2012/02/22(水) - 14:05
サイクリング用GPSコンピュータとしてリリースされたガーミンEdgeシリーズ。その使い方を数回にわたり解説するのがこの企画の狙いだ。Edgeシリーズに備わった多彩な機能を使いこなすために、知っておきたいこととは?
今回はフラッグシップモデルであるEdge800Jの、メーカー側でプッシュしている各種機能とバイクへの取り付け方法を紹介したいと思う。
その他、押さえておきたい機能は、トレーニングにおいては主に以下の3つがある。
GPSではおもに以下の2つだ。
本体の特徴としては以下の2つ。
Edge800Jの主な機能と特徴が掴めたところで、次のステップでは実際の取り付けなどにスポットを当ててみよう。
ステム形状が多様なMTBではハンドルに取り付ける事が多くなると思うが、丸型のステムが多いロードバイクではステム上部に取り付けると丁度センターにきていいだろう。
マウントの固定は付属する「エラスティックバンド」で行う。このリング形状のゴムバンドは異なる長さのものが多く用意されているのでほとんどのステムやハンドル形状に対応できるはずだ。
Edge800Jをマウントに取り付ける際は、本体底面のタブをマウント側のノッチにはまるように位置を合わせ、そこから時計方向に90°回転させるだけ。これでしっかり固定される。取り外す時はまた90°回転させるだけ、と簡単だ。オフロードライドなどラフに扱う場合はシリコンケースを本体に装着しておくと転倒や落下の際にも安心だ。
そして、まずケイデンスを計るマグネットを左クランクに留める。こちらは両面テープ+タイラップで留めるようにできているので、センサー本体との具合のいい場所を探して固定する。この時点で、ケイデンス用マグネットはしっかり固定されてしまうので、センサー本体もそれに合わせてしっかり固定する。
次はスピード計測用のマグネット固定。スポークに挟む込むようになっているのと、本体の計測部になるセンサーアームが動くようになっているので、お互いのいい場所を探りながらしっかりと固定する。
これで車体に取り付ける機器関連の作業は完了だ。
取説には「2か所のセンサー部を事前に水で湿らせて」とあるが、走り出す前の早めに付けておけばそのうち汗で反応するようになる。
ハートレートは、胸に装着した状態でEdge800Jを3m以内に用意すれば、本体が自動検知してくれる。意図的に接続することも可能で、作業手順としては以下となる。どの画面からも
→下段の「メニュー」をタッチ
→右下の「スパナマーク(設定)」をタッチ
→一番上の「トレーニング」をタッチ
→「心拍」をタッチ
→「ANT+心拍計」をタッチ
→『心拍計をお持ちですか?』と聞かれるので「はい」をタッチする
これで自動的にペアリングがはじまりすぐに終了する(“接続完了”のメッセージ表示)。元々「はい」となっていれば、「再スキャン」で接続を促すことができる。
スピード・ケイデンスセンサーも似たような行程で、どの画面からも
→下段の「メニュー」をタッチ
→右下の「スパナマーク(設定)」をタッチ
→一番上の「トレーニング」をタッチ
→二番目の「バイクプロフィール」をタッチ
→現在使用しているプロフィールをタッチ(通常、自転車1)
→「ANT+SPD/CADセンサー」をタッチすると、
→『CAD/SPDセンサーをお持ちですか?』と聞かれるので「はい」をタッチ
これで自動的にペアリングがはじまりやはり数秒で終了する(“接続完了”のメッセージ表示)。元々「はい」となっていれば、「再スキャン」で接続を促すことができる。
これで計測環境も整った。それではいざライドだ。次回、まずは気ままに乗ってみようと思う。
今回はフラッグシップモデルであるEdge800Jの、メーカー側でプッシュしている各種機能とバイクへの取り付け方法を紹介したいと思う。
パフォーマンス&トレーニング機能
バーチャルパートナー
コースデータやワークアウトデータを使った、きめ細かな仮想パートナーの走行状態が再現できる。仮想パートナーの速度は+/-ボタンで設定できるので、特別なデータを用意しなくても使える。自己の履歴データや友人の履歴データと競争できる機能もある。自己の成長を味わえるなど、さらに楽しみが広がる。GPS&ナビゲーション機能
その他、押さえておきたい機能は、トレーニングにおいては主に以下の3つがある。
- パワー計測(市販のパワー計が必要)
