2011/11/04(金) - 11:57
ペアスポークシステムなど数々のパテントを得たユニークな技術を用い、ロードレースやトライアスロンで実績のあるホイールを製造しているアメリカンブランド「ロルフプリマ」が日本に上陸する。アメリカ国内での少量生産にこだわった高品質な製品群を紹介しよう。
しかし彼はトルクが掛かった状態の後輪には、半分の16本のスポークにしかテンションがかかっていないことを発見。より少ないスポークで高いテンションを保持する「ペアスポーク」構造の完組ホイールを開発したのだった。
ロルフ社は当初トレック傘下のブランドとしてスタートしたが、2001年にRolf PRIMA社(ロルフプリマ)社として独立。現在はブライアン・ロディ氏以下、10人ほどのメンバーで、オレゴン州ユージーンにある自社工場でハンドビルドの少量生産を行っている。
そこから生み出される製品は、トライアスロンを中心に、ロード、トラック、シクロクロス、MTBと多岐にわたり、北米で高く評価されている。
ロルフプリマのホイールはペアスポークをはじめ、細部にわたり様々なシステムやテクノロジーを用いることで、振れにくく完成度の高い製品を展開している。
MTB用以外の全てのモデルに内装式アルミニップルを使用。ディープリムにはジャケット式、ロープロファイルの軽量アルミリムにはピボット式と、それぞれに最適なニップル構造を採用しているのが特徴だ。
リアハブのフランジは、反フリー側がラージサイズとなり、ペアスポークを支えるロルフ独自のパテント技術となっている。フロントハブは左右フランジ間85mmのワイド仕様だ。
これらのユニークな技術・構造により、少ないスポーク数でありながら剛性・強度に優れつつも空気抵抗の少ないホイールとなっているのがロルフプリマ社のホイールの特長だ。
トライアスロンやシクロクロスなど、幅広いジャンルのトップアスリートが多く愛用しているのは信頼性の証し。ロルフプリマ社はロンドンオリンピックを目指すアメリカトラックチームもサポートし、彼らを足元から支えている。
そして今年、JSKサイクリングフォースが正規輸入代理店となることが決定。ロルフプリマが日本での展開を開始することとなった。
ロルフプリマは本国での少量生産にこだわるメーカーであるため、全て受注発注となる。最短で2週間(最大40日)での供給となる。
JSKサイクリングフォースは、本国・アメリカでの価格に限りなく近い標準価格を目指し、プロ技術を提供するロルフパートナーショップと一般ユーザー間のより良き関係を応援する。従って、輸入元からの直販・ネット通販は行っていない。
商品ラインナップは現在のところホイールセットのみの販売。2012年モデルは1月から入荷が開始される予定だ。今後の展開に期待しよう。
TdF60SL/60
TdF38SL
VIGOR
VIGOR SL
ELAN
DAUPHINE
フロントハブは独自の85mm幅フランジ設計で、ホイールの横剛性を約20%向上。
リアハブはロルフのパテントである左右異型フランジ設計を採用し、ペアスポークシステムで張力を上げ、より耐久性の高いホイールを生み出す。
前後ハブ共に、完全CNC機械加工のオーバーサイズアクスルを採用。ホイールの重量を増すことなく耐久性と剛性の高いホイールへ仕上がっている。またセラミックベアリングへのグレードアップも可能だ。
TdF4.4 ハブセット
TdF3.4 ハブセット
画期的なペアスポークを発明 エアロホイールブランドとして定評を得る
当初「Rolf(ロルフ)」としてスタートした同社。創始者ロルフ・デートリッヒ氏が、独自のペアスポークを世界に発表したのが1990年代前半のことだ。当時はホイールといえばアルミリムに32本のスポークを張ったものが定番だった頃の話だ。しかし彼はトルクが掛かった状態の後輪には、半分の16本のスポークにしかテンションがかかっていないことを発見。より少ないスポークで高いテンションを保持する「ペアスポーク」構造の完組ホイールを開発したのだった。
ロルフ社は当初トレック傘下のブランドとしてスタートしたが、2001年にRolf PRIMA社(ロルフプリマ)社として独立。現在はブライアン・ロディ氏以下、10人ほどのメンバーで、オレゴン州ユージーンにある自社工場でハンドビルドの少量生産を行っている。
そこから生み出される製品は、トライアスロンを中心に、ロード、トラック、シクロクロス、MTBと多岐にわたり、北米で高く評価されている。
ロルフプリマのホイールはペアスポークをはじめ、細部にわたり様々なシステムやテクノロジーを用いることで、振れにくく完成度の高い製品を展開している。
MTB用以外の全てのモデルに内装式アルミニップルを使用。ディープリムにはジャケット式、ロープロファイルの軽量アルミリムにはピボット式と、それぞれに最適なニップル構造を採用しているのが特徴だ。
リアハブのフランジは、反フリー側がラージサイズとなり、ペアスポークを支えるロルフ独自のパテント技術となっている。フロントハブは左右フランジ間85mmのワイド仕様だ。
これらのユニークな技術・構造により、少ないスポーク数でありながら剛性・強度に優れつつも空気抵抗の少ないホイールとなっているのがロルフプリマ社のホイールの特長だ。
トライアスロンやシクロクロスなど、幅広いジャンルのトップアスリートが多く愛用しているのは信頼性の証し。ロルフプリマ社はロンドンオリンピックを目指すアメリカトラックチームもサポートし、彼らを足元から支えている。
