2012/07/18(水) - 09:50
中盤戦まで終了したツール・ド・フランス2012。アルプス・ピレネーの山岳ステージにさしかかり、個人総合争い、各賞を巡る闘いも山場を迎えている。ここまでシマノ・PROとともに戦う選手が早速5つのステージで勝利を収めた。中でも第7ステージ以降、シマノとPROを使うチームスカイ勢が圧倒的なチーム力で存在感を示している。
今回は、大会中盤までのシマノ・PROとともに戦った選手たちの活躍を、現地からの写真を交えながら紹介しよう。
ここまでマイヨジョーヌをキープしているブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) (c)Makoto AYANO
今年のツールは例年以上に個人総合争いにおけるタイムトライアルの重要性が高いだけに、残る第19ステージの個人TTでもその実力を発揮し、イギリス人として初のマイヨジョーヌを獲得することが期待される。
マイヨジョーヌを早くも獲得したブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)とチームメイトのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ)。彼らの活躍を支えるのはシマノのコンポーネントやPROのプロダクツだ (c)Makoto AYANO
第9ステージの個人TTで2位に35秒もの差を付けて優勝したブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) (c)Makoto AYANO
第12ステージ終了時、マイヨジョーヌを守り、ポディウムに立つブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) (c)Makoto AYANO
第7ステージのゴール前、渾身のアタックを決め優勝したクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) (c)Makoto AYANO
なお、第7ステージでウィギンズをアシストしながらステージ優勝を果たしたのは、クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)。フルームは第9ステージの個人TTでもウィギンズに次ぐ2位に入っているほか、第13ステージ終了時点で個人総合争いでもウィギンズに次ぐ2位にランクインしている。
また、序盤のレポートでお届けしたとおり、大会屈指のスプリンター、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ)もすでに第2ステージで1勝を挙げている。
第6ステージで集団前方に位置するマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ)、ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・ニッサン)ら。シマノコンポ使用選手が連なる (c)Makoto AYANO
アルカンシェルがあしらわれたマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ)のマシン。デュラエースDi2にPROのステムやハンドルを組み合わせている (c)Makoto AYANO
カヴェンディッシュのPROのステムとハンドル。ステムにはアルカンシェルカラー (c)Makoto AYANO
チームスカイの快進撃を支えるのは、シマノとPROだ。TTを含む全ステージで電動変速システム・Di2を採用。TTステージではPROのエアロバー・ミサイルシリーズをすべての選手が使い、ホイールに関してはPROのディスクホイールや、デュラエース9000シリーズの75mmハイトリムのカーボンホイールを選手の好みで使い分けていた。
通常のステージでもプロのハンドルバーやステムを全選手が使用。ホイールはデュラエース9000シリーズの35mm、50mm、75mmの各ハイトのホイールを状況によって使い分けていた。
山岳ステージでのFDJビッグマットのWH-9000ホイール。選手によってC50とC35を使い分ける (c)Makoto AYANO
シマノとPROとともに戦うチームスカイ勢。絶対的エースのウィギンズ、他チームならエース級の強力なアシストであるフルーム、ツールでステージ優勝21回の強力なスプリンター、カヴェンディッシュという役者がそろうだけに、今後も大会の台風の目となることは間違いない。
第14ステージでは、ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク)が逃げグループから飛び出し、独走で勝利。昨年の第9ステージに続くステージ2勝目を挙げた。サンチェスは第7ステージでは敢闘賞にも輝いている。
