2012/11/22(木) - 08:40
ハワイの大自然を、素晴らしい天候の中で満喫することのできた2012年のホノルルセンチュリーライド。そこには参加した人数分のドラマがきっとあったはず。ゴール後に行われた後夜祭の模様と合わせ、取材中にゲットしたエピソードを紹介していきます。
彼女さんとお二人で参加された佐野さんは、所属するレゴンのイベントでトップツアーのホノルルセンチュリーライド参加ツアーを見事当てられたそう。彼女さんは初めてのライドイベントにも関わらず、難所であるハートブレイクヒルの上りを脚を付かずに上り切ったそうです。「新しい自転車仲間を増やすことができました」と楽しげに語ってくれました。
100マイルを完走された小林さん夫妻は、今まで160km走破の経験がなかったものの、ハワイの雰囲気と皆のサポートのおかげで走り切ることができ、いたく感動されたそうだ。でも上りで奥様が旦那様をちぎってしまい、ショックを隠しきれなかったとのこと(笑)。ゴール後には「アンタが遅いのよ!」と言われ、更にショックを受けたとか...。来年は奥様をフォローできるように、トレーニングを積んできましょう!(笑)
お揃いの紅白ジャージでご参加していたのは、中学・高校の同級生グループの還暦祝いでエントリーした「アーバンライダーズ」の3名。チーム名の由来は「坂嫌いで、(住んでいる)都会には坂が無いから」。でも今ではすっかりハマってしまい、ヒルクライムにもエントリーするようになったんだとか。還暦ということでちゃんちゃんこをイメージした赤のジャージでしたが、走っている姿はとても若々しかったです!まだまだずっと、みんなのお手本でいてくださいね。
そしてライド中によく目立っていたのは、ベールをヘルメットに付けて走っていた蓑田さん。お話を聞けばホノルルセンチュリーライドに合わせて前日にホノルルで結婚式を挙げ、そのままセンチュリーライドに参加したという、まさに新婚ほやほやのお幸せなお二人。なるほど、それでベールを纏って走っていたのですねえ。走っている最中も常にお二人一緒で、幸せオーラが漂っておりました。どうか末永くお幸せに!
そして恐らく一番頑張ったのは、ママチャリに近い仕様のレンタサイクルでなんと100マイルを走りきってしまった青木さん。自転車イベントはもちろんのこと、ロングライドすら初参加と聞いていたので、私達スタッフもまさか全行程完走してしまうとは思ってもいませんでした!
青木さんはさらに前日の事前講習会からプラクティスライド、そして翌日のモーニングヒルクライムまで全てレンタサイクルで走りきった。「一人での参加でしたが、たくさんの方に声を掛けて頂いたので完走できました。また講習会での絹代さんのアドバイスがとても参考になり良かったです」とのこと。次回はもちろんマイバイクでご参加ですね!
そしてご自身も実際に参加しながら、参加者の皆さんのサポートやプラクティスライドのガイド役を務めてくれた鶴見辰吾さんと一美(ひとみ)さんご夫妻は今年も無事に100マイルを完走。辰吾さんは上り坂では一美さんをプッシュしたり、平地ではペースメーカーになったり、風よけになってあげたりと、献身的にサポートをしていたのがとても印象的でした。
ツール・ド・おきなわ市民200kmにもエントリーするほどの熱心なサイクリストである一方で、お二人で参加するイベントでは徹底して奥様のサポートに務める辰吾さん。「夫婦サイクリストの鏡」と言ったら言い過ぎでしょうか? つい最近に納車したばかりというスペシャルペイントの愛車が更にかっこよく見えました。
同じくトップツアー催行によるアンカーツアーには、山本雅道・益子直美さん夫妻の姿も。直美さんは3年ぶりのホノルルセンチュリーライド参加だったそうで、今年は補給食や日焼け対策などバッチリ整え、完走後のビールを楽しみにやっててきたとのこと(笑)。前回はフルコースの100マイル(160km)を走るのに10時間かかってしまったけれど、今年は2時間も短縮して8時間でフルコースを走破したそう。
そんな直美さんの秘訣は、エイドステーションでの休憩を短縮し、代わりにこまめに補給のゼリーを摂っていたこと。折り返し地点のスワンジーパーク近くにあったセブンイレブンではスパムおにぎりも食べたりと、大満足できたそうだ。今回はタッチパネル対応のグローブを導入して、休憩中でのTwitterのつぶやきに挑戦したとのことだ。
私も取材の車中で何度も走っている様子を見ていたのだが、常に旦那さんからのサポート受けつつゴールを目指して走っている姿が印象的だった。翌日に「今は当分100マイルは走りたくないです。けれど時間が経てばまた参加したくなるんじゃないでしょうか」と笑いながら語ってくれた直美さん。
