに右の臀部には小さく「Wheelsucker」とプリントが入る。人の後ろにばかり入る『ツキイチ』ライダーへの痛烈なメッセージだ。
Classic Winter Tightsのプロダクト詳細をrapha.ccで見る
3/4 Bib Shorts/3/4ビブショーツ
フィーチャーContinental Ride:Tohoku(東北・石巻)
裏起毛のサーモルーベ素材を用い、パッド入りに仕上げられた膝下丈の3/4 Bib Shortsは秋から春まで何かと出番の多いレッグウェア。ショーツの軽快さとタイツの保温性のいいとこどりの3/4丈は、春のクラシックレースの本場ベルギーでも良く見られるスタイル。激しい動きにも対応するので、シクロクロスレース等でも着用できる。
すらりと足が長く見せるスタイリングの良さもさることながら、丈夫な生地のしっかりした作りの良さが長く愛用できる一枚だ。Rapha Continentalライドでも当然のように着用頻度は高いが、冬の伊豆半島から標高1500mオーバーの瑞牆山のライドまでライダーの足をサポート。季節が変わったと思った時、このレッグウェアの出番がやってくる。
3/4 Bib Shortsのプロダクト詳細をrapha.ccで見る
過去に日本で行なわれたRapha Continental Rideは以下の通り。日本のライドは今後も1年に2回のペースで更新予定だ。
Mizugaki(瑞牆山)
IZU NO KUNI(伊豆の国)
Koyasan(高野山)
Miyama(美山)
Tohoku(東北・石巻)
また、グローバルプロジェクトであるRapha Continental Rideは、現在、北米、日本、ヨーロッパ、アジアなどで数々のライドがドキュメントされている。叙情的なショートフィルムを軸に、美しい写真や文章でライドの情感を紡いでいる。各地のライドは定期的にアップされるので、こちらも注目だ。
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前ページでは日本でドキュメントされた最新のコンチネンタルライド、東北・石巻の模様をハイライトでお伝えした。これまでにも日本では幾つものライドをドキュメントし、日本の各地域とその道、ライドの喜びと苦痛を表現し世界中のサイクリストの共感を得てきた。本ページでは、過去のコンチネンタルライドのシーンから、秋冬の厳しいコンディションでライダーを支えてきたRaphaのウェアラインナップをご紹介しよう。単なるロケではなく、過酷で美しいコースを確実に自分たちの足で踏破してきたライダーのチョイスを参考にしてほしい。
フィーチャーContinental Ride:Mizugaki(瑞牆山)
Raphaがその完成度の高さに絶対の自信を誇る、真冬のアウタージャケット。防風・撥水性能に優れるソフトシェル素材を使用し、冷風はもちろん少々の雨や路面からの跳ね上げもシャットアウト。収納式のマッドフラップは、後輪からの跳ね上げでお尻が濡れるのを防ぐ。背中には3つポケットを配し、さらにハンドポンプポケット、カギなどの貴重品を入れるジッパーポケットがプラスされる。
高い防寒性能ゆえのライダーのオーバーヒートを防ぐべく、脇の下のジッパー式ベンチレーションで大胆に開閉が可能。酷寒の日はもちろん、シンプルなスタイリングはシティライドのアウターとしても向く。カラーはブラック、レッド、グレーの全3色。左肩にはメッセンジャーバッグなどのストラップとの摩耗対策として補強がなされるが、ブラックのみレザー製。レッドとグレーはキャンバス地となる。
記念すべき日本でのRapha Continentalライドの第1回目となった瑞牆山のドキュメントは、11月下旬、標高1300m地点をスタートした。冬の高標高地点、それもアップダウンを繰り返すライドとなればClassic Softshell Jacketの出番がこないはずが無い。2名のライダーが、レッドのジャケットを羽織って125km、獲得標高3500m以上のルートを走りきった。
フィーチャーContinental Ride:Tohoku(東北・石巻)
『3シーズンジャケット』も夏の峠の下りに備えて持って行くことを考えればむしろ『4シーズンジャケット』と呼ぶのが相応しい。軽量でジャージポケットに余裕で収まるコンパクトさのウインドブレーカー、Wind Jacketは文字通り一年中出番があるジャケット。
高いレベルの防風・撥水性能、スマートなシルエットと安全にも配慮したリフレクトライン、風や雨を受ける肩口には縫い目を補強するテープがあしらわれるなど、一年中の着用を想定して丈夫さも確保されている。袖口はネオプレン製になっており、風の侵入をシャットアウトする。Raphaの定番製品として定着して以来毎年新色が発表されていて、コーディネートの楽しみも見逃せない。