第14ステージを制したルイスレオン・サンチェス(スペイン)。Di2、PRO、DURA-ACEホイールを使うラボバンクに今ツール初勝利をもたらした (c)Makoto AYANO
ラボバンクのハンドル周り。今年もPROのVibeステムとハンドルバー、サイクルコンピュータを装備。サンチェスもこの組み合わせで走る (c)Makoto AYANO
こちらもラボバンクの選手のバイク。カーボンモノコックで超軽量なステム一体型のPRO ステルス エヴォをチョイス (c)Makoto AYANO
積極果敢な走りでレースを盛り上げるのはFDJ・ビッグマット勢。第8ステージでは、ティボー・ピノ(フランス)が鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた。ピノは今大会出場選手中最年少でありながら、第11ステージでも2位に入る活躍を見せており、今大会での新人賞獲得はもちろん、将来のマイヨジョーヌ候補として今後の活躍が期待される。
また、第2ステージではアントニー・ルー(フランス)、第5ステージではマチュー・ラダニュ(フランス)が敢闘賞を獲得している。
第2ステージでは逃げて敢闘賞を獲得したアントニー・ルー(フランス、FDJ・ビッグマット)。山岳をWH-9000-C35で駆け上がる (c)Makoto AYANO
第8ステージを勝ったティボー・ピノ(フランス)。平坦ステージはWH-9000-C50で走っていた (c)Makoto AYANO
第5ステージで敢闘賞を獲得したマチュー・ラダニュ(フランス、FDJ・ビッグマット)。第13ステージでも逃げに乗った photo:Cor Vos
シマノやPROとともに戦う選手たちの活躍が目立つツール・ド・フランス2012。大会最終日のシャンゼリゼまで目が離せない展開となりそうだ。
ロード、MTB、BMX、トライアスロンまで、幅広いジャンルに豊富なサイズとアクセサリーを展開するPRO
前回のFile.1でお伝えしたとおり、ツール・ド・フランス2012出場22チーム中13チームがシマノのコンポーネントを使い、うち5チーム(チームスカイ、FDJビッグマット、アルゴス・シマノ、ラボバンク、オリカ・グリーンエッジ)がPROのサポートを受けている。
PROの最大の特徴は、製品ラインナップとサイズ展開の幅広さにある。例えばハンドルひとつとってもアナトミックタイプやクラシカルなラウンドタイプ、最近流行しているシャロータイプまで様々な形状があり、さらに素材も軽量なカーボン、剛性の高いアルミから選べる。ステムもモデルによっては50〜120mmまでの長さや、2種類のアングル角がラインアップされていたり、シートポストもセットバックや素材のバリエーションが用意されていたりする。
チームスカイのTTバイクには、PROのエアロバー、ミサイルシリーズがアッセンブルされていた (c)Makoto AYANO
チームスカイは、TTステージでPROのディスクホイールを使用。前輪はデュラエースのカーボンディープリムホイールを使ったりしていた (c)Makoto AYANO
FDJ・ビッグマットのTTバイク。ハンドル回りはやはりPROのミサイルシリーズを採用している。組み合わされるコンポーネントは、もちろんデュラエースDi2だ (c)Makoto AYANO
オリカ・グリーンエッジのTTバイク。PROのエアロバーにPROのディスクホイール、プロトタイプのカーボンホイールという組み合わせだ (c)Makoto AYANO
オリカ・グリーンエッジのTTバイクのハンドル周りはDi2とPROの組み合わせ (c)Makoto AYANO
ツールに出場する選手たちのバイクを見てみると、選手たちの体格に応じて各パーツのサイズが違うのはもちろんだが、選手たちの好みやライディングスタイルに合わせてハンドルバーやシートポストの形状が選ばれていることが分かる。一人ひとりの選手のリクエストに応えられるのは、PROならではの強みといえるだろう。
このPROの強みは、世界最高峰の舞台で戦う選手だけでなく、ホビーライダーも享受できる。様々なラインナップの中から、競技レベルの違いはもちろん、予算、性別や体格に合わせて個々のライダーに最適な商品が選べるからだ。
TTバイクの準備を行うアルゴス・シマノのメカニック (c)Makoto AYANO
斬新なデザインのアルゴスシマノのPRO Vibeシートポスト (c)Makoto AYANO
アルゴス・シマノの選手達はフロントをWH-9000-C75、リアをPROのディスクホイールでTTを走った (c)Makoto AYANO
最終回のFile.3では、各賞争いが佳境に入る山岳、TTステージを経て、パリ・シャンゼリゼの歓喜のゴールに至る終盤のドラマを写真とともに振り返る。
今回は、大会中盤までのシマノ・PROとともに戦った選手たちの活躍を、現地からの写真を交えながら紹介しよう。