- トレーニング履歴確認
- スタート警告(押し忘れ防止)
GPSではおもに以下の2つだ。
- オートルーティング及びコース・自作ルートナビゲーション
- 高度・勾配計測(気圧センサー併用)
本体の特徴としては以下の2つ。
- バッテリー持続時間/約15時間
- 日常生活防水(一般的な防水携帯電話と同等のIPX-7規格をクリア)
Edge800Jの主な機能と特徴が掴めたところで、次のステップでは実際の取り付けなどにスポットを当ててみよう。
本体とセンサー類をバイクに取り付けてみよう
本体の取り付け
ガーミンEdge800J自体の固定は、製品に同梱されるハンドル/ステムマウントを利用する。ステム形状が多様なMTBではハンドルに取り付ける事が多くなると思うが、丸型のステムが多いロードバイクではステム上部に取り付けると丁度センターにきていいだろう。
マウントの固定は付属する「エラスティックバンド」で行う。このリング形状のゴムバンドは異なる長さのものが多く用意されているのでほとんどのステムやハンドル形状に対応できるはずだ。
Edge800Jをマウントに取り付ける際は、本体底面のタブをマウント側のノッチにはまるように位置を合わせ、そこから時計方向に90°回転させるだけ。これでしっかり固定される。取り外す時はまた90°回転させるだけ、と簡単だ。オフロードライドなどラフに扱う場合はシリコンケースを本体に装着しておくと転倒や落下の際にも安心だ。
スピード・ケイデンスセンサー
こちらはまず、大きな本体がスピード&ケイデンスどちらも同時に計れるセンサーになっているので、左側チェーンステーに留めるのが一般的だろう。異なる形・サイズのゴムマウントが付属するのでそれをうまく使って固定したい。この時点ではまだ仮止めにしておく。そして、まずケイデンスを計るマグネットを左クランクに留める。こちらは両面テープ+タイラップで留めるようにできているので、センサー本体との具合のいい場所を探して固定する。この時点で、ケイデンス用マグネットはしっかり固定されてしまうので、センサー本体もそれに合わせてしっかり固定する。
次はスピード計測用のマグネット固定。スポークに挟む込むようになっているのと、本体の計測部になるセンサーアームが動くようになっているので、お互いのいい場所を探りながらしっかりと固定する。
これで車体に取り付ける機器関連の作業は完了だ。
ハートレート
心拍計であるハートレートは、素肌に装着する事になる。ガーミンのロゴがはいったプラスチック部をちょうど胸の中央にくるよう装着すればOKだ。取説には「2か所のセンサー部を事前に水で湿らせて」とあるが、走り出す前の早めに付けておけばそのうち汗で反応するようになる。
それぞれの機器をペアリング
この一連のANT+機器は初めて使う際は、通信のペアリングが必要になる。この辺りは周波数帯も含め、携帯電話などのBluetooth機器と勝手はほぼ同じ。ハートレートは、胸に装着した状態でEdge800Jを3m以内に用意すれば、本体が自動検知してくれる。意図的に接続することも可能で、作業手順としては以下となる。どの画面からも
→下段の「メニュー」をタッチ
→右下の「スパナマーク(設定)」をタッチ
→一番上の「トレーニング」をタッチ
→「心拍」をタッチ
→「ANT+心拍計」をタッチ
→『心拍計をお持ちですか?』と聞かれるので「はい」をタッチする
これで自動的にペアリングがはじまりすぐに終了する(“接続完了”のメッセージ表示)。元々「はい」となっていれば、「再スキャン」で接続を促すことができる。
スピード・ケイデンスセンサーも似たような行程で、どの画面からも
→下段の「メニュー」をタッチ
→右下の「スパナマーク(設定)」をタッチ
→一番上の「トレーニング」をタッチ
→二番目の「バイクプロフィール」をタッチ
→現在使用しているプロフィールをタッチ(通常、自転車1)
→「ANT+SPD/CADセンサー」をタッチすると、
→『CAD/SPDセンサーをお持ちですか?』と聞かれるので「はい」をタッチ
これで自動的にペアリングがはじまりやはり数秒で終了する(“接続完了”のメッセージ表示)。元々「はい」となっていれば、「再スキャン」で接続を促すことができる。
これで計測環境も整った。それではいざライドだ。次回、まずは気ままに乗ってみようと思う。
text:佐藤春道/シクロワイアード編集部 提供:いいよねっと