前ページにて紹介した東北・石巻のライドでは、朝夕の激しい気温差に備えて5人のライダー全員がWind Jacketを着用してスタート。日の出た日中はポケットにしまわれ、再び夕方に全員がジャケットを羽織った。高い汎用性は過去のライドでも証明済みだ。現在はピンク、ダークブルー、グレー、ライトブルーの4色をラインナップ。
フィーチャーContinental Ride:Koyasan(高野山)
ジレとはフランス語でベストのこと。Classic Softshell Jacketで使用しているソフトシェル素材を用いた厚手のジレは、秋〜春までのアウターベストとして着用可能。折り畳んでもポケットには入らない厚みなので、一日中着て走るアウターウェアとして捉えたい。ジレ自体がジッパーの開閉により体温調整がしやすいアイテムのため、秋までのウェアにこのジレをプラスすることで冬のレイヤリングが完成する。
背中にはしっかりとした作りの3ポケットを備える。ここにはさらに貴重品用のジップポケットが付属。冬はネックウォーマーなどアイテムの脱着が多いが、スマートにそれらを収納することが可能だ。2010年の春先に行なわれた和歌山は高野山でのライドにおいて、しっかりと体幹を保温するためにライダーはSoftshell Giletを選択。日中はジップを開くことで対応し、雪のまだ残るひんやりとした峠道ライドをクリアした。
フィーチャーContinental Ride:Miyama(美山)
こちらはより薄手で、Wind Jacketと同様の素材を用いたジレ。コンパクトに畳め、ジャージのポケットに楽々入るサイズのため、気温の変化が激しい終日のライドや、季節の変わり目などに重宝する。カラーもブラックとホワイトの2色をラインナップし、ウェアとのコーディネートのしやすさも特徴。
秋口、春先などの気温が読めない日にはこのジレとアームウォーマー、ニーウォーマーなどとの組み合わせで対応したい。一枚あると夏用ウェアを長いシーズンに渡り活用することのできる便利なアイテムがこのRapha Giletだ。初春、山深い京都の美山のライドでは多くのライダーがRapha Giletを着て走った。日の当たらない峠道にはまだ雪が残り、日なたはぽかぽかと暖かいコンディションには脱ぎ着の容易なこのウェアが選ばれた。
フィーチャーContinental Ride:IZU NO KUNI(伊豆の国)
冬のレッグウェアとして、Raphaがたどり着いた解答はパッド無しのタイツ。冬でも寒さに屈せず走るほどのライダーならば、自分に使い勝手の良いビブショーツは数枚持っているもの。このウインタータイツはそのショーツの上から履けるようにパッド無しにあえてデザイン。パッドありのタイツだと土日を続けて走りにくいが、パッド無しなら中のショーツを履き替えればよく衛生的かつ経済的。
裏起毛のサーモルーベ素材を使用しており、冬の寒さを緩和。とはいえ、ただ素材に厚みを持たせるのではなく、オーバーヒートしない適度な通気性とのバランスを追求している。左足の下部にRaphaらしいホワイトのストライプが入るデザインで、現在はこの一色のみ。ちなみに右の臀部には小さく「Wheelsucker」とプリントが入る。人の後ろにばかり入る『ツキイチ』ライダーへの痛烈なメッセージだ。
フィーチャーContinental Ride:Tohoku(東北・石巻)
裏起毛のサーモルーベ素材を用い、パッド入りに仕上げられた膝下丈の3/4 Bib Shortsは秋から春まで何かと出番の多いレッグウェア。ショーツの軽快さとタイツの保温性のいいとこどりの3/4丈は、春のクラシックレースの本場ベルギーでも良く見られるスタイル。激しい動きにも対応するので、シクロクロスレース等でも着用できる。
すらりと足が長く見せるスタイリングの良さもさることながら、丈夫な生地のしっかりした作りの良さが長く愛用できる一枚だ。Rapha Continentalライドでも当然のように着用頻度は高いが、冬の伊豆半島から標高1500mオーバーの瑞牆山のライドまでライダーの足をサポート。季節が変わったと思った時、このレッグウェアの出番がやってくる。
過去に日本で行なわれたRapha Continental Rideは以下の通り。日本のライドは今後も1年に2回のペースで更新予定だ。
IZU NO KUNI(伊豆の国)
Koyasan(高野山)
Miyama(美山)
Tohoku(東北・石巻)
また、グローバルプロジェクトであるRapha Continental Rideは、現在、北米、日本、ヨーロッパ、アジアなどで数々のライドがドキュメントされている。叙情的なショートフィルムを軸に、美しい写真や文章でライドの情感を紡いでいる。各地のライドは定期的にアップされるので、こちらも注目だ。
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