圧倒的な存在感を示すチームスカイ勢 ウィギンズは早くもマイヨジョーヌ着用
個人総合争いの有力候補として下馬評の高かったブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)は、第7ステージで3位に入り、早くもマイヨジョーヌに袖を通した。さらに第9ステージの個人TTでは、第1・第2中間計測地点でいずれも最速ラップをたたき出し、最終的に2位に35秒差を付ける圧勝。その後もステージごとに個人総合争いでのリードを広げつつある。今年のツールは例年以上に個人総合争いにおけるタイムトライアルの重要性が高いだけに、残る第19ステージの個人TTでもその実力を発揮し、イギリス人として初のマイヨジョーヌを獲得することが期待される。




なお、第7ステージでウィギンズをアシストしながらステージ優勝を果たしたのは、クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)。フルームは第9ステージの個人TTでもウィギンズに次ぐ2位に入っているほか、第13ステージ終了時点で個人総合争いでもウィギンズに次ぐ2位にランクインしている。
また、序盤のレポートでお届けしたとおり、大会屈指のスプリンター、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ)もすでに第2ステージで1勝を挙げている。



チームスカイの快進撃を支えるのは、シマノとPROだ。TTを含む全ステージで電動変速システム・Di2を採用。TTステージではPROのエアロバー・ミサイルシリーズをすべての選手が使い、ホイールに関してはPROのディスクホイールや、デュラエース9000シリーズの75mmハイトリムのカーボンホイールを選手の好みで使い分けていた。
通常のステージでもプロのハンドルバーやステムを全選手が使用。ホイールはデュラエース9000シリーズの35mm、50mm、75mmの各ハイトのホイールを状況によって使い分けていた。

シマノとPROとともに戦うチームスカイ勢。絶対的エースのウィギンズ、他チームならエース級の強力なアシストであるフルーム、ツールでステージ優勝21回の強力なスプリンター、カヴェンディッシュという役者がそろうだけに、今後も大会の台風の目となることは間違いない。
ステージ優勝に敢闘賞、シマノやPROのサポートライダーが活躍
チームスカイ以外のシマノ・PROのサポートライダーも、ステージ優勝や敢闘賞に輝くなど活躍している。第14ステージでは、ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク)が逃げグループから飛び出し、独走で勝利。昨年の第9ステージに続くステージ2勝目を挙げた。サンチェスは第7ステージでは敢闘賞にも輝いている。



積極果敢な走りでレースを盛り上げるのはFDJ・ビッグマット勢。第8ステージでは、ティボー・ピノ(フランス)が鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた。ピノは今大会出場選手中最年少でありながら、第11ステージでも2位に入る活躍を見せており、今大会での新人賞獲得はもちろん、将来のマイヨジョーヌ候補として今後の活躍が期待される。
また、第2ステージではアントニー・ルー(フランス)、第5ステージではマチュー・ラダニュ(フランス)が敢闘賞を獲得している。



シマノやPROとともに戦う選手たちの活躍が目立つツール・ド・フランス2012。大会最終日のシャンゼリゼまで目が離せない展開となりそうだ。
あらゆるライダーにマッチする製品展開 PRO

前回のFile.1でお伝えしたとおり、ツール・ド・フランス2012出場22チーム中13チームがシマノのコンポーネントを使い、うち5チーム(チームスカイ、FDJビッグマット、アルゴス・シマノ、ラボバンク、オリカ・グリーンエッジ)がPROのサポートを受けている。
PROの最大の特徴は、製品ラインナップとサイズ展開の幅広さにある。例えばハンドルひとつとってもアナトミックタイプやクラシカルなラウンドタイプ、最近流行しているシャロータイプまで様々な形状があり、さらに素材も軽量なカーボン、剛性の高いアルミから選べる。ステムもモデルによっては50〜120mmまでの長さや、2種類のアングル角がラインアップされていたり、シートポストもセットバックや素材のバリエーションが用意されていたりする。





ツールに出場する選手たちのバイクを見てみると、選手たちの体格に応じて各パーツのサイズが違うのはもちろんだが、選手たちの好みやライディングスタイルに合わせてハンドルバーやシートポストの形状が選ばれていることが分かる。一人ひとりの選手のリクエストに応えられるのは、PROならではの強みといえるだろう。
このPROの強みは、世界最高峰の舞台で戦う選手だけでなく、ホビーライダーも享受できる。様々なラインナップの中から、競技レベルの違いはもちろん、予算、性別や体格に合わせて個々のライダーに最適な商品が選べるからだ。



最終回のFile.3では、各賞争いが佳境に入る山岳、TTステージを経て、パリ・シャンゼリゼの歓喜のゴールに至る終盤のドラマを写真とともに振り返る。
提供:シマノ 企画/制作:シクロワイアード