そうそう、走っている時はキツくても、また翌年も素晴らしい景色と雰囲気を味わいたくなる、それがホノルルセンチュリーライドのリピーター率が高い理由なのだ。そんな飾らないコメントをしてくれた直美さんに共感できる方も多いのではないだろうか。
共に走ったみんなと語らう後夜祭。面白エピソードの発表や、豪華賞品の当たる抽選会も
さて、センチュリーライドのゴールから数時間後には、トップツアーのホノルルセンチュリーライド後夜祭がマリオットホテルのパーティー会場にて開催された。
全体でおよそ2000人もの参加人数があった2012年のホノルルセンチュリーライド。ライド中には知り合うことができなかった人とだって、この後夜祭では知らず知らずの内に仲良くなれてしまう。イベント中には南国らしい、ハッピーでゆったりとした時間の流れを感じたのだが、後夜祭でもその雰囲気は全く同じだ。
素晴らしい景観やエイドステーションで食べたもの、キツかったポイント...。私もつい数時間前のできごとを思い出しながら、参加者の皆さんと一緒におしゃべりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。少し日焼けした満点の笑顔が会場のあちこちにはじけていた。
しばらくの歓談タイムの後は、絹代さんと今中さんの司会進行のもと、皆さんの大会中のエピソードの披露へ。今日一日を綴ってもらったアンケートの中から、特に印象に残ったものが皆の前で大発表されてしまう嬉し恥ずかし(?)の恒例コーナーだ。
皆さんに書いて頂いたアンケート見ていると、パンクを助けあって完走を目指していたり、初めての距離を走り切ることができた嬉しさ、参加して本当に良かったというメッセージが本当に多くあって、読んでいるだけで嬉しくなったり、心温まったり。私もレポーター兼サポート役として、少しでも皆さんの役に立てたのなら良かったなぁと思った次第。
エピソードの紹介、豪華賞品の当たる抽選会とパーティーは進み、楽しかった時間はあっという間に過ぎてパーティーはお開きの時間に。それでもまだ楽しいトークは尽きず、予定時刻から大幅に遅れてパーティーは閉幕を迎えた。
レポートは翌日午前中に行われたオプショナルツアー、「タンタラスの丘ライド」へと続きます。
ホノルルセンチュリーライド2012フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム)
ホノルルセンチュリーライド2012フォトギャラリー2(Google Picasaウェブアルバム)
後夜祭フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム)
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
彼女さんとお二人で参加された佐野さんは、所属するレゴンのイベントでトップツアーのホノルルセンチュリーライド参加ツアーを見事当てられたそう。彼女さんは初めてのライドイベントにも関わらず、難所であるハートブレイクヒルの上りを脚を付かずに上り切ったそうです。「新しい自転車仲間を増やすことができました」と楽しげに語ってくれました。
100マイルを完走された小林さん夫妻は、今まで160km走破の経験がなかったものの、ハワイの雰囲気と皆のサポートのおかげで走り切ることができ、いたく感動されたそうだ。でも上りで奥様が旦那様をちぎってしまい、ショックを隠しきれなかったとのこと(笑)。ゴール後には「アンタが遅いのよ!」と言われ、更にショックを受けたとか...。来年は奥様をフォローできるように、トレーニングを積んできましょう!(笑)
お揃いの紅白ジャージでご参加していたのは、中学・高校の同級生グループの還暦祝いでエントリーした「アーバンライダーズ」の3名。チーム名の由来は「坂嫌いで、(住んでいる)都会には坂が無いから」。でも今ではすっかりハマってしまい、ヒルクライムにもエントリーするようになったんだとか。還暦ということでちゃんちゃんこをイメージした赤のジャージでしたが、走っている姿はとても若々しかったです!まだまだずっと、みんなのお手本でいてくださいね。
そしてライド中によく目立っていたのは、ベールをヘルメットに付けて走っていた蓑田さん。お話を聞けばホノルルセンチュリーライドに合わせて前日にホノルルで結婚式を挙げ、そのままセンチュリーライドに参加したという、まさに新婚ほやほやのお幸せなお二人。なるほど、それでベールを纏って走っていたのですねえ。走っている最中も常にお二人一緒で、幸せオーラが漂っておりました。どうか末永くお幸せに!
そして恐らく一番頑張ったのは、ママチャリに近い仕様のレンタサイクルでなんと100マイルを走りきってしまった青木さん。自転車イベントはもちろんのこと、ロングライドすら初参加と聞いていたので、私達スタッフもまさか全行程完走してしまうとは思ってもいませんでした!