そして今年、JSKサイクリングフォースが正規輸入代理店となることが決定。ロルフプリマが日本での展開を開始することとなった。
ロルフプリマは本国での少量生産にこだわるメーカーであるため、全て受注発注となる。最短で2週間(最大40日)での供給となる。
JSKサイクリングフォースは、本国・アメリカでの価格に限りなく近い標準価格を目指し、プロ技術を提供するロルフパートナーショップと一般ユーザー間のより良き関係を応援する。従って、輸入元からの直販・ネット通販は行っていない。
商品ラインナップは現在のところホイールセットのみの販売。2012年モデルは1月から入荷が開始される予定だ。今後の展開に期待しよう。
Rolf PRIMA ロルフプリマ おもなホイールラインナップ
TdF60SL/60
リム | 700c 60mm高カーボンチューブラー |
ハブ | TdF4.4 シマノ/スラム、カンパニョーロ対応 |
ウェイト | TdF60SL 前後セット1395g [600g/795g] スポーク:12F/12R TdF60 前後セット1435g [620g/815g] スポーク:16F/16R (TdF60はスポークを増し、体重のあるライダーに対応) |
付属品 | チタン製クイックリリーススキューワー、バルブエクステンダー |
標準希望小売価格 | F:¥106,000、R:¥130,000 前後セット¥236,000(税込み) (2012年1月より供給) |
TdF38SL
リム | 700c 38mm高カーボンチューブラー |
ハブ | TdF4.4 シマノ/スラム、カンパニョーロ対応 |
ウェイト | 前後セット1175g [490g/685g] |
スポーク | CX Ray 14F/16R |
付属品 | チタン製クイックリリーススキューワー、バルブエクステンダー |
標準希望小売価格 | F:¥106,000、R:¥130,000 前後セット¥236,000(税込み) |
VIGOR
カラー | ブラック、シルバーポリッシュ |
リム | 700c 34mm高アロイクリンチャー |
ハブ | TdF3.4 シマノ、スラム、カンパニョーロ対応 |
ウェイト | 前後セット1490g [645g/845g] |
スポーク | CX 14F/16R |
標準希望小売価格 | 前後セット ¥103,000(税込み) |
VIGOR SL
カラー | ブラック |
リム | 700c 34mm高アロイクリンチャー |
ハブ | TdF3.4 シマノ、スラム、カンパニョーロ対応 |
ウェイト | 前後セット1450g [635g/815g] |
スポーク | ステンレススポーク 14F/16R |
付属品 | 専用補強リムテープ、スチール製クイックリリーススキューワー |
標準希望小売価格 | 前後セット ¥107,000(税込み) |
ELAN
リム | 700c 23mm高アロイクリンチャー |
ハブ | TdF3.4 シマノ、スラム、カンパニョーロ対応 |
ウェイト | 前後セット1345g [570g/775g] |
スポーク | バテッドスポーク 20F/24R |
付属品 | 専用補強リムテープ、スチール製クイックリリーススキューワー |
標準希望小売価格 | 前後セット ¥103,000(税込み) |
DAUPHINE
リム | 700c 23mm高アロイクリンチャー |
ハブ | TdF3.4 シマノ、スラム、カンパニョーロ対応 |
ウエイト | 前後セット1325g [570g/755g] |
スポーク | バテッドスポーク 20F/24R |
付属品 | 専用補強リムテープ、スチール製クイックリリーススキューワー |
標準希望小売価格 | 前後セット ¥103,000(税込み) |
ハブ (単体での発売はありません)
それぞれのRolf PRIMAホイールシステムは、下記のいづれかのハブ(TdF4.4またはTdF3.4)と組み合わされている。強度、剛性、信頼性に優れるハブが、ホイールの長期にわたる耐久性維持に貢献する。フロントハブは独自の85mm幅フランジ設計で、ホイールの横剛性を約20%向上。
リアハブはロルフのパテントである左右異型フランジ設計を採用し、ペアスポークシステムで張力を上げ、より耐久性の高いホイールを生み出す。
前後ハブ共に、完全CNC機械加工のオーバーサイズアクスルを採用。ホイールの重量を増すことなく耐久性と剛性の高いホイールへ仕上がっている。またセラミックベアリングへのグレードアップも可能だ。
TdF4.4 ハブセット
フロント | CNC機械加工、ワイドフランジ、ABIエンデューロベアリング、U.S.A. Made |
リア | CNC機械加工、チタン製フリーハブボディ、機械加工フランジ ABIエンデューロベアリング |
組み合わせホイール | TT85, TdF85, TdF60, TdF60SL, TdF38SL, Cross 58CX |
TdF3.4 ハブセット
フロント | CNC機械加工、ワイドフランジ、ABIエンデューロベアリング、U.S.A. Made |
リア | CNC機械加工、チタン製フリーハブボディ、機械加工フランジ ABIエンデューロベアリング |
組み合わせホイール | アルミアロイ Vigor SL, Vigor, Vigor RS, Elan, Elan RS, Dauphine, Cross VCX |