青木さんはさらに前日の事前講習会からプラクティスライド、そして翌日のモーニングヒルクライムまで全てレンタサイクルで走りきった。「一人での参加でしたが、たくさんの方に声を掛けて頂いたので完走できました。また講習会での絹代さんのアドバイスがとても参考になり良かったです」とのこと。次回はもちろんマイバイクでご参加ですね!
そしてご自身も実際に参加しながら、参加者の皆さんのサポートやプラクティスライドのガイド役を務めてくれた鶴見辰吾さんと一美(ひとみ)さんご夫妻は今年も無事に100マイルを完走。辰吾さんは上り坂では一美さんをプッシュしたり、平地ではペースメーカーになったり、風よけになってあげたりと、献身的にサポートをしていたのがとても印象的でした。
ツール・ド・おきなわ市民200kmにもエントリーするほどの熱心なサイクリストである一方で、お二人で参加するイベントでは徹底して奥様のサポートに務める辰吾さん。「夫婦サイクリストの鏡」と言ったら言い過ぎでしょうか? つい最近に納車したばかりというスペシャルペイントの愛車が更にかっこよく見えました。
同じくトップツアー催行によるアンカーツアーには、山本雅道・益子直美さん夫妻の姿も。直美さんは3年ぶりのホノルルセンチュリーライド参加だったそうで、今年は補給食や日焼け対策などバッチリ整え、完走後のビールを楽しみにやっててきたとのこと(笑)。前回はフルコースの100マイル(160km)を走るのに10時間かかってしまったけれど、今年は2時間も短縮して8時間でフルコースを走破したそう。
そんな直美さんの秘訣は、エイドステーションでの休憩を短縮し、代わりにこまめに補給のゼリーを摂っていたこと。折り返し地点のスワンジーパーク近くにあったセブンイレブンではスパムおにぎりも食べたりと、大満足できたそうだ。今回はタッチパネル対応のグローブを導入して、休憩中でのTwitterのつぶやきに挑戦したとのことだ。
私も取材の車中で何度も走っている様子を見ていたのだが、常に旦那さんからのサポート受けつつゴールを目指して走っている姿が印象的だった。翌日に「今は当分100マイルは走りたくないです。けれど時間が経てばまた参加したくなるんじゃないでしょうか」と笑いながら語ってくれた直美さん。
そうそう、走っている時はキツくても、また翌年も素晴らしい景色と雰囲気を味わいたくなる、それがホノルルセンチュリーライドのリピーター率が高い理由なのだ。そんな飾らないコメントをしてくれた直美さんに共感できる方も多いのではないだろうか。
共に走ったみんなと語らう後夜祭。面白エピソードの発表や、豪華賞品の当たる抽選会も
さて、センチュリーライドのゴールから数時間後には、トップツアーのホノルルセンチュリーライド後夜祭がマリオットホテルのパーティー会場にて開催された。
全体でおよそ2000人もの参加人数があった2012年のホノルルセンチュリーライド。ライド中には知り合うことができなかった人とだって、この後夜祭では知らず知らずの内に仲良くなれてしまう。イベント中には南国らしい、ハッピーでゆったりとした時間の流れを感じたのだが、後夜祭でもその雰囲気は全く同じだ。
素晴らしい景観やエイドステーションで食べたもの、キツかったポイント...。私もつい数時間前のできごとを思い出しながら、参加者の皆さんと一緒におしゃべりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。少し日焼けした満点の笑顔が会場のあちこちにはじけていた。
しばらくの歓談タイムの後は、絹代さんと今中さんの司会進行のもと、皆さんの大会中のエピソードの披露へ。今日一日を綴ってもらったアンケートの中から、特に印象に残ったものが皆の前で大発表されてしまう嬉し恥ずかし(?)の恒例コーナーだ。
皆さんに書いて頂いたアンケート見ていると、パンクを助けあって完走を目指していたり、初めての距離を走り切ることができた嬉しさ、参加して本当に良かったというメッセージが本当に多くあって、読んでいるだけで嬉しくなったり、心温まったり。私もレポーター兼サポート役として、少しでも皆さんの役に立てたのなら良かったなぁと思った次第。
エピソードの紹介、豪華賞品の当たる抽選会とパーティーは進み、楽しかった時間はあっという間に過ぎてパーティーはお開きの時間に。それでもまだ楽しいトークは尽きず、予定時刻から大幅に遅れてパーティーは閉幕を迎えた。
レポートは翌日午前中に行われたオプショナルツアー、「タンタラスの丘ライド」へと続きます。
ホノルルセンチュリーライド2012フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム)
ホノルルセンチュリーライド2012フォトギャラリー2(Google Picasaウェブアルバム)
後夜祭フォトギャラリー(Google Picasaウェブアルバム)
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
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